今週、Oxford Univ Pressが今年の流行語大賞にRage baitを選んだというニュースが飛び込んできました。

Baitは、「エサ」。

動物園の裏部屋で飼育員がニンジンを切り刻むイメージでしょうか。

Rageと組み合わせると、

(n.) Online content deliberately designed to elicit anger or outrage by being frustrating, provocative, or offensive, typically posted in order to increase traffic to or engagement with a particular web page or social media account.

を意味するそうです。

 

OUPは、選定方法や候補に残った他の流行語をサイトで紹介するなかで、2020年はそれまで馴染みのなかった言葉が次々登場した異例の年だった、としています。

Covid -19、pandemic、 lockdown、social distancing―

OUPはこの年、大賞を選びませんでした。そして、その理由をレポートにまとめました。

前々回のブログでも書きましたが、コロナは思いもよらないところに爪痕を残していて、余波が続いています。

 

今週、松江では…

 

寒い寒いと騒いでいたのが嘘のように元気になったヘブン先生。

寝込んでいてできなかった執筆活動を再開しますが、筆が進まない様子(12月5日・第50話)。

アト、ヒトツ…何か良いテーマはないか

 

この時のセリフ、one final pieceを聞き逃さなかった方、well done(スバラシ)!

Pieceなんですね。

手掛けているものが完成間近であり、最後の一つが見つかれば終わりが訪れることを示唆しています。

 

ビジネスの場などで、目標達成に向けた努力や顧客へのサービス提供において、「もうワンプッシュ」「最後のダメ押し」といった意味合いで、one extra mileという表現を使います。

これだけやったからもういいだろう、と済ませないで、やれることがまだ残ってないか考えましょう、というわけです。

ワシントンDCには、このエクストラ・マイル精神にちなんだ人々を刻んだマンホールのような碑が中心部にあり、私も行ってみました。

 

ついでなので、「テーマ」について触れておくと…

一般に、外来語として日本に定着しているのに、英語での本来の意味と微妙に違う単語があります(例:ナイーブ)。

「テーマ」も、そのままthemeと言い換えてしまいそうになりますが、文脈次第ではtopicやissueとするほうが適切な場合が多いように思います。

 

2026年が近づき、中間選挙がらみの話題がじわじわ増えているように思います。

先月、米国で民主党の世代交代が着実に進んでいることを感じさせる出来事がいくつかありました。

パンデミックから5年たった世界はどこに向かっているのでしょうか。

 Have a great weekend!