リッキーは初めての環境でも物怖じしない。
しかし、ケージの中では声も出さず、ただただじっとしている。

リッキーはマウンティングがすごい。
すみれから離すと、私の脚にしがみついて腰カクカクしまくり。
元飼い主をエレベーター前で見送ってる時も、私の脚から離れない。

部屋に戻ると、何度かかすかにヒンヒン言ったが、すぐにすみれを追い回すので、「ハウス」とケージを指さすと、自分で入った。
今までケージに入ったことがないので、「ケージは人にあげてしまった」と言っていたが、飼い主の入院中はペットホテルに預けられたので、慣れたのかも。
またホテルに預けられたと思ったのかもしれない。

すぐに、歩いて動物病院へ。
マーキングしたくて、ふらふらと落ち着かない歩き方。
途中、数回マーキング。


リッキーかんたんな健康チェック&便検査&超音波(シュナウザーにありがちな症状のチェックのため)。
犬歯の根本に歯石が多少あるが、まだ削り取るほどではないとのこと。
全て問題ないので、ついでにワクチンを打ってくれる。


手術は15日まで予約いっぱいだけど、先生に泣きつくと、6日に入ってる予約の後にやってくれることになり、ほっとした。
2週間もケージ暮らしは可哀想だし、あのマウンティングぶりでは、すみれもノイローゼになってしまう(^^ゞ

帰りは公園へ寄って、散歩の様子を見た。
散歩と言うより、マーキングのためにうろうろしてるだけだ。
ウンチもした。
オイデ、コイ、などと言うと、来る。ダメというと、すぐやめる。
アイコンタクトもできるし、よく言うことを聞けるが、概して落ち着かない。

帰宅してケージに。
「ハウス」と指さすと、自分から入った。


リッキーしばらくして、ためしにフリーにしてみると、すみれを追い回してマウンティングしようとし、すみれのケージにマーキング。
一度も家の中で排泄したことがないそうなので、すみれがいなければしないのだろうが、これではフリーにできない。
ケージにありあわせのネットを継ぎ足して、動き回れるくらいに広げる。
シーツを床と壁のように敷き詰め、しつけ用の匂いスプレーをかけるが、シーツの上で座ったり、寝そべったりしている。

午後6時半頃、食事。
リッキー持参のドライフードに、茹でた刻み野菜MIX・焼いたラム肉の刻み(いずれもすみれの常用)を、ごく少量まぜる。
すみれのゴハンにはドライフードは少量しか入れないが、リッキーは新しい飼い主のやり方に順応できるよう、ドライだけでも食べられるままにしておかねばならない。
でも、すみれのゴハンと匂いが違いすぎてもまずいし、何より、日に2度のゴハンを楽しみにしてほしいので、野菜と肉は交ぜることにした。

リッキーの食べ方はおもしろい。
初めに何度か食器から少しづつ床にこぼして食べ、そのあと食器から直接食べる。
時々、ドライフードをぽりぽりかじる音がする。
肉の匂いに戸惑ったようだが、すぐに肉と分かったのか、がっついていた(笑)
こぼした野菜をよけていたが、最後は食べた。

食後に、デンタルトリーツ3Mを1/3本(当家の犬と同様に)。
最初は「なにこれ?」みたいに戸惑ったふうだが、すみれが座ってかじるのを見て、立ってかじりながら食べた。

8時頃、裏の公園へ。
行きも公園も帰り道も、マーキングに夢中だ。


リッキー帰宅後、ずっとケージに入れる。
かすかにヒーヒー言ったようだが、就寝時も静かにしている。
私とすみれは、いつものように寝室で寝たが、リッキーの声は聞かなかった。


リッキーは未去勢なので、マウンティングとマーキングが激しい。
室内トイレができないが、室内排泄の経験が全くないので、粗相はしない。
戸外へ連れて行かれるまで、オシッコもうんちも、ひたすらガマンする。



リッキーリッキーは遺棄犬ではない。
私の親戚の70代夫婦2人暮らしの家で大事に飼われていた。
夫のほうは、私の血縁だ。


リッキーは5年前に、まだ元気だった妻がペットショップで「衝動買い」して来た子だ。
妻はかつて、ミニシュナ(♀)を飼い、一度は子を産ませ、生まれた2匹のうち1匹は夫の弟が引取り、1匹は手元に残した。
どの子も可愛がられて幸せに天寿を全うしたが、それも20年前のことだ。

夫婦2人暮らしになって久しく、心臓病その他の重複疾患で手術・入退院を重ねた夫の病状も安定したので、またミニシュナのいる暮らしをしたくなったのだろう。
これから15年も生きるリッキーに対し、70代の自分がリッキーを看取るまで飼い主責任を果たす自信があるか考えたどうかは知らないが、自分には自信があったのだと思う。

ところが、リッキー2才の時、そのチョー元気な妻が長期入院となった。
毎日、妻を病院へ見舞う持病持ちの夫のために、リッキーは東京のマンションに住む夫妻の息子が預かった。
共働きで小さな子供がいて犬を飼った経験のない息子夫婦には、元気ざかりの2才の未去勢オス犬、しかも排泄のため日に3度も散歩が必要なリッキーの世話は、大変だったろう。
でも彼らは、動物健保にも加入するほどリッキーを大切にしてくれたようだ。

妻が退院して元気を取り戻すと、今度は夫が入院した。
やがて2人とも元気になった1年前、リッキーは夫妻の元へ帰ってきた。
その直後に妻の病状がぶり返して入院したが、この6月に退院した。
ところが、75才になった妻はまさかの要介護5状態となり、78才で身体に数種の爆弾抱えた夫が自宅で一人「妻を」老々介護する身となった。

今回、私がリッキーを急きょ引き取ったのは、夫が介護疲れもあって心臓病が悪化し、緊急入院したことがきっかけだ。
幸い、最悪の事態を免れて退院したが、引き続き、妻を介護する毎日が待っている。
この上、リッキーの世話までは無理そうなので、私が引き取って里親探しをすることを提案していた。

私も難病手術から生還して4年、病気の正体を知った時は念願の遺棄ペットのための活動を諦めたが(体力4才児並みの身体になったため)今年は体調がかなり回復したので、「犬を預りやすい」マンションに引っ越した矢先だった。

5年前の年賀状で赤ちゃんリッキーの可愛い写真を見た時に「70才過ぎて子犬を迎えたの・・・?」と一抹の不安がよぎり、以後、妻に会うたび、リッキーのことを聞いていた。
今おもえば不安的中、じゃなくて、リッキーは必然のように私に犬生を託しに来てくれた。
神様に感謝だ^^

ボクはリッキーでつ。


リッキー-リッキーだよ!ある日、大好きなお父しゃんのクルマで、すみれんちに来ました。
ボクは、すみれとすみれのママに会ったのは初めてでつ。
なのに、お父しゃんはボクを置いて、一人で帰ってしまいました。
ボクは、まだよく訳がわからないのでつ。



事情により親戚の家(一戸建)で飼えなくなったため、きゅうきょ当家(マンション)に引取りました。
しばらく当家で様子を見てから、里親さん(新しい飼い主)を探す予定です。


リッキー
ミニチュアシュナウザー ♂ 5才(2004年10月生まれ)
体重8.4キロ(適性体重)


10月4日昼前に当家へ。
昼過ぎ、動物病院にて健康チェック。

10月6日去勢&臍ヘルニア手術済



リッキー-病院でもオリコウさん健康状態良好
(便検査、腹部超音波、血液検査済)
動物病院でも、じっとしていられるオリコウサンです。


リッキー-すみれは冷たいオンナだぜ当家には、先住犬のミニチュアダックス「すみれ」がいます(7才♀避妊済)
すみれは犬がニガテです(^_^;


リッキー-お疲れさまリッキーの日々の様子を、当家へ来た事情も交えて綴って行きます。