イセエビ、イボイワオウギガニ、モクズガニと博物館からのご依頼で剥製を制作させていただきましたが、この度もまた同博物館から剥製制作のご依頼をいただきました。

 

こんな無名の素人をご贔屓くださりありがたい限りです。

 

 

 

 

 

今回のご依頼品はガザミです。

 
 
 

これまでにガザミは何度か制作してきたのですが、

 
 
 

実を言うとガザミは制作難度が高すぎて納得のいくものが作れていません(>_<)

 

 

 

過去作がこちら↓ 

2014年制作

 

 

 

2017年制作

 

ご覧の通りちょっと残念な仕上がりになっています。

 

 

 

今回は5年ぶりに挑戦することになるのですが、当時よりは上達していると信じ、より良い作品に仕上げられるよう頑張ります!

 
 
 
 
 

それでは制作開始です。

まずはボイル。

毎度のことながらこんなに変わり果てた色に・・・。

これをあの複雑な色彩に再現しなければいけないと思うと先が思いやられます。

 
 
 
 
 

続いて除肉。

殻を壊さないように肉を取り除きます。

 
 
 
 
 
ポーズを整えて乾燥させます。 
 
 
 
 
 

充分に乾燥したらいよいよ塗装です。

 
 
 
 
 
まずは脚→ハサミ→甲羅と大まかに色を塗り分けていきます。 
 
 
 
Now 塗装中... 
 
 
 
Now 塗装中... 
 
 
 
大まかな塗り分けが終わったら、 
 
 
 

気合を入れて細部を塗装します!

どうでしょう?

気合の入り具合が伝わるでしょうか(笑)

 
 
 

この画像を先方に送りご確認いただいたところOKをいただきましたので、

 
 
 

コーティングして完成です!

 
 
 

✨+゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚✨

 

これはなかなかの出来映えではないでしょうか。

自分で言うのもおこがましいですが、今まで作ったガザミの中で間違いなく最高傑作です!

時間をかけて塗装しただけの仕上がりになりました。

 

先方からも素晴らしいとのお言葉をいただき、剥製制作歴15年の集大成がここに結実したように感じます。

 

一度も成功したことがないものを博物館での展示用に手掛けるというのはかなりのプレッシャーでしたが、無事成功したのでホッとしています ε-(´∀`*)ホッ

 

お披露目される日が楽しみですね。

 
 
 

しかし博物館からのご依頼シリーズはこれで終わりではないんです。

サワガニ、ハマガニ、イシガニと続けてご依頼をいただいておりますので、こちらも成功させることができるように頑張ります。

 

プレッシャーとの闘いはまだまだ続くのでした😅