千と千尋の神隠し@御園座 | 薔薇色diary

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観劇が好き。
観劇にまつわるモロモロも好き(^^)
非日常の世界に身を置いて、めくるめく音楽の洪水を浴びる素敵。紡ぐ言葉の素敵。

そんな素敵を語ります

舞台
千と千尋の神隠し

4月、御園座での公演は明日が千秋楽です。
今回も御園座ではチケットが当たり、見ることができました。
3月帝劇で観劇したキャストとは違うキャストです。

ロンドン公演が予定されていたり、同時期に国内ツアーもあったりと、キャストの数も昨年までのほぼ倍に増えるほどの大所帯、ここ御園座の初日キャストは川栄ちゃんが初日カテコのご挨拶で言っていたように、全員御園座初!ということにも驚きました。え?

ってか、初日のプリンシパルの方たちの中には初演再演そして今回と御園座三回目だったり二回目だったりの方たち、いらっしゃいます🤗






初日、二日目と

御園座で二人の千尋を観ましたが

やはり何度観ても素晴らしい作品。


観客は千尋を通してこの不思議体験をして、そしてラストの現実世界へ戻れた時には思わずホッと胸を撫で下ろす。

その世界観、臨場感。

充実感に包まれながらも、今見たのは幻?と思うほど現実味がないのですが、無事戻って来れた千尋と共にじわじわ感動を共有するラスト、音楽との相乗効果もあって泣けますね。


キャスト、それぞれの個性が光るので同じ千尋でもそれぞれの千尋でした。

最初は李奈ちゃん桃ちゃんと思ってもだんだん千尋に見えてくるというか、いつのまにか千尋そのものになっているんですよね。

これはハクやリン、湯婆婆にも同じく、原作に忠実なだけに臨場感もすごくて、キタキタキタとなります 笑

ハクは本当に優しいハクで、つい思い入れしちゃいますし

リンもサバサバ優しくて良い味です。


帝劇で見た時も確かアンサンブルは油屋組でした。

今回も油屋組、前回からの格段の進歩を舞台の端々から感じました。

やはり見るたびそれぞれの人たちの裏の役割の多さや大変さも透けて見えてきます。

この大変な舞台をスムーズに動かすのにそれが必要不可欠なのがよくわかるし、

そして何度見てもわからない仕掛けが散らばり、それが観客を惹きつけてやまないと思う。

もちろんそれはジョン・ケアード氏の演出、アイデアの素晴らしさの賜なのですが、

オクサレ様の全てのシーン、カオナシの七変化、

パペットたち、

ドアやエレベーターやお花たち全て、

その基盤の上で演じるキャストの方たち。

全てが上手く噛み合った舞台からの感動は計り知れません。

改めてなんて奥深く、計算され尽くした作品なのだろうと思いました。



余韻は続いていますね。

未だ。



余韻続きで東宝モールをのぞいたら

カオナシピンズ御園座versionが出ていました。

えー知らなかった!


これはきっと各地バージョン出ますね。