焦る。
「結局精神状態は逆戻りかい?経験してもそこから何も変わらなかったら経験しなかったも同然だ」
沈黙
「少し煽りすぎたかな?まあいい、で、いつもの悩みだね」
そう、なんで彼女できないんだろ。ここまでくると、私に好意を寄せる他者なんてどこにも存在しないのではとも思えてくる。自分なんか価値のない人間なんだよ。だから、誰にも愛されない、そんな運命さ
「ははは!まるで変わってない。いいかい、いつも言い聞かせてるだろ。その心意気は他者に伝わっちまうぜ。ナルシストでいいんだよ、想像しな、自分が女と歩いてる姿を、その理想に近づくために努力はしてるじゃないか。」
でも、できない。やっぱりこれは運命なんだ。
「おwもwしwろwい。運命という言葉に縋りすぎだよ、本質的には何も解決しないぞ。」
もうさー、適当な女の子とさー、付き合ってさー
彼は遮るようにしてこう言った
「それは端的に言って◯ね。そんな普通の子ですら彼女にできなかった男が何を言ってるんだw」
「もう、ここで言ってしまえばブログの記事としてもう言わぬな?」