2018ルヴァン杯初戦雑感 | 眠たいことを言う

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140文字で収まらない思いを綴ったり綴らなかったり

開幕戦ドロー、第2戦勝利。

2試合を終えて、去年までと違うぞと、期待を抱かせてくれている我らがエスパルス。

とは言え、まだたった2試合でありトランキーロと言い聞かせる。

 

今年からレギュレーションが変わったルヴァン杯。J2クラブも参加。ジュビロとエスパルスは同組で、ダービーが2試合増えてしまったとさ。

そして、のっけからHOMEでのダービー。

 

もちろん負けて良いわけはないけど、位置づけが難しい。正直、わざわざジュビロと試合しなくてもいいのになって思いはある。近隣チームは集客にプラス(お互いに)ってのはあるけどね。

 

こっちがターンオーバーしてあっちがフルメンかましてきて完敗したら、どういう感想を持てばいいの?

この日に行われた他のチームのメンバー構成を見ても、各チームばらばらだもの。チーム状況は違うんだろうけどね。

フルメンバーのガンバ。

メンバーを落としに落としてベンチにも5人しかいれてないコンサドーレ。

どっちも大敗ってのは面白いけどさ。

 

結果的にエスパルスはメンバーをターンオーバーし、若手を積極的に起用し、それでいて勝った。

ぱちぱち。お見事である。

 

セットプレーからの一撃を守りきった形。

勝負強いとも言えるけど課題も。

そこそこボールは持てていたが、明確な攻めの形は見えにくかった。

もちろんボスはまずは守備からって名言しており、しかも攻撃につながる守備ができている。

奪ってからのショートカウンターの鋭さと、ゴールへの意識の高さはこれまでに見られなかった。

攻撃面での進化はこれから充分期待できる。

とは言え、ボールを持たされた時ってのが課題になるかもなぁ。

と、ここまで書いて、「ボールを持たされる」のを心配するという、近年なかった感覚に戸惑うのであった。

 

メンバーをこれだけ変えても基本的にリーグ戦と同じ戦いができていたのはすごい。

目立つようで目立たず、目立たないようで利いているセンターハーフ2枚。この日の増田選手と六平選手は、河井選手&竹内選手と同じだけの仕事ができることを見せてくれたと思う。

アタシはセンターハーフにはクラッシャーを1枚置くのが好み。本田タク選手や村松選手は必要な戦力だって思ってたもの。バイタルはきっちり締めてほしい。ただ、増田選手を見てると、インテリジェンスの高さってのは攻撃より、むしろ守備に表れるんだなぁって。ガチムチクラッシャーでなくても安定した守備は可能なんだって、気付かされたのであった。

 

逆に、村田選手&楠神選手はリーグ戦で絶好調の石毛選手や金子選手と同じ仕事をさせるのは無理があるってのも見えた。でもそれでいい。アタッカーは異なるタイプの方が良い。色が違った方が良い。

伊藤研太選手はルーキーズの中でまっさきにデビュー。そしてフル出場。まだ3月なので高校生なのだなー。すごいな。立ち上がりは硬かったように思う。徐々にほぐれてきて、後半にはセンスを感じるクロスを鄭大世選手にあわせた。ただ、まだまだ。攻守ともに判断の甘さが目立つし、改善の余地はたっぷり。しかし、卒業式を終えたばかりの選手がこうやってピッチにたって勝ちロコするんだからねぇ。大したもんだよ。

滝裕太選手、高橋大悟選手も出場を果たす。何かをつかんだわけじゃない。何もできなかったに近いとは思う。でも、まあ、眩しいわ。

 

開幕から2試合。カードを残して試合を終えたボス。ここ数年カード切りにストレスを感じなかったと言えばウソになるのだが、ルヴァン杯では躊躇なく若手を投入。基本的に苦しい時ほど選手交代は重要になるので、カード切りが話のネタにならないほうが嬉しいんだけど、そんなわけにもいかない。

この先、想定外の事態に陥った時の監督の采配に注目だなぁ。楽しみではない。

 

西部選手、角田選手、二見選手は存在感を示したし、収穫も多かった。でも1軍と同じ内容の試合ができているだけに、攻めの手詰まり感など不安な面もある。まだ3試合しか行われてないわけで、一喜一憂してられないけどね。

 

鄭大世選手のインタビューはあまりに謙虚で頭が下がる。

勝ってこそ謙虚に。

シーズンの早い段階で勝ちロコできて幸せな気持ちでスタジアムを後にする。

試合前にあれだけ強かった風も、試合が終わった頃には止んでいた。

ケガ人とか故障者とか怪我人とか去年は逆風を感じることばかり。

追い風がふかないまでも、必要以上の逆風がふかなきゃ充分戦える。

まだ3試合。もう3試合。