こんにちは😃
蒸し暑い夏真っ盛り。
湿度が苦手な私はこの季節が一番苦行です。



息子が中学生の頃、私は常識を気にしていました。常識的な人であろうと、社会に求められる母親、女性、人間性であろうと、頑張っていました。



それは、息子が発達障害だから、母親としての私は正しくいなければならない…と謎の思い込みで、いい人ぶっていたわけです。


私は普通の人(本当はファンキーなのに、隠してる)と思い込んでで、そうやって思い込むことで、自分を上げ、発達障害の息子を下げるという、ナチュラルに見下しをしていたのです。



まあまあ最悪な母親です。



見下しをするということは、自分が劣っていることを無自覚にも認めていることなのに。当時の私はそんなことを知らず、えらぶっていたのです。



中学生の息子には、不登校になってからは、極力距離を置いて接していましたので、何かを言ったということではないです。



距離を置くようになったのは、私のせいでした。

学校に行かない息子に業を煮やして、私は何度も何度もお説教してしまったんです。無理やり行かせたその日、息子は渋々登校し、待ちに待った転校生として脚光を浴びるように派手に紹介されました。



あの頃は311の直後。震源地の近くから関東に移り住んだ私たちに、クラスメイトの間には目に見えない違和感や偏見のようなものがあったのかもしれません。
その翌日から、息子はまた学校へ行かなくなりました。



私はただ「学校は行くもの」と思い込んでいた。けれど、それを押しつけたことで彼はひどく傷つき、深く悲しんでいました。



「自分のことを理解してくれない親だと思っていた」と、彼は大人になってからぽつりと話してくれました。
その頃から息子は心を閉ざしていきました。



あの時の私のせいで、息子の多感な思春期は重く、苦しいものになってしまった。
自分を受け入れられなくなって、自分の体を傷つけるようになってしまったんです。
私は、そのことに全く気づいていませんでした。



真夏に長袖を着ていたのは、冷房が寒かったからじゃなかった。
腕に傷があったから。
それを知ったのは、息子が成人してからのことでした。
毎年、夏が来ると、少しだけ思い出します。



私は何も知らなかった。
何も見えていなかった。
「母親なんだから」
「社会ってこういうものだから」
と、わかったような顔をして、偉そうにしていたのです。



選ぶ権利を、彼から奪っていたんです彼がまだ中学生だった頃。



私は、自分が「正しい」と信じていることを押しつけて、彼の声をちゃんと聞こうともしませんでした。
だから当然、親子関係が良くなることなんてありませんでした。



心の距離はどんどん離れていって、改善されたのは――彼が成人してからのことでした。




私自身、子育てが一段落して、やることがなくなった頃。ぽっかり空いた心の穴に向き合うようになり、「自愛」や「潜在意識」、「セルフイメージ」という言葉に出会いました。



そしてようやく、自分自身を見つめ直すことができたんです。




自分を否定し続けていたのは、私のほうだったと気づきました。




そうして、私が自分を理解し、自尊心を取り戻したとき――やっと息子との関係も少しずつ変わりはじめました。




つまり、親子関係がよくなったのは、
「私が子どもを変えようとしたから」ではなく、

「私が私自身を理解し、整えたから」なんです。




だから今、子育てに悩んでいる親御さんに伝えたい。
これは、時間のかかる話かもしれません。中学生の頃に不登校になった息子との関係が、回復するまでに何年もかかりました。
でも、今すぐできることもあるんです。





それは――
親である自分が、自分の自尊心を取り戻すこと。

子どもを心配するよりも、まずは自分のご機嫌をとって、機嫌よく楽しく生きること。



それが、子どもにとっての安心になります。



親が楽しそうにしていれば、子どもは自然と話しかけられるようになるんです。




反対に、親が心配ばかりしていたら、子どもは「自分のせいで親を困らせてる」と思い、罪悪感や不安を抱えてしまう


その不安定さが、子ども自身の未来に対する悲観を生んでしまいます。




親が不安で、子どもも不安で。
そんな親子がそろって悲観していたら、人生そのものがもったいないでしょう?



だから私は今、あのときの自分にこう言いたい。
「まずは、あなた自身を大事にして」と。





学校に行く・行かないは、
すぐには変わらないかもしれません。
でも、それよりも大事なことがあるんです。



不登校の問題は、
「学校に行くこと」だけじゃないですよね。




本当は──
親子の信頼関係
母親自身の孤立感
自分を責める罪悪感

…これらが積み重なって起きているもの。




✔️ 子どもが学校に行かない

✔️ 声をかけると無視、もしくは怒鳴り返される

✔️ 注意すれば暴れる

✔️ 家の中での居場所がなくなる

✔️ 夫にも相談できず、ひとり孤独に泣く

✔️ 子どもがゲームやスマホ漬けで昼夜逆転している

✔️「もう何もしない方がいいのかな」と諦めかけている

✔️ 家族に理解されず、「甘やかしすぎじゃない?」と責められる

✔️ SNSやネット検索ばかりして、余計に不安になっている

✔️「私が笑っていれば大丈夫」と無理やり作り笑顔で過ごしている



「なんでうちの子だけ…」
「私の育て方が悪かったの?」
「なんとかしなきゃ…」



そう思うたびに、
母親は子どもを“変えよう”としますよね。



・登校をうながす言葉
・心配から出る小言
・時には泣いて訴える



でも、子どもは変わりません。
むしろ、もっと心を閉ざしていきます。
暴言・暴力・無視──最悪の連鎖です。




「子どもを変えようとすること」が関係を壊していたんです。



これは誰もがハマる罠です。
「なんとかしなきゃ」と思うほど、子どもは離れていきます。









次回は
自分を大事にするってどういうこと?
どうやるの?
どんな効果があるの?について書いていきます。



ちなみに最悪だった親子関係が、最良に。
こんなことが起きてきます。
↓↓↓



💬 子どもが急に「ありがとう」と言った

💬 小さな会話が生まれた

💬 親子で笑う時間が少しずつ増えた

💬 子どもが少しずつ生活リズムを整え始めた

💬 「今日こんな夢を見た」など、何気ない話をしてくるようになった

💬 イライラしても、物や人に当たらなくなってきた

💬 自分の感情を「ムカついた」「悲しかった」と言葉にできるようになった

💬 外に出ることへの抵抗が、ほんの少しだけ和らいだ

💬 「お母さん、無理しないでね」と言われて涙が出た




子どもが変わるカギは、母親自身の内側にあるんです。