11月13日、京都府立文化芸術会館にて宗助改メ二代目桂八十八襲名披露公演の大千秋楽でした。
あいにく筆頭のざこば師は体調不良で休演で南光師が代演です。他の直弟子は朝太郎師以外、生き残ってる者が···うちは8人亡くなってますので···集まりました。

兄弟弟子全て並んでの口上、幕が開くとお客さまから「お〜っ」というどよめきが。圧巻やったと思います。



で久しぶりに···10何年振りに会館の近くの「天狗」できつねうどんを食べました。

師匠が独演会の前に必ずといっていい程食べに行きはりました。

だいたいこの時間に師匠居はるやろなというのを見越して行きご馳走になってました。

あの頃は「きつねうどん定食」があったのですが、なかったのでご飯を頼み定食の形に。
定食はこれにひじきの煮物がついてました。当時600円くらいやったかな。


頭を茶や金や緑に染めたピアスの兄ちゃんが作ってましたが味は昔のままでした。美味しかった😋

うどんとご飯、あの江戸っ子の代表、古今亭志ん朝師匠も大阪にお越しの時は「きつねうどんとご飯」を召し上がってらしたそうです。

この天狗さん、一門の色紙を飾っているのですが、米朝枝雀ざこば南光雀々は判りますが、なぜかよね吉雀喜がありました。なんなんだ!

しかしこれだけ直弟子が集まるのはひょっとしたら最後になるかも判りません。

師匠の元で修行した兄弟弟子ってええもんですね🤗

目出度い会で1つだけ😡の事が。
楽屋入りの時に1人のお客さんが大きな声で「おはようございます」と言いました、私に向って。
私はちゃんと挨拶しました「こんにちは」と。
このお客さん我々の中では有名で「あの人来てるで」「帰ってもらえ」···こんな事来て下さるお客さまに対して言うべき言葉やないんですが、そう言わしめるちょっとアレな方なんです。

夜中に会っても「おはようございます」という挨拶は玄人同士、我々の世界の事ですので、良い子のみんなは真似をしないでね😁

しかし会は良い会でした。八十八師は「百年目」で見事なトリを飾りました。

二代目桂八十八をどうぞ宜しくお願い申し上げます。🙇‍♂