「フォンテンブロー」
こちらは突き出し。
「弘法芋とチキンのムース」
「紫キャベツの赤ワイン煮」
「ずわい蟹のグラタン」
ですが・・・。
弘法芋って何か聞いたら、修善寺で採れる「長芋」のことなんだそうです。
えっ!
私、とろろアレルギーって事前に言ってあったのに・・・
ほっ☆。
・・・けど、お家帰って調べてみたら、「弘法芋」って、「本巣市根尾地区で古くから栽培されているジャガイモの一種」らしいの!
見た目もまんまじゃが芋☆。
え〜。
じゃが芋なら食べれた!
まあ、食べれると思って食べたらヤバかった、発疹が出たってなったら大問題だから、逆に食べない方向性で良かったのかなぁ・・・。
でも、なんか、おかしい。
更に調べると、静岡の修善寺の「弘法芋」は、同じ「弘法芋」でも、岐阜の「弘法芋」と、色も形も違う。
写真を見ると、どう見ても、全然違う別物?!
「この弘法芋の風味や栄養価は山芋と同様ですが、違いはなんといってもその形。
こんにゃく玉のような丸い形で加工しやすいのが特長です。」
こんにゃく玉のような丸い形で加工しやすいのが特長です。」
って書いてあるので、「形の違う山芋」ってことだな・・・。
やっぱ食べなくてよかった☆
彩りの西麓野菜と二種のソース
ディジョンマスタードソースと、トマトのソースの2種だそうです。
上に乗ってる葉っぱは「デトロイト」
あとは、黄人参、ミニニンジン、ロメインレタス、金目鯛、ズッキーニ、紅芯大根。
オリーブオイルを垂らして。
メニュー表にもちゃんとここに「パン」って書いてあるんだよね。
普通だと、もっとぐっと早い段階・・・オードブルの前(アミューズ・ブーシュのあと)ぐらいに持ってくることが多いんですけれどね。
たぶん「ヴァンブランソース」の表記間違いかな
ホタテは、ミ・キュイ。
下にはほうれん草。
上には色々のパプリカなど。
・・・ここのレストラン、盛り付けも洗練されているし、美味しい。
ただ、欲を言うと、だけれどね。
オーベルジュなんだから、地場モノ(ジビエ含む)を食べれると思って期待していたんだ。
ええとね・・・、うーん・・・、と・・・。
東京で毎日のようにこういう系のお料理を頂いている私(わたし)的な、純粋な私見と発想ですが。
こういうところのレストランが、「東京のレストランと張り合ってもしょうがないじゃん」って思っちゃうんだな。
捕れたものを現金化してやろう、東京で高く売ってやろうとして、日本(もしかしたら世界)各地、津津浦浦から築地市場に「うまいもの」「めずらしいもの」が集まってくるじゃない?
だから東京が一番(地元より)美味しいものがたくさんある、とか言われたりもするよね。
技術だって、ガストロノミーとか・・・ここ10年ぐらいのトレンドだとモダンガストロノミーだとか分子ガストロノミーだのの世界だけれど、みんなすぐ取り入れるじゃん?
鮮やかなお野菜を並べたパテも、ソースを透明ジュレにしてみたり、オリーブオイルをパウダーにしてみたり。
そんなのも、一軒がやれば、あっという間に東京中にぱっと広まる。
だから、こういう田舎で、「普通」の食材を、普通にフレンチにしていたら、・・・正直、張り合っても・・・って思うの。
いや、美味しかったよ。
洗練もされていた。
でも。何か物足りなく感じてしまうの。
私は、このお店の独自色を出した方がいいんじゃないかって思うの。
例えば、北海道かぼちゃを使ってる場合じゃない。
これが、「富士山のかぼちゃです」(→育つのかどうなのかは知りませんが)だったら、ぐんとありがたみが増す。
「田舎」ってのは、いい。
うりになる。
ポジティブな意味で使える言葉だと思う。
帰りにタクシーの運転手さんが、「イノシシはそこらじゅうで歩いてるから、夜は歩いたら危険ですよ。たまに放送で「今から駆除します」なんてやってますよ。動物は、大きいのだと鹿もいます」なんて話ししていた。
じゃあ、どうしてイノシシとか使わないんだろう?
もったいないよ。
それ、絶対ウリになるのに。
イノシシ、鹿、鴨・・・全部ジビエになるじゃないか☆。
もっと珍しい、例えば熊とかも手に入るなら、きっと、わざわざその為だけに来る人だって出て来るだろう。
メニュー見ると、地場の野菜などを全く使ってないわけじゃあないけれど、もっともっと使えばもっとウリになるのに!
ないなら、窓際でハーブ育てればいいじゃないか。
「フレッシュ地場もの」ってメニューに書けるよね。
ススキの大平原?を通ってこの宿に来たけれど。
どうせ土地なんかすごいあるんだから、ちっちゃいビニールハウスでも併設しておけばいいのになぁ。
こういっちゃ申し訳ないですが、いくらおいしくても、普通のフレンチを食べに東京からここまでこないでしょ。
せっかく箱根という良いロケーションなんだから、もっともっと前面に「ここしか食べれないんです!」を売り出したらいいのにな。
もったいないなぁ。
赤ワインのグラニテです。
はちみつなどが入ってるそうです。
シャンピニオンデュクセルとマデラワインのソース
長いのは、まこもだけ。
マコモダケっていうと、茸っぽいけれど、イネ科の植物です。
って、毎回書いてるか
シャンピニオンを細かく刻んで、ペースト状(デュクセル)にして、オーブンで焼いたそうです。
ちなみにデュクセルは、 みじん切りしたエシャロットとか玉葱とかと一緒にバターで炒めて水気を飛ばして旨味を凝縮させたペーストで、パイとかの中身にしたりします。
ペリエを何本も注文してしまいました☆。
パッションフルーツとマンゴーのソース
ベリーにコーンスターチでとろみをつけたソース
そうそう。
メニューにちゃんと名前入れておいてくれているのは嬉しいよね。
たまにこういうサービスあるお店あるけれど、特にこういう旅行の時には、記念になって嬉しい☆。
プティフール
プティじゃないプティフール?
藤咲理香(橘里香)
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