ベビレ(ベイビーレイズ、ベイビーレイズJAPAN)とは何だったのか | The Tiger loving summer

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昨年の9月24日
富士山麓、山中湖畔で6年の歴史に幕を降ろしたアイドルユニットがあった。

ベイビーレイズJAPAN...

その解散の発表がなされたのが、7月25日

自分は、その6年の歴史のうち、最後の5年間を(全部では全然ないけど)見てきた。

あの日から、ずっと考えてること
自分にとって、ベイビーレイズ、ベイビーレイズJAPANとは
ベビレとは何だったんだろうと。

彼女たちの名を知ったのは
2013年の4月13日

当時、モノノフだった自分が参加してた
西武ドームでのももクロのライブ

そこで、愛夏から3rdシングル”JUMP”リリ―スのフライヤーをもらったのが最初。

ももクロ以外のアイドルを全く知らなくて
さすがに悪いなと思って、ネットを検索

ブログや、ツイッター、YouTubeなんかで情報を漁ってるうちに
次第に楽曲にハマって行って

8月ごろには
当時、東北の仙台に住みながら、一度も見ることのなかった
"あまちゃん"の挿入歌、“暦の上ではディセンバー”が有線から流れてきて初めて聴いた時に
「あれ?ベビレ?」って気づくぐらいにはハマってた。

10月、ベビレ初の全国ツアーで、初めてライブに行って
12月22日の新木場で、1500人に達しなかった動員を複雑な表情で報告するメンバーを見て、
初めて、アイドルが予定調和でないと、成功が約束されたものではないと悟って

今、見れるだけ見ないといけないと肝が据わった。

ベビレはヲタの覚悟を初めてさせてくれたアイドルだったと思う。

あの12月から、自分が思っていたことはただ一つ
「このユニットの行く末を見たい」

それが、
ももクロで、息つく間もないように成功だけを見せ続けられてた自分が
そういった、成功体験だけでなく
進んで、戻って、成功もあれば、失敗もして
そんな感じで進んで行く、人生の縮図のようなものをステージ上で体現してくれてるベビレに対して持った感情だったと思う。

自分がベビレに感じるエモさというのは
そういった、起伏の激しい道を、一緒に歩めたという実感だとも思う。

2013年紅白での無下な扱い

2014年
Re:虎威で、順調に1500人集めたこと
一徹野音での署名発表
署名集め、武道館決定
そして、武道館を半分ほどしか埋められず
決意表明とJAPANへの改名

2015年
年明けからの、低調なパフォと虎ガーの離脱
春ツアーから3周年にかけての復調
そして、“夜明けBrnd New Days”というアンセムの誕生

特に夜明けは、武道館後のこの時期
メンバーだけでなく、虎ガーとともに育った曲だと思う。

大きな武道館という目標を達成した後
ベビレに関わる全ての人間が進むべき道を照らした曲だったと思う。

だからこそ、多くの人の心を掴んだし
あのツアーを知らない新しい虎ガーたちにとっても大切な曲になったんだと思う。

2016年
自分は、転勤で九州に移り
仙台にいた頃ほど現場には行かなくなった。
その年のTIFで
飛び交う焼夷弾の下で叫んだ"イェッタイガー"
悲しくて悔しくて
一緒にコールしてくれた、えっふーさんがいなければ
いったいどうなってただろう。

動画で見た@JAMでのメンバーの涙

半分しか行かなかった、69EIF

2017年
この年ぐらいから、極端にライブが少なくなった気がする。
その中で行われた野外3連戦

最終戦、東武動物公園で歌われた“僕らはここにいる”

2018年
5月にあゆくまとの対バン、野音のあと
音沙汰なくて...

TIF前に解散の発表...

記憶をなくすほど叫んだTIFのスマイルガーデン

もう、出ないってくらい涙流した
9月23日の前夜祭
そして、それ以上にずっと泣きっぱなしだった9月24日のラストライブ

彼女たちの6年間に幕は下りた
自分の5年間にも幕が下りた

初めて言葉を交わしたアイドル
初めて握手を交わしたアイドル
初めて自分の名を呼んでくれたアイドル
初めて運営と話したアイドル
初めて御家族と話したアイドル...

いろんな初めてを体験させてくれたアイドルだった

ヲタ卒するかもとも思ってた自分は、未だにDDやってる...

彼女たちは、舞台に、モニターの向こうに、活字の上に、そしてライブハウスにと新しいステージに上っている。

自分にこの5年間
人生の縮図のようなステージを見せ続けてくれたベビレ

彼女たちは、自分がアイドルに何を求めるのかを教えてくれた
自分はアイドルに、その生きざまを求める。
生き様をステージで表現してくれるアイドルが好きだ。

成功だけではない、
失敗も、後退もある
だけど、絶対にあきらめないステージ
そんな、人生の一部を感じさせてくれて、一緒に歩んでいるという実感をくれるアイドルが好きだ。

行く末を見届けたいと望んで、
そのとおり見届けさせてくれたユニット

 

ベイビーレイズJAPAN

たぶん自分は
彼女たちの6年間を
共に歩ませてもらった5年間を

あの汗と苦労にまみれた

でも、何者も並ぶべくもない
とてつもなく煌びやかな日々を

決して忘れることない




2019年9月24日
あの山中湖から1年を経て