「フォンテンブロー」 | 藤咲理香のブログ

「フォンテンブロー」

 
土曜日夜のディナーはホテル「オーベルジュ・フォンテンブロー・仙石亭」のレストラン「フォンテンブロー」にて。
 
こちらは突き出し。
 
「弘法芋とチキンのムース」
「紫キャベツの赤ワイン煮」
「ずわい蟹のグラタン」
 
ですが・・・。
 
弘法芋って何か聞いたら、修善寺で採れる「長芋」のことなんだそうです。
 
えっ!
私、とろろアレルギーって事前に言ってあったのに・・・うっ。汗
 
 
 
焦っていたら、鮪に取り替えてくれましたにゃ
ほっ☆。
 
 
・・・けど、お家帰って調べてみたら、「弘法芋」って、「本巣市根尾地区で古くから栽培されているジャガイモの一種」らしいの!
見た目もまんまじゃが芋じゃがいも☆。
 
え〜。
じゃが芋なら食べれたM6
 
まあ、食べれると思って食べたらヤバかった、発疹が出たってなったら大問題だから、逆に食べない方向性で良かったのかなぁ・・・ぼー
 
でも、なんか、おかしい。
更に調べると、静岡の修善寺の「弘法芋」は、同じ「弘法芋」でも、岐阜の「弘法芋」と、色も形も違う。
写真を見ると、どう見ても、全然違う別物?!
 
「この弘法芋の風味や栄養価は山芋と同様ですが、違いはなんといってもその形。
こんにゃく玉のような丸い形で加工しやすいのが特長です。」
って書いてあるので、「形の違う山芋」ってことだな・・・。
 
やっぱ食べなくてよかったううう
 
 
 
金目鯛のオードブル
彩りの西麓野菜と二種のソース
 
ディジョンマスタードソースと、トマトのソースの2種だそうです。
 
上に乗ってる葉っぱは「デトロイト」
あとは、黄人参、ミニニンジン、ロメインレタス、金目鯛、ズッキーニ、紅芯大根。
 
 
 
カボチャのポタージュ
 
オリーブオイルを垂らして。
 
 
 
不思議なことに、ここでパンが出てくるスタイル。
メニュー表にもちゃんとここに「パン」って書いてあるんだよね。
 
普通だと、もっとぐっと早い段階・・・オードブルの前(アミューズ・ブーシュのあと)ぐらいに持ってくることが多いんですけれどねにゃ
 
 
 
「北海道産ホタテの白ワイン無視 フレッシュトマトソースとバンブランソース」
 
たぶん「ヴァンブランソース」の表記間違いかな・・・?
 
ホタテは、ミ・キュイ。
下にはほうれん草。
上には色々のパプリカなど。
 
 
・・・ここのレストラン、盛り付けも洗練されているし、美味しいキラキラ Part1
ただ、欲を言うと、だけれどね。
オーベルジュなんだから、地場モノ(ジビエ含む)を食べれると思って期待していたんだうさぎ
 
ええとね・・・、うーん・・・、と・・・。
東京で毎日のようにこういう系のお料理を頂いている私(わたし)的な、純粋な私見と発想ですが。
こういうところのレストランが、「東京のレストランと張り合ってもしょうがないじゃん」って思っちゃうんだないぬ
 
捕れたものを現金化してやろう、東京で高く売ってやろうとして、日本(もしかしたら世界)各地、津津浦浦から築地市場に「うまいもの」「めずらしいもの」が集まってくるじゃない?
だから東京が一番(地元より)美味しいものがたくさんある、とか言われたりもするよね。
 
技術だって、ガストロノミーとか・・・ここ10年ぐらいのトレンドだとモダンガストロノミーだとか分子ガストロノミーだのの世界だけれど、みんなすぐ取り入れるじゃん?
鮮やかなお野菜を並べたパテも、ソースを透明ジュレにしてみたり、オリーブオイルをパウダーにしてみたり。
そんなのも、一軒がやれば、あっという間に東京中にぱっと広まるキラキラ星2
 
だから、こういう田舎で、「普通」の食材を、普通にフレンチにしていたら、・・・正直、張り合っても・・・って思うの。
 
いや、美味しかったよsss
洗練もされていた。
でも。何か物足りなく感じてしまうの。
 
私は、このお店の独自色を出した方がいいんじゃないかって思うの。
 
例えば、北海道かぼちゃを使ってる場合じゃない。
これが、「富士山のかぼちゃです」(→育つのかどうなのかは知りませんが)だったら、ぐんとありがたみが増す恵比寿カボチャ2
 
「田舎」ってのは、いい。
うりになる。
ポジティブな意味で使える言葉だと思う。
 
帰りにタクシーの運転手さんが、「イノシシはそこらじゅうで歩いてるから、夜は歩いたら危険ですよ。たまに放送で「今から駆除します」なんてやってますよ。動物は、大きいのだと鹿もいます」なんて話ししていた。
 
じゃあ、どうしてイノシシとか使わないんだろううさ。
 
もったいないよ。
それ、絶対ウリになるのにキラキラ Part1
 
イノシシ、鹿、鴨・・・全部ジビエになるじゃないか☆。
もっと珍しい、例えば熊とかも手に入るなら、きっと、わざわざその為だけに来る人だって出て来るだろう。
 
メニュー見ると、地場の野菜などを全く使ってないわけじゃあないけれど、もっともっと使えばもっとウリになるのにnipa*
 
ないなら、窓際でハーブ育てればいいじゃないか。
「フレッシュ地場もの」ってメニューに書けるよね。
 
ススキの大平原?を通ってこの宿に来たけれど。
どうせ土地なんかすごいあるんだから、ちっちゃいビニールハウスでも併設しておけばいいのになぁあげ
 
こういっちゃ申し訳ないですが、いくらおいしくても、普通のフレンチを食べに東京からここまでこないでしょ。
せっかく箱根という良いロケーションなんだから、もっともっと前面に「ここしか食べれないんです!」を売り出したらいいのにな。
 
もったいないなぁべえ
 
 
 
 
お口直しのグラニテ。
 
赤ワインのグラニテです。
はちみつなどが入ってるそうです。
 
 
 
国産牛フィレ肉のステーキ
シャンピニオンデュクセルとマデラワインのソース
 
長いのは、まこもだけ。
マコモダケっていうと、茸っぽいけれど、イネ科の植物です。
って、毎回書いてるか汗
 
シャンピニオンを細かく刻んで、ペースト状(デュクセル)にして、オーブンで焼いたそうです。
 
ちなみにデュクセルは、 みじん切りしたエシャロットとか玉葱とかと一緒にバターで炒めて水気を飛ばして旨味を凝縮させたペーストで、パイとかの中身にしたりします。
 
 
 
今回、全く飲んでません。
ペリエを何本も注文してしまいました☆。
 
 


「ブランマンジェとエキゾチックソース バニラアイスクリームと一緒に」

パッションフルーツとマンゴーのソース
ベリーにコーンスターチでとろみをつけたソース

 
 
そうそう。
メニューにちゃんと名前入れておいてくれているのは嬉しいよね。
たまにこういうサービスあるお店あるけれど、特にこういう旅行の時には、記念になって嬉しい☆。
 
 


プティフール
 
プティじゃないプティフール?
 

藤咲理香(橘里香)
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