プロフェッショナルの吉永小百合さんの回で、「今まで何回もオファーしたのにどうして出て下さらなかったんですか?」かと聞かれて、「私はプロフェッショナルじゃないからです」というやり取りがあった。

あまちゃんでカミングアウトしたように、エンターティメントの演劇はバイプレイヤーのレベルが高ければ何とかなる。

このおかげでアイドルが出演しているドラマは本編に極力絡まない形になった。

 

プロを専業で食える人とすればおかしな話だけど、エンターティメントというのを素人のままでいないといけない場合がある。

アナザーストーリーのドリフ特集を踏まえてお笑いの歴史を考えると重要なポイントになる。

80年代バラエティーが始まった時代二大勢力があった。

ドリフターズとひょうきん族だ。

組み合わせはこうなる。

 

ドリフ    =素人×アドリブ禁止

 

ひょうきん族=プロ×アドリブ有り

 

90年代に入るとここに関東、関西という要素が入って来る。

 

とんねるず=素人×関東

 

ダウンタウン=プロ×関西

 

ダウンタウンはアドリブ有り、99はアドリブ無しで形はどんどん複雑になる。

 

21世紀に入ってM-1が始まると賞レースがメインになるから素人であり続けるのはとんねるずだけになり、こういう形が99%になった。

吉本所属芸人対その他じゃなく関西出身者対その他というややこしい構図が生まれる。

これは新型コロナで誰もが忘れた去年の騒動も事務所内でこういう構図が出てややこしい話になった。

ここら辺を今オードリーとかさま~ずとかが面白く言っている。

 

お笑いファンと一口に言ってもプロ派と素人派がいる。

とんねるずは実質独占市場で素人派なので、お笑い何とか世代とか、お笑い芸人がユーチューバーの記事で一緒にするとかは話に無理が出て来る。

ジャンルとしては同じだけどファン層が全然違う。

前に書いたアイドルが音楽派のハロプロ、韓流系とリアクション芸系に分かれるのと同じだ。

オチとしては個人的に素人系しかよく分からない。