桜を追って秋田・青森の旅2024年 その14:リゾートしらかみ完走 後編 | ライス一番のほぼ鉄道の旅ブログ

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鉄道の旅、散歩を中心に、趣味(音楽やPC関連)、仕事(IT関連)など、気ままに書き込みたいと思います。

旅の3日目(2024年4月14日)最終日、
早朝の千秋公園(久保田城跡)で花見をして、
秋田駅からJR奥羽本線・五能線を走る、
快速「リゾートしらかみ1号」に乗車した
続きになります。

秋田駅8:19発車の観光列車、
快速「リゾートしらかみ1号」に乗車して、
ウェスパ椿山駅10:38到着するまでが
前回の記事でした。

実は、秋田駅からの乗客の半分ほどが、
外国人観光客(特に某国人)で、
展望スペースなどの共有場所を占拠したり、
通路で立ったまま会話して邪魔だったり、
デッキで集まって大声で会話していたり、

落ち着ける雰囲気ではありませんでした(汗)

この旅はどうなるのかと思っていたら、
ウェスパ椿山駅でぞろぞろと下車していって、
ウェスパ椿山駅を発車すると、
車内は"普通"に静かになりました(笑)

ということは・・・
不老ふ死温泉は外国人に人気なのでしょうね、
数年は行きたくなくなりました(笑)


ウェスパ椿山駅を発車した
「リゾートしらかみ1号」は、
深浦駅10:52到着、6分ほど停車するので、
外の空気を吸いにホームへ降ります。



写真でも見えますが、
深浦駅も海に近い駅です。

自分の座席の後ろの席は、
外国人ご家族(恐らく台湾の方)3名でしたが、
通路で当たっても頭を下げて礼儀正しく、
静かに会話をしてモラルもある、
歓迎すべき外国人観光客なので、
こちらから声をかけて家族写真を撮影します。
(座席の転換なども手伝いました)

しばらくすると、秋田駅行の
「リゾートしらかみ2号」が到着します。



このときの「リゾートしらかみ2号」は、
「青池」編成(HB-E300系)での運転です。



他に、
乗車している「リゾートしらかみ1号」
「ブナ」編成(HB-E300系)と、
キハ48形気動車を改造した
「くまげら」編成があります。

深浦駅10:58発車すると「大岩」が見えます。



「大岩」は陸から細い歩道で歩いて渡れて、
トンネルや岩を登ると展望台があります。

深浦駅から歩いて10分もかからずに行ける、
迫力と絶景の観光スポットです。

深浦駅を発車して3分後ぐらいには、
2回目の徐行運転で、海岸の景観が楽しめます。



そのあとは、
(外国人に占拠されていた)展望スペース
も空いたので前面展望を楽しみます。



「リゾートしらかみ1号」は残念ながら、
千畳敷駅を通過します。



千畳敷駅で停車して千畳敷海岸の散策や、
イベントが開催されるという意味で、
「リゾートしらかみ」は、
2号、3号がオススメです。

ここで、
地元の方々が乗り込んで車内販売する、
「ふれあい販売」で、
「りんごどら焼き」を買います。



「りんごどら焼き」は、
3個セットで税込500円とお手頃価格で、
甘さが美味しい「ふじ」と、
酸味があってすっきりする「御所川原」の
2種類が楽しめます。

お土産にも好評なので、
5セットお買い上げです(笑)


陸奥柳田駅を通過(11:30ごろ)して数分すると、
山側には岩木山が見えてきます。



鯵ヶ沢駅11:44発車すると間もなく、
列車は海沿いから内陸コースを走ります。



鯵ヶ沢駅-五所川原駅間では、
津軽三味線の生演奏イベントがあります。
(2024年6月時点で1号、2号、3号のみ)



この旅の1日目(2024年4月12日)に、
由利高原鉄道の矢島駅近くの
天寿酒造で買っておいた、
「純米吟醸 鳥海山」で呑み鉄開始です(酔)



上品な甘味で後味もさっぱり呑みやすい
「純米吟醸 鳥海山」で呑み鉄しながら、
迫力の津軽三味線生演奏岩木山の風景は、
至福の時間です(酔)

五所川原駅12:10発車すると、
津軽伝統「金多豆蔵(きんたまめじょ)」人形芝居
が始まります。



「金多豆蔵」は、
1907年(明治40年)に創作された伝統の人形劇で、
人は「豆」々しく、健康で働けば、
お「金」が「多」く入り、
「蔵」が建つという意味だそうです。

酒飲みで失敗ばかりだけど情けの深い「金多」と、
おっちょこちょいでおしゃべりだけど義理堅い「豆蔵」
この二人の漫才や冒険が面白いのですが、
天井の液晶モニタが邪魔なんですよね(汗)

五所川原駅付近からは岩木山の眺めも見事です。



川部駅12:35到着、ここで進行方向が変わって、
JR五能線からJR奥羽本線を走るので、
6分ほど停車します。



「ブナ」編成(HB-E300系)の、
森林の美しいデザインの車両を見物します。



川部駅12:41発車して、
列車は弘前駅へ向かいますが、
ここでも岩木山の眺めが見事です。



日本海側(西側)からの岩木山、
五所川原側(北側)からの岩木山、
弘前側(東側)からの岩木山、

3方向からの岩木山が眺められるのは、
大きな見どころではないでしょうか!

もっと宣伝していいのでは?と思います。

弘前駅12:48到着、
ここでまた進行方向が変わって、
列車は青森駅へ向かいます。



青森駅へ向かう途中、
八甲田山方面の風景を眺めます。



JR奥羽本線から見ると大きな壁のような駅、
新青森駅13:27到着、
新幹線乗り換えで多くの乗客が下車します。



そして、終点の青森駅13:34到着、
5時間15分という長時間の
「リゾートしらかみ1号」の旅が終わります。





「リゾートしらかみ」は広々とした座席に、
日本海や美しい海岸、岩木山などの眺め、
途中駅での長時間停車、
津軽三味線生演奏などのイベント、
「ふれあい販売」などなど、
車内の楽しみが沢山あって、
指定席料金840円+運賃で乗車できるのが
嬉しいです。
(五能線フリーパス:大人3,880円2日間有効もお得)

アテンダントさんが乗車して、
いちいちお手振りや、あっち見てこっち見て、
お決まりの食事コースで時間が決められている、
今流行り?の豪華観光列車よりも、
自分でオリジナルの旅を組み立てられる、
「リゾートしらかみ」は、
個人的には一番好きな観光列車です。

イベントや長時間停車を楽しみながら、
現地の美味しいもの、お酒を持ち込んで、
いろんな車内での過ごし方ができて、
いろんな発見もあるので、
乗車時間が長くて"飽きる"なんて言うのは、
もったいないと思います。



このあとは、青森の街を歩いて、
この旅のラストスパートになります。
・・・続くニコニコ