こんばんはree_co✩.*˚です
いつもご覧いただきありがとうございます
2013年 悪性リンパ腫
2017年 下咽頭がん再発
2018年2月 放射線治療の後遺症による
軟骨壊死
4月 誤嚥性肺炎
10月 心筋梗塞
2022年 下咽頭がん再々発
4月 喉頭全摘出
2022年4月
前回の投稿
喉頭全摘出から12日。
手術後出血が止まらず
2日間輸血を続けた夫でしたが
徐々に血圧も貧血の値も安定したことで
幸いにも大事には至らず
輸血が終わった翌日からは
再び鼻からの流動食と口から水を飲む
練習が始まりました。
そして入院してから初めて
夫が自撮りの写真を
私と娘のLINEに送ってきた時のことです。
大きな手術、そして輸血後の夫は
さぞや憔悴して痛々しい姿になっているだろうと
想像していました。
約2週間ぶりに見る夫の顔。
鼻には流動食を流す管がついており
喉の傷口はマスクで覆われていて
明らかな病人スタイル。
けれど何だかいつもと雰囲気が違う、、、
写真を見た娘も
『お父さんなんか違う、、、』
と言います。
そして写真をまじまじと見ながら
『お父さん、、、太った?ていうか
なんか若返ってない??』
と興奮してます
そうなのです。
入院前の夫は頬も痩けて目も落ち窪み
顔色はとても悪く
まるでミイラのようでした。
けれど写真に写る夫の顔は
別人のようにふっくらとしています。
おまけに細くてパサパサだった髪の毛も
サラツヤ
顔色も数段明るくなっています。
この時鼻からは
ネスレ『アイソカルサポート』という
流動食が朝昼夕ごとに400mlずつの投与と
口からも薄い重湯も採っていたので
水太り、浮腫みもあるのでしょうが
顔色がベールを掛けたように明くなり
肌にも張りが出て
目にも輝きがあります。
栄養ってスゴい!!!
これには私も娘もビックリです
流動食は鼻から入っているので
もちろん味はしないけれど
次第にお腹がいっぱいになる
感覚があるそうです。
お腹いっぱいという感覚すら
久しぶりの夫。
熱量、タンパク質、脂質、食物繊維などを
含んだ流動食と
呼吸苦から解放されて
酸素をいっぱいに吸える生活で
夫の体はどんどんと蘇っていったのです。
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娘に若いと言われて
いい気分になった夫は
翌日からも何枚も自撮り写真を送ってきます 笑
『元気になってきた証拠だね』
と娘とは苦笑いしていましたが
この事をきっかけに
退院後の希望や欲がどんどんと
湧いてきたようで
あれこれ退院後の予定を立てては
LINEを送ってきます。
そしてある日
『退院したら美味いもの
食べたいなぁ』
と夫。
信じられませんでした。
ご飯茶碗1杯食べるのもやっとで
食べる欲なんて殆ど失せていた夫から
こんな言葉を聞くなんて何年振りか。
やっと夫にもそして私たち家族にも
喉頭を摘出したことの希望が
感じられてきたのです。