こんばんは
ご覧いただきありがとうございます
【夫の病歴】
2011年 下咽頭〜食道がん
2013年 悪性リンパ腫
2017年 下咽頭がん再発
2018年 放射線治療の後遺症により
喉頭軟骨壊死
その後、喉頭軟骨壊死による気管狭窄で
『誤嚥性肺炎』となる。
時は2018年4月23日
前々回の投稿はこちらをどうぞ
週が明けて、医師から今後の治療についての
説明があるから病院に来るようにと
夫から連絡がありました。
説明をしてくれたのは
下咽頭がんの内視鏡手術をしてくれた
担当医のH本先生。
現在の◯◯さん(夫の名前)の喉ですが
普通の成人男性であれば
2-3cmくらいあるところが
5mmくらいしか空いてないんですね。
他にも放射線の影響で声門が硬くなって
動きが悪くなっているので
呼吸もしづらいし
食べ物がすぐ詰まってしまうんです。
本来なら1番苦しくないのは
気管を切開して
そこから呼吸をする方法なんですが
いきなり喉に穴を開けるというのも
抵抗があるかと思うので
今回は試しに『バルーン拡張』を
やってみようかと思っています。
『5mm
』
そんなに狭いの！？
それじゃぁ食べ物が喉に詰まる筈です
気管支切開は簡単な手術で
様子をみてまた閉じることも
できますしね。
以前にもお話ししたこの病院で
同じ症状になってしまった方も
結局は気管支切開したんですよ。
先生はサラッと言いますが、、
以前にもその提案はされたことがあって
いろいろ調べてみました。
けれど気管支切開してしまうと
その後のケアがとても大変で
気管孔から痰をカニューレで吸ったり
幹部や器具をこまめに消毒したり
感染症にも注意が必要だし
発声もしづらくなるそうで
簡単なことではありません
それに会社勤めをしている夫にとって
それだけ手間が掛かるのは
現実的ではありません。
そうなると残された選択は
『バルーン拡張術』しかないということです。
【バルーン拡張術とは】
内視鏡を狭窄部の手前まで挿入し
内視鏡で見ながらバルーン（風船）のついた
拡張機器を狭窄部にあたるように固定し
風船をふくらませることによって
狭窄部を広げる方法
つまり喉の中でバルーン(風船)を膨らませて
穴を広げるということだそう。
けれどバルーン拡張にも
メリット/デメリットはあり
【メリット】
•喉を広げるので食べ物が通りやすくなる。
•多少の空気の通りが良くなる。
【デメリット】
•隠れていた軟骨がまた出てきてしまう。
•喉の粘膜が裂けてしまう。
•そもそも広げられる余地があるかわからない。
そして1番のリスクは
•今よりも状態が悪化してしまうこともある。
バルーン拡張をやっても
喉の幅を広げるだけで
声門の動きが良くなるわけではないので
声のかすれや出し辛さは
変わらないんです、、
と先生が言います。
今よりも状態が悪くなり
声も出せなくなったら
夫はもう日常生活は送れなくなるかも
しれません。
躊躇ぜすにはいられない選択に
私が戸惑っていると
やってください
夫はもう既に覚悟を決めていたのです。
つづく
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