暑い暑いと持っていたら雨が降り出しましたね。
このジメジメ感がなんともアジアで、なんだか懐かしい気持ちになってきます。
空気とか香りとか、そんな感覚はどう音楽で表現されるのでしょうか。
ということで、本日も新しいリリースのお知らせ。
2024年4月1日から2025年3月20日にかけてリリースされるYuki Murata(Anoice)のニューアルバム「24 Piano Sketches」より6曲目「squall」がシングルリリースされました。
このアルバム「24 Piano Sketches」は最終的にタイトルの通りYuki Murataが自身のグランドピアノ/アップライトピアノで即興演奏する24篇のピアノ曲を収録。
2024年4月1日にアルバムの1曲目「siesta」がシングルとしてリリースされたのを皮切りに、1ヶ月に2曲ずつ、1年で24曲がアルバムに追加されるロングプロジェクトで、移りゆく季節をリアルタイムに美しく、暖かく、時には悲壮感の漂うピアノの音色を通して感じることができます。
レコーディングに使用された機材は、自身が所属するAnoiceなどのプロジェクトのスタジオ作品とは違い、カセットテーププレーヤーやMDウォークマンや初期のiPhoneなど、あえてレトロで簡易的なものを選択。
ピアノの軋む音や窓の外の音、時には簡素なマイクが拾うノイズまでをレコーディングし、作品をノスタルジックで印象深いものにしています。
その懐かしい音風景にYuki Murataのファーストソロアルバム「Films」やセカンドソロアルバム「Home」を思い起こすリスナーも多いでしょう。
また、アルバム、各シングルのアートワークにはAnoiceのバンドメイトであるTakahiro Kidoが季節ごとにポラロイドカメラで撮影した写真を起用しており、各シングルがリリースされるたびに音楽と一緒にBandCampのアルバムページに追加されます。
少し切ない雨の季節のピアノ曲です。
Spotify, Apple Music. iTunes, etc:
BandCamp:
https://riccolabel.bandcamp.com/track/squall-2
フルアルバムはこちらで:
https://riccolabel.bandcamp.com/album/24-piano-sketches