院長は長年患者さんを診察していて、健康になるには肉体のケアだけでは治らないことが多いことに気付き、心のケアを含めた全人的な医療を導入する必要性を強く感じておりました。
エネルギー医療（量子医療）である波動機器NES（Nutri-Energetic System）を治療に導入することで、心のケアが可能になると考え、自由診療に取り入れることにしました。
NESについての詳細はクリニックのHPをご参照いただければ幸いです。
「私は何で私って分かるのだろう？」と幼い頃考えたことがあります。
私という意識、それはどこから来るのだろうと言う疑問に今、やっとその理由の一端を覗くことが出来たような気がしています。
１．意識とは？
では、意識、あるいはその意識の一部と考えられる心は肉体のどの器官が受け持って発生させるのでしょうか？
エネルギー医学について造詣の深いオシュマン博士は意識、心がすべて神経細胞の活動によって生まれるという考えには否定的で、意識に関しての研究は身体的要素とエネルギー的な要素の両方を考慮する必要があると提唱しています。
「量子力学の父」であるマックス・プランク博士は量子フィールド（宇宙）とは意識であり、その全体意識から人間の身体が影響を受け脳も影響を受け、即ち初めに意識ありきだと述べています。
この考えがエピジェネティクス*（後述します）につながっていきます。
「意識情報エネルギー医学」と言う学問を、工学博士で様々な物質の原子の配列を読み解く奥健夫博士が提唱していらっしゃいます。
奥先生も、私達の心は脳の中の物質で全て説明できるとする考えに疑問を投げかけ、物質レベルでは解明できない「何か」が意識や生命にあるのではと量子物理学の知見から心・意識を説明しています。
アインシュタインの有名な数式E=mc2や他の数式を組み合わせると、意識（情報）・生命エネルギー（エネルギー）・肉体原子（質量）はお互いに交換可能であり、全てが情報として説明できるのだそうです。
近年その存在が認められた、宇宙の主成分であり、その7割近くを占めているダークエネルギーが、意識・情報・生命エネルギーと関わりを持つのでは、とも推測なさっています。
更に宇宙は意識から形成され、やはり奥先生も脳は意識の検出器（電波が映像や音楽などの情報を持ち飛び交っていますが、テレビという受信機を経て初めて電波を検出できるように）と考えられるとおっしゃっています。
そうであるならば、情報、エネルギーから肉体は常に影響を受け、肉体も情報に影響を与えている双方向の関係が常に成り立っていると考えられると思います。
脳はフィールドの情報を受信したり、それに影響を受けたりする受信機のような働きをしている、と考えれば、まず最初に変えなければいけないのは、脳の状態ではなく、フィールド＝場の情報となります。
また、私達の身体はDNAによってコントロールされるのではなく、情報（＝意識）でコントロールされる、即ち遺伝より自分の意識、気付き（＝脳が検出した意識）次第で変容することが出来ることが近年解明されつつあります（エピジェネティクス*）。
（*DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステムのことで、遺伝子のスウィッチが環境・情報によってON・OFFになり遺伝子発現に差が出る。例として一卵性双生児が違った環境で育つことにより、全く違った個性の人間になる現象はこのシステムから起こる）
昇圧酵素レニンの遺伝子配列を決定した村上和雄教授が、「笑い」で遺伝子のスイッチをON・OFFと変えることが出来、心と遺伝子は密接に結びついていて、心の持ち方（心のエネルギー＝感情）で病を治すことが出来ることを証明しています。
２．情報伝達・結合組織（マトリックス）・テンセグリティー
では、エネルギーと情報は体内をどのように伝わっているのでしょうか？
人体はマトリックスと呼ばれる蜘蛛の巣のような構造を持って生体システムと繋がり合っており、更に常に周辺環境の影響も受けています。
院長のブログに紹介した間質組織がこの役割を果たしているものと推測されます。
また近年、細胞の外側に存在する結合組織（マトリックス）は、外側ではなく細胞膜を突き抜けて、細胞の内側に有る微小構造（細胞骨格＝フィラメント、小管、繊維）と核＝細胞質マトリックスまでインテグリンを通して繋がっている連続体であることがわかってきました。
（ネットより引用）
即ち生体マトリックスは繊維状の構造で結束し、全身に連続して広がる結合組織の巨大なネットワークで、各細胞の細部構造にまで影響を及ぼします。
また、この生体マトリックスは組織テンセグリティー（Tension+Integrity）と呼ばれ、連続する引張り材（腱が相当）とそれを支える不連続な圧縮材（支柱）で生体がダメージを受けることなく、衝撃を吸収できる仕組みになっていて、骨自体もこの構造を持っています。
（ネットより引用）
更に生体のタンパク質は結晶構造が変形可能な細長い分子で構成されているので、柔軟性に富み結晶というより液晶の性質を持っているそうです。
生体は一定の張力を持った液晶で連なっているわけで、半導体的性質（導体と絶縁体の中間の電気伝導率をもつ物質。低温では電流をほとんど通さないが、高温になるにつれて導体として働く）を持っているため、身体の各部位に電気信号の伝導度を自由にコントロールして伝えることの出来る、高速情報通信ネットワークとも言え、これを介してエネルギーと情報の交換が行われているのです。
オシュマン博士は生体内での情報交換には化学的な方法とエネルギー的な方法の2種類があると述べています。
化学的な情報を伝達するのはホルモン類が有名です。
エネルギー的な伝達方法は電気エネルギー（神経や筋におけるイオンの流れに伴う脱分極から起こる電気の流れ）と電子の2種類があり、電子エネルギーによる伝達はタンパク質に沿って電子が流れ、タンパク質表面にある水の層を陽子が飛び跳ねていく伝達を意味します。
そしてこの電子エネルギーによる伝達が半導体的性質を持っている液晶構造のため、高速で情報が伝達されるのです。
また、生体マトリックスはすべての要素が振動（Vibration）していて、全身に振動を伝える構造であるテンセグリティーの特性があるので、種々の分子の振動が調和されて一つのエネルギーの波（コーヒレント振動）となり、それに託された情報が細胞および個体全体に行き渡り、エネルギーによって情報が伝達されます。
生体の構成要素は、最小のものにいたるまで、振動によって伝えられる情報を常に受信し、そして発信している、また、振動が伝える情報とは、生体のあらゆる場所で起きているあらゆる活動についての情報であると記述しています。
「完全な健康とは、生体マトリックスとそれに近接する水の層を介しての情報交換が滞りなく行われている状態」とも記述しています。
まとめますと
1.人体はマトリックスというテンセグリティー（柔軟で耐久性のある統合された性質）を持つ構造ですべての器官がつながっている連続体で、その張力や圧力が電子的信号を発生させます。
2.マトリックス＝結合組織と細胞はすべて連続体であり、組織標本で見るような水の抜けた結晶ではなく、PCのような液晶の性質があり、半導体的な電子的信号を伝える高速情報通信ネットワークを形成し、それは振動から発生します。
その振動はすべての器官からも発生していて、周辺環境からも、色々な情報、意識、心、感情が振動として人体に影響を及ぼしています。
ちょっと飛躍した言い方をすれば、人体はPCのような高速情報通信ネットワークがあり、外界とも人体内部すべての組織と繋がりあって情報を交換しているということになるでしょうか。。
身体的および精神的外傷が蓄積すると、この情報交換が妨げられ、システム全体のコーヒレント振動が消失すると、生体の防御機能や修復機能が損なわれ、病気にかかりやすくなるので、鍼を初めとするエネルギー療法は、振動がうまく伝わるように組織間のバランスを回復させる手法であるとオシュマン博士は主張しています。
主として上記2冊の本をまとめて、私は人体は本当に小宇宙であることを実感しました。
始めに意識ありきとすれば、まず、少なくとも自分の周囲までの意識・情報（感情・心）を整え、特に体内でのエネルギーの流れ（コーヒレント振動）を整え（量子物理学的アプローチ）、物質である肉体のケアも同時に行わないと、全人的なwell-beingは達成できないかもしれません。
院長はエネルギーがうまく伝達されるようになり、自己治癒力が発動される手段として、波動（振動）治療を導入しましたが、肉体を構成する物質面でも環境毒素が過剰に蓄積されたり、不足の栄養素があれば治癒が妨げられると考えます。
肉体、精神、魂を統合してアプローチできる治療法をこれからもクリニックでは目指していこうと思っております
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