イースターを彩るイギリス菓子　～ホットクロスバンズ～

　　　　　HAPPY EASTER　　

今日は< GOOD FRIDAY >
聖なる金曜日
イエス・キリストが十字架にかけられた日です。

なぜ、そんな日がGOOD？
ここでは良いという意味ではなく
聖なる、神聖という意味。
イースター復活祭までカウントダウンです。

イースターを彩るイギリス菓子　～ホットクロスバンズ～

イギリスではこの日にホットクロスバンズを食べます。

起源は14世紀に遡り
セント・オルバンズ修道院の修道士だった
トーマス・ロクリフがパンに十字架をデコレーションする
オリジナルレシピをつくり
1361年 GOOD FRIDAYに地元の貧しい人々に
配り歩いたことがはじまり。

エリザベス一世の時代には
この聖なる金曜日に焼かれたホットクロスバンズには
特別な力が宿るとされ
✞
病人に食べさせると病が治癒する
家の中に吊るしておくと災いから遠ざける
友人と分け合って食べると友情が深まる

などなど、悪霊を追い払い、幸運をもたらすと
言い伝えられ、伝統的な食べものになったのです。

甘いパンにフルーツなんて当時は贅沢品。
年に一度だけ口にすることができるご馳走だったのでしょう。

もともとは
聖なる金曜日にいただく特別なパンでしたが、
イギリス人はこのホットクロスバンズが大好き。
今は一年中、近所のスーパーでも手に入ります。

基本的にはレーズンとミックススパイスがきいた
ロールパンなのですが、
私はこの組み合わせが苦手…。

写真のホットクロスバンズはオリジナルレシピ。
甘めのパン生地にオレンジジュースを練り込みほんのり春色に
そして、オレンジピール・レモンピールで爽やかに…
この生地がモチモチしてすっご～く美味しい！

パンに十字を切り込む＝悪魔を追い出す
気合を入れてクロスを描きます　👿
もちろん
ホットクロスバンズの歌をうたいながら。