紅茶教室エルミタージュ * 藤枝理子のサロンマダム日記


            
STORY  15
 

「 は、会社を辞めてサロンを開きます! 」
 

SONYを退社する日に部署全員の前で宣言した言葉です。
拍手も忘れ、みんな目が点になっています。
将来的にはフィニッシングサロンを目指すというと
「 何それ? 釣り堀でもやるの??」
フィッシングと勘違い?した本部長からの渾身のおやじギャグが (・∀・)

 

上司や同僚からは、ほぼほぼ同じ反応。
「 もったいな~~い。 ソニーにいれば安泰なのに… 」
当時から女性でも働きやすい環境だったので
結婚退社はおろか、出産しても続けるかたが多く、
その他の理由で退職することは非常に珍しかったのです。
( ちなみに退職金も結婚・出産・海外赴任などと比べて
 自己都合は50%減額=半分しかもらえなかったのデス… )


そんな中、
「 僕はいいと思いますよ…、応援します。
  貴族的なロイヤルブルーをイメージカラーにしてみては? 」

そう言ってくれたのが、隣の席で一緒に仕事をしていたKくん。
彼はその後、プレイステーション事業を成功させ
ソニー㈱ 史上最速で役員になるという出世を遂げました。
さすが、10年後に訪れるサロネーゼのトレンドをも予見していたのでしょうか。


ただ…、
実際には、順風満帆とは程遠い駆け出しでした。
私は夢だけを追いかけて、地図を持たずにいきなり走り出したのですから。


持っているのは熱~~いパッションと勢いだけ。
「 知識もない、ノウハウもない、キャリアもコネもない 」
ないない尽くしの素人が始めたサロン…失敗するのは目に見えています。


結果は予想通り。
生徒さんがまったく集まらず、涙のポスティングを続け
さんざん道に迷っては立ち止まり、あちこちにぶつかっては倒れ、
自分でもずいぶんと遠回りをしたものだ…と感心するほどです。


「 こんなに苦労したのだから、一冊の本になりそう… 」
そう思って書き綴ってみたところ、200ページの大作が完成し(!)
出版にまで至ったというのが
初めての著書 「 サロンマダムになりませんか? 」 です。


20代で念願だったお教室の先生になり、
30代で思わぬ著者人生がはじまり、
人生何が起こるか、まったく分かりません。



何もなかった場所を、一人泥まみれで耕していたら、
そのうち手を貸してくれる人が現れ、
気がつくと多くのかたと一緒にシェアしながら
力をあわせて色々な花や果実を育て
気がつくと20年以上の月日が流れています…。


サロンというフィールドで育てた花を見て誰かが癒やされたり、
摘み帰った花を見て、また他の誰かを笑顔にしたり、
そんな Happyの波動 が広がっていけば
こんなに幸せなことはありません。
そう願って、今日までサロンを続けてきました。


一杯の紅茶から Happinessを!
今日という日が、笑顔と幸せで満ち溢れていますように。
そして、あなたの人生というフィールドに美しい花が咲き誇りますように…。



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