最近、朝井リョウ氏の「正欲」という作品を読みました。さらに、この作品が映画化されていることを知り、その世界にさらに深く没入する機会を得ました。
この作品には「読む前の自分には戻れない」というキャッチコピーがありますが、私には特に新鮮な感覚ではありませんでした。
なぜなら、私は常に相手の気持ちを完全に理解することは不可能だと思っているからです。
私たちは、他者になり変わることはできませんし、完全に同じ感情を共有することも不可能です。
だから、「その気持ち、わかるよ」と安易に言うことはできません。
そして、多様性、多面性の時代と言われる今、他者の個性を「認める」「受け入れる」という表現には違和感を覚えます。
人はそれぞれ異なるもので、一つの基準に当てはめることはできません。
だからこそ、私たちはまだ知らない世界や事実がたくさんあるという認識を持つことが重要です。
人はそれぞれ独自の人生を歩んでおり、多様な経験によって自分の世界を形成しています。
そして重要なのは、人それぞれの特性や考え、志向を持ちながら、生きづらさや居づらさを感じない社会をどう作るかということです。
小説や映画は、私たちが経験していない世界を見せてくれます。それが現実になった時、私たちはどう思い、どう行動するかが重要です。
一人一人が自分の特性を認識し、自分らしさを大切にする。そして、それによって生きづらさ、居づらさを感じない。
そういった世の中にしなければいけないと思います。
みなさんはどう思いますか?