前回のブログでお伝えした、UKで予算案公表前に内容がOBR(予算責任局)のウェブに出てしまい、メディアなどに広く漏洩した件で、OBRのトップが引責辞任しました。
政治的な思惑ではなくテクニカルなミスと説明されていますが、前代未聞の失態でしょう。
日本ではほとんど報道されていませんが、UKではONS(国家統計局)のヘッドだったイアン・ダイヤモンド卿が5月に辞任しています。
発端は、2年前。
ONSでは長年、労働市場の最新動向をモニターし、雇用統計として定期的に公表しているのですが、この時、必要な数のデータが収集できず、発表が延期されます。
しかも遅れて発表されたデータは精度が高くない、不十分なものでした。
以降、トラブルが相次ぐようになります。
近年、統計調査などにおいて回収率が落ち込む傾向は、各国共通の課題となっています。
パンデミックに伴う人々の意識の変化が原因ともされ、関係者だけの責任とも言えないのですが、ONSの雇用統計はバンクオブイングランドをはじめ財界やエコノミスト達にとって、経済情勢分析に欠かせない基本的指標。
あってはならないことと議会も騒ぎ出し、おおごとに発展します。
サー・イアンは組織改革など策を講じましたが、打開につながらず。
成果が出る前に、健康悪化を理由にステップダウンしました。
https://uk.finance.yahoo.com/news/head-ons-steps-down-over-131601211.html
そんな近代経済学発祥の国の出身であるヘブン先生は、最近ますます松江が気に入って、賛辞の言葉が止まりません(笑)。
Matsue is a magnificent city. And Japan is simply wonderful.
「松江は素晴らしい町 日本は素晴らしい国です」(11月28日・第45話)
Matsue is truly fascinating and wonderful place.
「松江は本当に面白くて素晴らしい町だ」(同)
The sound of Shamisen is exquisite.
「三味線の音色はすばらしい」(12月2日・第47話)
日本語の字幕はほぼ同じですが、英語は少しずつ違っていました。
英語の賛辞の表現は、種類が豊富ですよね。Great、excellent、fantastic、incredible…
スピーチや声明では、スタッフや関係者への賞賛を繰り返し述べるため、受け手が飽きないよう、その都度違う単語を盛り込むようにしています。
私はsuperbが好きですが、皆さんはお気に入りの表現があリますか?
しかし。
何かいね。
ほめちぎって毒を吐かないヘブン先生の、面白くないこと(爆)。
しかも、風邪をひいて弱っておられる。
心やさしい主人公は先生を案じていますが、これまでの言動をちょっと反省せよという意味ですかね…
では、主人公そして皆様、今日もお疲れ様でした!
