セクション・ロス | 藤咲理香のブログ

セクション・ロス

 

最近、なんだかすごく精神不安定なのです。
 
というか、オールウェイズ・ポジティヴで、
強靭な精神力を持っている私なので、こんな状態になるっていう事自体が信じられない。
 
どう精神不安定かっていうと、説明しづらいのですが。
例えば、美容院で顔にガーゼ?かけてシャンプーしてもらっていると、
普段は半分寝ていたりするのですが。
なんだか途中でものすごくドキドキしてきて、
というか、恐怖に近いような不安に襲われて、
思わずガーゼをとって起き上がりたいような欲求に駆られるのです。
 
へんなの。
 
恐怖の内容は、なんとも説明しづらいのですが、
漠然とした不安とか悲しさなのです。
 
例えば、不安っていうのは、未来・・・
具体的に言うと、年を取って死ぬときのことを考えて怖くなったり、かな。
日進月歩の世の中で、今と考えられないような世界のなかで、
私はどういう死に方をするんだろう。
 
一度死にかけたときには、ホント「眠るように、気づいたら死んでいた」みたいな状態になりそうだったけれど。
看護婦さんが無理やり起こしてくれなかったら、たぶんあのまま死んでいた、というレベルだったけれど。
あれがまた繰り返されるのだったら、・・・それなら別に怖くないけれど。
 
でも、二度も同じような楽な死に方はできない気がするんだよね。
確率論として。
だったら、今度は、たぶん、比較的頭がしっかりしている状態で、苦しくて死ぬのかもしれない。
例えば、よくありがちなのは、誤飲なんかがもとで呼吸ができなくなって、「苦しい!!」って思いながら死ぬとか。
あれはつらそうだな。とか。
 
 
あと、悲しさっていうのは、
「時間が過ぎてしまったこと」が悲しくてしょうがない、というか、
 
例えば、「いつでも自分の隣りにいた親友」とか
もう二度と会えないなんて思わないで、ある日ニコニコと「またね」って別れて、
そのまま、なんとなくタイミング的に会わない日が続いたりしているうちに疎遠になってしまって、
結局、忘却の彼方に忘れてしまっていたようなコのことをふと思い出して、
「あんなに仲良しだったのに、もう二度と会えないのかな」って思ってみたり。
 
あるいは、自分のおじいちゃまとか、
良くしてくださったDVDのプロデューサーさんとか、
レーサーのOSAMUさんとか、アルファチャレンジの森田先生とか、
プロデュースワンの須藤さんとか、
もう亡くなっちゃった自分の周りの方とかのことを思い出して、
「もう二度と話せないのかな」って思うと、とても不思議な、とても悲しい気がするのね。
 
まあ、言葉にすると「もう二度と会えない」とか「もう二度と話せない」っていうのは、
正直、よく聞く言葉だし、
ほんと薄っぺらい感じがするけれど・・・。
でも、ホントのほんとに、
連絡取ろうとしても、連絡すらできないような人たち。
偶然が100万回合わさっても、会えない人たち。
ロマンティックに言えば、「天国で会える」のかもしれないけれど、
なんとなく、死んだら、無、のような気がするんだよねえ・・・。
 
今はまだ、このレベルだけれど、
今後、もっともっとレベルアップしてくる。
 
確実に、例えば、親とか、おばあちゃまとか、将来的には死んでいくんでしょう?
例えば、親が死ぬってどういうことなんだろう。
ものすごく怖い。
 
小さい頃、怖い夢見て飛び起きて、パパとママのベッドに潜り込んだことがあったっけ。
小学生ぐらいだったかな。
パパやママが死んじゃう夢。
で、泣きながら、ママたちに話して、「将来死んじゃうんでしょ?」って言ったら、
ママたち、否定しないし。
 
まあ、そりゃそうだよねえ。
私が言われても、「そりゃ人はいつか死ぬよ」としか答えられないもんね。
 
で、確か、私、その時、
「私、お医者さんになる。ママたちが死なない薬を作るびっくりマーク
とか言っていたような記憶がある・・・。
(っていうか、それなら、製薬メーカーの研究員になるべきだろう、と、今の私ならわかりますが、当時は小学生なので・・・汗
 
自分自身が、実際にほんとにちかしい人をなくして、
ほんとに心から「二度と会えない」という言葉を理解したときに、
はじめて、ものすごい真実の重さに、
なんか「世界の真理を発見した」ように怖くてドキドキしてしまう。
 
 
そして、こんな「恐怖」や「悲しさ」で心臓がドキドキして、
「わーっ!」と叫んで飛び起きたいような気持ちに襲われるのを、
「いや、そんなことしたら『変な人』だから」と我慢して抑えている状態。
冷や汗が出てくるぐらい、怖い。
 
・・・うん。
これって、精神不安定だよなあ、やっぱりうさぎ
 
っていうか、こんな強靭な精神力を持っている私が、
こんなふうになるっていうのもとても不思議・・・?
 
私ね、精神病院的なものって、一生関わりないだろうと思っていたのだけれど。
 
そういえば、かくしゃくとしてちゃきちゃきの私のおばあちゃまも、
「眠れない」とかいってハルシオン処方されていたし、
もしかして、年を取ると、精神って「弱くなる」ものなのかしら・・・!?2
 
そういや、体って、年取ると「弱くなる」もんね。
走るのが遅くなったり、
オリンピックの選手とかだって、プロ野球の選手とかだって、
限界感じて引退するっていうのは、歳のせいなんだろうし。
っていうと、精神なんかも、もしかしたら、「弱くなる」ものなのかもしれない。
 
ワタシ的には、
精神は、逆に、いろんな経験を積んで、勉強して、頭が良くなって、
「強くなる」ものなのかと思っていたんだけれど。
まあ、「年寄りはわがまま」とか言われるように、
年令とともに「柔軟性」が失われるケースは往々にしてあるのかもしれませんが。
 
だとしたら、私、やばいなぁ。
自分が今「普通」だと思っていることって、実は結構頼りないものなのかもしれないぞ。
自分自身の体が、年を取ったら弱くなるんだろうなぁっていうのは、
まちなかのお年寄りなんかを見ていても、想像はついていたけれど。
 
体だけじゃなくて、
精神まで弱くなってしまったり、
 
あと、自分が今普通に暮らしている世界(人間関係)だって、不確実だぞ❓
親が亡くなって、みんな月日とともに死んでしまったら・・・
そして、うちの家系って実は結構長寿の家系。
うっかり自分が生き延びてしまったら、どうしようウサギ(泣き)
 
子供とかいうけれど、あてにできるかどうかなんてわからないし。
女の子なら、人の家に嫁いでしまうし、
男の子でも、海外に行ってしまったり、遠い土地に行ってしまったら、
実質、現在でも、年老いて孤独って人はたくさんいると思う。
(やっぱり、戦後の核家族化ってどうなんだろうねえ。サザエさんちみたいな大家族のほうが、やっぱり色んな意味で健全っていうか、いいんじゃないんだろうか)
 
いっそのこと、ブラッド・ピットの家族みたいに、
自分の子供だけじゃなくて、いろんな養子を迎えて、
5,6人も子どもたちがいれば、誰か一人ぐらいは近くにいてくれるんじゃないか?
といいつつ、5,6人も子供がいて、一人ひとりにまともな教育をさせてあげようとしたら、
(1人育てるのに1億ぐらいかかるみたいだから)
相当、裕福でないとまずいかもしれませんが・・・??
 
 
さて。
そんなふうに精神状態がよくない日々が続いて、
「これはどうしたことか」
って考えてみて。
ふと思いついてしまった・・・❗
 
これ、「セクション・ロス」だわびっくりマーク汗
 
・・・。
実は、1月入って最初に美容院行ったときに、
「実は、2月いっぱいで、祖師谷に移転します」と、美容院から言われましたガーン汗
 
 
「セクション」っていうのは、私が学生時代からずっと通い続けている美容院で。
当時は無駄に広々とした、高級路線まっしぐらの美容院だったんですよね。
ゆったりと広い待合にはアルフレックスのソファー。
ブランド名忘れたけれど、デザイナーズのテーブルに、インテリア。
熱帯魚が泳いでいて、よくわからない大きな木のオブジェが飾ってあったり。
 
一時は、スタイリストさんもたくさんいて、
アシスタントさんたちも10人ぐらいいるような大きなお店だったのです。
しかも、駒沢公園にも2店舗、祖師谷にも2店舗、馬事公苑、自由が丘など、何店舗も展開していて。
その中でも、私が通っていた「都立大学」は、ただの「セクション」ではなくて、「セクション・アリーナ」って呼ばれる高級路線の上位店舗だったんですよね・・・。
もちろん、「アリーナ」は他にも何店舗かありましたが。
確か、駒沢公園の店舗には、美輪明宏さんが毎日のように通っていたとか、
長渕剛さんがどこかの店舗に通っていたとか、
かなり華やかな美容院だったと思います。
 
その後、「カリスマ」美容師さんのブームが去って、
だんだん「美容師になりたい」って人も減ってきて。
美容院業界自体が、衰退の方向性に入ってきました。
世間も、どんどん「安い=いいこと」みたいな方向性になってきて、ユニクロさんとかも流行りましたよね。
 
お店も、やっぱり途中で何度かオーナーも変わっているみたいなんですよね。
店自体も「アリーナ」の名称が取れたり、
駅の反対側に移動したり、規模が小さくなって、スタイリストさんたちの数も減って、
「だいじょうぶかな」とは思っていたのですが・・・。
 
ところで、
美容師業界は、私も詳しくはないのですが、
どうやら「独立してなんぼ」みたいな世界みたいですね。
最近は、美容院も増えすぎてしまった上、賃料の高さから、
都内で開業はリスキーって思う人も多いらしいですが、
基本はみんな「自分のお店を持ちたい」って思っているらしいですね。
だから、エステティシャンさんやネイリストさん並みに、「人が居着かない業界だなぁ」って思っています。
せっかく担当決めて、かなり通っても、割と頻繁に担当が辞めていく。
まあ、エステティシャンさんやネイリストさんは女性なので、結婚・出産の理由が多いので、それはそれですが。
 
その上、カリスマブームが過ぎて、
美容師になりたいという人たちも減ってきて、求人かけてもなかなか人が集まらない。
で、最近になって、だいぶ、お給料面とかおやすみの面とか、改善されつつあるらしいです。
が、ちょっと遅かったのかな。
 
すでにセクションもたくさんお店を閉めて、
実は、今現在で残っていたのが「都立大学」と「祖師谷」の2店舗だけだったらしいのです。
 
今度、「都立大学」は流行りのドライヘッドスパのお店に改装して、
今の都立大学のメンバーは、ラスト1店舗の「祖師谷店」に移動するか、辞めるかするみたいです。
 
ドライヘッドスパは、私もよく知らないのですが、
どうやら、ヘッドマッサージのお店らしいので、美容師さんの免許がなくても務められるらしいです。
とりあえず、私も、セクションにはずっと通っていましたが、
ドライヘッドスパじゃあ目的が違うので、新しいお店を探さなければならないことになりました。
 
 
でも、これが、私にとって、相当、精神的にきているみたいなんです・・・。
 
何しろ、もう15年以上、いや、下手したら20年近く、
「毎日のように」通っていたお店が閉まってしまうのですから・・・。
 
祖師谷だと路線も違うし、さすがに毎日通うのは無理。
というか、たまに、でも、無理・・・。
それなら、別の美容院を探さなきゃって感じです。
 
フリーランスになった女性に連絡取ることも考えてみたのですが、
カットとかカラーリングとか、トリートメントとかならいいのですが、
今までみたいに、ちょこっとシャンプー&ブローのために通うなんていうのは、
逆に気の毒で申し訳ないし、
それに、妊活のためにフリーランスになったわけだから、
いつ、赤ちゃんができるかもわかりません。
だとしたら、彼女のところに通うのも、わずかな「延命措置」にしかならないのかなぁ。
 
抜本的に解決するためには、美容院を探したほうがいいんだろうけれど、
同じようなクオリティーでやってくれるようなお店ってあるんだろうか。
2月末にセクションが閉まるんだから、
それまでになんとかしてめどをつけておかないと・・・。
 
 
そういえば、古い話になりますが、「あまちゃんロス」とかありましたよね。
毎朝見てるドラマがなくなるのがショックで慣れない、と。
いや待てよ。
私なんか、「20年近く」「毎日」通っている美容院がなくなるんだぞ?
こりゃ「ロス」になってもしょうがないか・・・。
 
 
それと、もうひとつ。
 
12月30日から風邪を引いて、早、もうすでに2週間。
なぜか、全然治りませんうっ。
日に日に良くはなっているのですが。
未だに、なんだかずるずるゲホゲホしている理香です汗
(ネットの方もほとんどアクセスできてなくてごめんなさい)
 
思うのですが。
風邪って、結構精神的にやられますよねあはは。。。

 

特に、鼻が詰まって、呼吸が苦しいと、

肺が膨らまないし、空気が不足するので、とても不安感に駆られる。

 

もしかして、ここ最近の、私の「精神不安定さ」って、

この「セクション・ロス」と「風邪」が合わさった、複合技なんじゃないんだろうか・・・?

 


藤咲理香
Blog http://ameblo.jp/ricafujisaki/