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紅茶教室エルミタージュ * 藤枝理子のサロンマダム日記
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210823/17/rico1995/64/ff/j/o0189028314990855718.jpg?caw=800)
STORY 9
「 紅茶に関してのレクチャーやイベントがあれば
どのようなものでも構いませんので、教えてください 」
イギリスのカウンシル宛に出していた手紙の返事が届きました。
そこには、ロンドンのAdult Schoolの講座情報や
企業やメーカーなどが行うセミナー日程なども書かれていました。
目を通していくと、最後にとても気になる一文が。
「 ロンドンのTeaMuseumでも、紅茶講座が行われている 」
焦る気持ちを抑えられずに、早速出向いてみることに。
館長のブラマーさんは紅茶研究家でもあり、
レクチャーも行っているとのこと…興味津々です。
タワーブリッジを渡ると、そこはバトラーズワーフという倉庫街。
その昔、紅茶をのせた貨物船がテムズ河を上り停泊していた場所で、
周辺は紅茶の取引所や、保管倉庫が立ち並んでいたといいます。
90年代の当時は、2000年のミレニアムに向け、
モダンなショップの並ぶエリアに再開発がはじめられていたところでした。
迷いながらも何とか地図の場所に着くと、
~ ブラマーティー&コーヒーミュージアム ~ と書かれた看板。
<えっ、ティーとコーヒーが一緒??>
と一瞬立ち止まってしましましたが、薄暗い倉庫の階段を昇ります。
最初に目に飛び込んできたのは、80人分の巨大なティーポット。
そして、百種類以上に及ぶポットがズラリと並んでいて、
その奥では、スタッフさんたちがティーテイスティングをしていました。
~ ここで紅茶を学ぶことができたら ~
限られた時間の中で、できるだけ多くの知識を吸収したい、
悩んでいる時間などない…そんな心境で
ブラマーさんに直接直談判です。
紅茶の勉強をするために日本から来ていることや、
どのように勉強を進めたらよいのか悩んでいることを話しました。
ブラマーさんは真剣に聞いてくださいました。
「 いつでもいらっしゃい。紅茶好きな方は大歓迎ですよ。」
それからというもの、時間があるときには紅茶博物館に通い
イギリスの紅茶史を物語るような貴重な展示品を
ひとつひとつ調べていったり、
受講した講座のテーマを文献で掘り下げていったり…
もちろん、集まる方も全員紅茶Lovers
仲良が増えていき、茶の輪が広がっていきました。
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Bramah Tea and Coffee Museum
その後移転し、新しい博物館の内装を行うブラマーさんの姿。
Edward Bramah died aged 76 at Christchurch, Dorset, on 15 January 2008.
My deepest sympathies go out to you.
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