~ 藤枝理子 サロンマダム日記 ~ 英国式紅茶&マナー教室 エルミタージュ



 ガラスのティーポットの透明感が大好き 雪の結晶


 フレッシュなフルーツやハーブティーをいれて
 キャンドルを灯せば、素敵なティータイムのはじまりです。


 私が愛用している、このガラスのポット。

 サロンをはじめた頃から、もう10年以上愛用してます。


 このドイツ製のティーポットはイエナガラスといって、
 チューリンゲン地方イエナの街で生産されていました。

 旧東ドイツ、ちょうど東西ドイツの国境に位置していて、
 数えきれないほどの Manufaktur がありました。


 このあたり磁器やガラスの工房は、
 マイセンやKPMに代表されるような
 昔ながらの技術を伝承する、まさにマイスターの技…
 イギリスの磁器生産の工場とは、
 ひと味もふた味もちがった職人気質が流れています。


 東西ドイツ統一のあと、工房の閉鎖が相次ぎ、
 世界的なガラス技術を誇ったイエナガラスも、
 ついに工場閉鎖という悲しいお知らせが届きました。


 HARIO をはじめとして、似たような

 ガラスの TeaPot は沢山ありますが、

 この計算し尽くされたハンドルと円形フォルム、

 注ぎ口の切れ、

 そして一番のお気に入りは

 このボコッとしたまん丸~い蓋の持ち手

 この大きさが絶妙なバランスで、なんとも可愛いの ラブラブ


 ジュヌビエーヴ・レチュ という今はなき自由が丘の
 雑貨屋さんでみつけてから、早十数年
 サロンでも人気のグッズだったこのティーポット、
 残念で仕方がありません。


 STORYの取材  に登場させていただいたあと、
 『 どこで購入できますか? 』

 というメールも沢山いただきます。


 すでに在庫はゼロとのことですが、

 サロンには数個まだございます。 

 マイスターのディテールへのこだわりを

 手にとって感じてみてくださいね。



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