こんばんはree_co✩.*˚です
【夫の病歴】
2011年 下咽頭〜食道がん発症
2013年 悪性リンパ腫
2017年 下咽頭がん再発
2018年2月 放射線治療の後遺症による
喉頭軟骨壊死
4月 誤嚥性肺炎
10月 心筋梗塞
2022年 下咽頭がん再再発
現在も夫の病気は更新中につき
まぁ、、いろいろです
夫が喉頭摘出手術をすると決めてから
約1ヵ月。
私もやっと覚悟ができてきたものの
まだ残された問題がありました。
それは娘への説明です。
夫に初めてがんが見つかった時
娘は2歳。
到底まだ理解できる年齢ではなく
娘には夫の病気のことは話さないまま
ここまで来てしまいました。
けれど幾度となく入退院を繰り返し
どんどん呼吸が苦しく
食事も摂れなくなって痩せていく
父親をずっと傍で見ていて
小学6年生にもなれば
薄々は気付いていたかもしれません。
でも娘が
『お父さんてがんなの?』
と聞いてきたことはありませんでした。
でもまさか数日後に自分の父親が
声帯を失って喋れなくなってしまうとは
想像もしていないでしょうし
今度ばかりは娘にも説明しないわけには
いきません。
どんな顔をするだろう、、
なんて言うだろう、、
そう考えると心が締め付けられて
なかなか言い出せずにいましたが
手術まで日も迫ってしまったある朝
『学校から帰ってきたら大事な話があるから
早めに帰ってきて』
と娘に言いました。
娘は一瞬訝しそうな顔をしましたが
『わかった。』
と何も言わずに登校して行きました。
ただ数日前にスマホをめぐって
娘と言い合いになり
突然私が泣いた日から
何かあるのではないかと
娘も思っていたのかもしれません。
前回の投稿
娘が学校から帰ってくると
『大事な話ってなに?』
とすぐに聞いてきました。
『ちょっと座って。』
娘より私の方が緊張していて
発した声が震えていました。
向かい合って娘を座らせ
『実はお父さんまた入院することになったの。
ここのところ前にも増して苦しそうでしょ。
ご飯も殆ど食べれないし。
病院の先生と相談したら
もうこれ以上治療の方法はなくて
喉を取るしかないんだって。
でも喉を取ったら
お父さんもう喋れなくなっちゃうんだよ。』
そう話すと
『えっ、、、』
と娘は呟いた後
言葉をなくしていました。