「ひとりの選手として扱ってくれました」 | わがんせコーチングブログ  -笑顔で自分を周囲を元気に-

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東京・二子玉川を拠点のコーチが「柔和な笑顔(和顔施)」で毎日を送りたい、自分を、周囲を元気にしていきたい人をサポート。
音楽(声楽、フルート、クラシック)・スポーツ(卓球)・表情筋トレーニング・書評・ビジネスの分野から、その気づきを発信します。

先週末は、所属している卓球クラブの年末忘年会・クリスマス会でした。

 

昨年までは子供・大人と別々の時間、場所で分けて開催していましたが、今年は始めて合同での開催でした。会場ではさすがに子供の島と大人の島は別れましたが、幅広い世代の人と話すことができました。


そんな中、今年小学6年生で来春卒業する子供のお母さんが一人、自分に握手を求めてきました。そのお子さんは1年生からずっと地道に練習を続け、6年生になった今年、地域の大会で優勝した子で、試合当日も自分がアドバイスを送っていたお子さんでした。


(自分)”本当によかったですね。4年生の時は、負けてワーワー泣いてて。それを乗り越えて成果を出したのは素晴らしいです。”
(お母さん)”有難うございました。本人たちの気持ちをお伝えしたくて...。
(自分)”何か言っていましたか?”
(お母さん)”Suzuokiさんは「子供の指導」ではなくて「一人の選手として扱い、アドバイスを送ってくれた。それがとても、有難かった、と。本人だけでなく、上の兄も同じ事を言っていました。ほんとうに有難うございました。”


自分の知らないところで、こんな話になっているなんて、ちょっとびっくり。

でも嬉しくて、そのお母さんの手を握り返しました。


常日頃、自分が指針としている事の中に

「フィルター」を作らない

ということがあります。


もう年(oo才)だから、まだ若いから...
子供だから、大人だから...
日本人だから、外国人だから...
男だから、女だから...

 

こうした、既に与えられている、自分にはどうすることもできない「条件」は、そのほとんどがネガティブな言葉を伴う「フィルター」になり、Excuse(言い訳)になりがちです。


もちろん 五感で感じ取る相手に関する情報は、「高感度」で察知します。

でもそうした情報を「先入観」や「フィルター」としてとらえて、情報を歪ませて捉えることはしないようにしよう、といつも思います。

 

その代わりに 相手が


何が好きで、何をしたいのか
何を目標に、何をしようとしているのか
何ができるのか、できないのか


これらを基準に判断し、行動する。

 

そうあるべきだと思います。

 

指導者冥利につきた瞬間でした。