寒い時期が続きますが、このようなときは風邪も引きやすいですので、体調管理にはお気を付けくださいね。

でも、体調管理をどれだけやっていても、時に風邪を引くことはあると思います。今回は、院長が風邪を引いた時に出来るだけ早く症状を改善するために行っていることをご紹介します。

 

喉・鼻・熱のそれぞれの症状から来る風邪について、院長が普段行っていることをまとめてみました。

 

<喉の痛みからくる風邪>

院長が風邪を引くときは喉に痛みが来ることが多いので、喉の痛みからの風邪に対する対応方法をまずはご紹介します。喉の痛みは風邪の引き始めですので、とにかく初期症状の内に対処するとひどい咳が出てくるなどの症状の進行が止められることが多いです。

 

 

昔は抗生剤や漢方薬(小柴胡湯加桔梗石膏)などを使用していて、症状が改善される時もありましたが、確実に良くなるというわけではありませんでした。

市販の風邪薬を院長は使用したことがありませんが、症状を抑える組み合わせが多く、一時的に効果があるかもしれませんが、あくまで対症療法であるため、最終的には自己治癒力の向上が重要となります。

 

どのお薬でも言えることですが、どのような品質の商品であるかは一度確認いただくことをお勧めします。例えば、漢方薬では残留農薬の懸念もありますので、きちんと検査をしているメーカーの商品を選べるように調べていただくと良いと思います。

 

これまで院長が試した中で、喉からの風邪で一番効果を感じているのは、鼻うがいです。最近は鼻うがい用の機械とか、市販の鼻うがい液などもありますが、院長のおすすめは浄水した水を微温湯にして、粗塩を溶かした塩水で鼻うがい(片方の鼻から吸って口から吐き出す)することです。

 

これは自宅でできるBスポット療法と考えられ、病巣感染の元となる慢性上咽頭炎に対応できる方法です。

 

 

もしお持ちの方がいらっしゃれば、その塩水の中に喉に優しく、抗炎症作用を倍増させてくれるエッセンシャルオイル(いわゆるアロマ)を1滴ほどたらすとより効果的です(たらしすぎは喉の粘膜を痛める可能性もありますので気を付けてください)。

 

エッセンシャルオイルとは天然の素材で、有効成分を高濃度に 凝縮させた原液です。市場に出回る「アロマ」は雑貨扱いのもので、エッセンシャルオイルに加えて香料・キャリアオイル・無水エタノールなどが添加され希釈されている製品で、農薬の混入も考えられるため、身体に取り入れるものとしては注意が必要です。

 

一概にお勧めすることはできませんが、院長はヤングリビングという会社のシーブスというエッセンシャルオイルを使用しています。

院長の場合は、この鼻うがいで、溶連菌とRSウイルスという両方にかかったときも、鼻うがいを5回ぐらいやったら事なきを得たことがあります。あくまで院長の場合の事例ではありますが、正しく鼻うがいが出来れば、とても効果があると院長は感じています。

 

シーブスというエッセンシャルオイル(ブレンドされたオイル)は、聖書に書かれていた処方をヤング博士がよみがえらせたものです。詳しくはヤングリビングのHPにてご確認ください。

 

 

粗塩は必ず自然塩を使用してください。精製塩のように塩化ナトリウムが99%以上のものは、喉に対してはあまりお勧めできません。詳しくは「自然塩 精製塩 違い」などでお調べください。また、作っている生産者の理念や製法なども詳しく調べていただくと、より身体に適したものが見つかるかもしれません。

 

鼻うがいは正しい方法で行うことが必要です。その方法をわかりやすく教えてくれる動画があるので「ちこ 鼻うがい YouTube」などで検索してください。

正しく行わなければ効果はあまり期待できませんし、とても痛い思いをしたり、滲出性中耳炎を悪化させたりすることにもなってしまいます。

 

ポイントは鼻に残った洗浄液を鼻を噛んで出す時、頭を下に向けて出すと中耳に液が逆流しないので、特に耳にトラブルがある人はこの点は注意してください。

そのため、鼻うがいは苦手だと感じる方は無理に行うのではなく、別の方法を考えてみてくださいね。

 

 

 

私の亡父は皮膚・泌尿器科医でしたが、私が風邪をひき始めると喉の上咽頭の部分にルゴール液(複方ヨード・グリセリン液)を独特の器具(咽頭捲綿子)で塗布してくれました。その後すぐに風邪症状が一変で治り本当によく効いたことを記憶しています。

今でいうBスポット療法を、亡父が行ってくれたのでした。

 

 

 

院長は、最近鼻うがいをする気力がなかった時、レイキや呼吸法を使って、症状改善を図り、この方法だけで喉の痛みが取れ風邪症状から解放された経験があります。

 

呼吸法は呼吸大学のマックス先生伝授のリラックスが出来る呼吸法を使っており、レイキはイタリア在住のヒーラー飯田陽介氏ら伝授された自己のヒーリングエネルギーを喉に当てました。

 

呼吸大学では「本来の自分に戻る」呼吸法に無料でZoom参加できるイベントを開催する予定なので、呼吸法がどのようなものかご興味のある方は覗いてご覧になると良いかもしれません。

 

 

これらの方法は、一度学ぶ必要はありますので、万人の方にお勧めできるわけではありませんが、一度学べば何度でも好きなだけ出来るという点では、とても大きな宝物になると思いますので、ご興味のある方は検討いただいてもいいかもしれません。

院長が行っているレイキや呼吸法についてご興味がある方は、お声掛けいただければ受診された際にお伝えすることは可能です。

 

ただし、これらの方法はあくまで風邪症状を改善させるためのサポートです。

いつものお子さんの風邪と違う症状が現れた場合などはきちんと診察を受けていただきたいと思います。

 

そして、最終的にはプラシーボ効果もとても重要となります。

自己治癒力とも関連してきますが、自分自身の意志によって、風邪を乗り越えることができますので、どのようなアイテムを使うにしても「これで風邪はすっきりよくなる」という意識はとても重要と院長は考えています。

 

 

 

追記

ここに記述した情報は、あくまでも院長自身の経験したことであり、個々人の体質に合わせてお話したアドバイスではありません。

ご自身や、ご自分のお子さんの状態を判断する補助として使って頂きたく、診断、治療を目的とするものではないことをお断りいたします。

 

 

 

ゆいみらいクリニック院長    由井郁子(ゆい・いくこ)

 

 

Copyright(C) 2024 Yui Mirai Clinic. All Rights Reserved.