「シャラップ」が再登場!

床に伏せっていたヘブン先生がわざわざ起きてきて(笑)、癇癪を爆発させながら主人公と教え子の会話に割って入る場面です(12月3日・第48話)。

先生、その元気があれば治ります!

 

シャラップを取り上げたブログはこちら。使い方を誤ると横暴に聞こえる、という話でした。

今回は二人に向かって怒鳴る場面なので、用法としてはこれでよいように思います。

 

また、週末の旅行番組で、プレゼンターのカルメンがOMGを使っていました。ブログでは、OMGのGに注意という話でした(リンクはこちら)。

 

シンガポールで、自らのルーツでもあるプラナカンの文化を伝える施設を訪ねたカルメン。

伝統衣装を見て、「Oh my goodness」。繊細な飾りのついた靴を履く場面で、「Gosh」。

2連発でしたが、Godではなかったです。

 

番組の最後でカルメンは、幼い頃家族で移住したオーストラリアで、よその家と自分の家の家具や調度品が違うことを気恥ずかしく(embarrassed)思っていたと語り始めます。

そして、今までプラナカンのことを知らなすぎた、お母さんに本当に悪かった、と涙ぐみます。

カルメンの年齢から逆算すると、シンガポール独立後の混乱期のことかもしれません。

 

MBAのクラスメートに、インドのビジネスマンがいました。

パキスタンが東西に分かれていた時代、一族は西パキスタンにいたが、紛争が悪化してインドに来たと言っていました。

家や親戚がまだパキスタンに残っているが、再訪できていないとも言っていました。

一定程度、身分が保証されていたとしても相当な覚悟だったと思います。

 

UKにも、戦争や抑圧を逃れるため亡命してきた人たちが少なからずいます。

先祖がロシア人で、迫害を恐れて英国にたどり着いたという知人がいました。「白ロシア」です。

 

お宅を訪ねると、小柄で粗末な身なりのお母さんが料理をふるまってくれました。家にお父さんの気配はなく、悪くて聞けませんでした。

知人は足が不自由でしたが、ちゃんと治療を受けていれば治っていたかもしれません。

 

海外の友人がこういう話をし始めた時、皆さんはどう対応しますか?

 

私は、過度な同情や興味本位の質問は控えるようにしています。世代を超えた怒りや悲しみを相手が消化しきれていない場合もあるからです。

一方、agonyの原因とは関係ない日本人に聞いてほしくて、話している可能性もありますよね。

しっかり受け取めてあげていただければと思います。