昨晩は緊急措置の方がいらして、夜中の1時間、ずっと

機械音と医師と看護師の声が目まぐるしく続きました。

鬼気迫る様子が伝わり、私たちも神妙になる。

 

今朝は何事もなかったかのような通常の朝です。

触れてはいけないことのように思え、昨晩のことには

言及せず過ごしています。

 

私は採血があり、医師がベッドまで来てくださいました。

通常の採血は、採血専門の方が病棟の部屋を利用し、

患者はそこに集合し次々と順番に行いますが、今日は

日曜ですので特別に個々の部屋での採血となりました。

 

抗がん剤投与から1~2週間が血球が最も下がり熱を出

すことが多く、熱には敏感な時期、今回の私は、熱は上

がらず順調?なのかな。もともと血球数値が低い中、

抗がん剤治療を開始したので、医師も心配のようです。

「熱が出なくて何より、このまま行けると信じてます。」

との医師の言葉に「そうだ、私がそう思わなきゃ」と発破

をかかられました。(笑)

 

外は晴天、ゴールデンウイーク日和ですが、「僕たちには

あまり関係ないな」と笑う医師や看護師。昨晩の緊張を

耳で体験し、彼らの仕事がことさらまぶしく思えます。