「KANADE 〜奏〜」
あんまりにもレベルが高かったので、今回は三人でおじゃましました
お食事。
こちらは「ごりの唐揚げ」だそうです。
料理長の廣瀬友子さんが考えてくれた低糖質メニューです
私は、毎回予約時に、どこのレストランにも、「糖質制限をやっているので、もし可能なら対応していただるものがあったらうれしいです。対応できなくても構いません」と言ってるのですが。
もちろん、「無理」って言われることもちょいちょいあります。
その場合は「じゃあ、糖質が高いものは残してしまうかもしれませんが、それはお料理がまずいとかそういう意味じゃないので、シェフに伝えておいてください」と言ってます
「奏」さんは、「低糖質ダイエット、私も興味あったので・・」と、今回、わざわざ勉強して作ってくれたみたいなのです
すごい。
ここまでやってくれるなんて。
もともと、この料理長の廣瀬友子さんは、ホテル西洋の吉兆出身(銀座のお寿司屋サンでの経験もあるらしい)なんだそうです。
そういえば、ホテルって、いいホテルになればなるほど、お客様の要望に極力答える、ノーと言わないっていうけれど。
「ホテル西洋」って、色んな意味でものすごーーーく評判の良かったホテルだもんね。
私、泊まってみたかったホテルナンバー1かも。
(今はもうないので)
器の下も器になっていて、こちらの先付は「愛知産 赤貝 柚子ぬた」だそうです。
ぬたっていうのは普通、酢味噌を使うのですが。
酢を使わずに柚子のみで作ったみたい。
だから、すごく爽やか。
前菜。
小長井産 真牡蠣 シャンパーニュ蒸し
河豚唐揚げ 白子ソース
ざくろがいいアクセントです。
そして、白子ソースとあえると、こんなにも河豚って美味しくなるんだ?!って感じ。
前菜
大間産 本鮪 大トロステーキ
オレンジのはキンカン。
そして、わかりづらいと思いますが、「キャビアライム」という透明のつぶつぶのキャビアっぽいものが添えられています。
こちらがその「キャビアライム」、別名「フィンガーライム」というものらしいです。
調べたのですが、もともとアボリジニが食べていたもので、オーストラリアではジャムの原料として昔から使われていたんだそうです。
が、このキャビアみたいな美しく光沢のある粒と。
ライムの香りがするのですが、潰さないと香りがしないという特製から、フランス料理に使われるようになって全国に広まったそうです。
棘がある植物らしく、栽培・収穫が困難で、少ないというのもあって、今では高級食材なんだとか!
さて、話は変わりますが、この前菜までは、シャンパンは「ベレッシュ」というシャンパン。
有望な若手の作りてさんらしいです。
酸味がキレイに続く、レモン+蜂蜜みたいな味がします。
続いてお椀。
写真に撮ってわかるかどうか不安でしたが、ちゃんと、お椀に霧吹きやってるの!
さすがだねえ・・・。
シャンパンバーでここまで手の込んだことやられちゃうと。
上質すぎます。
ここからはシャンパンは「ガストンコラール」。
ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
フランスにはワイン作ってる村が310以上あるみたいだけれど、その中の17のむらがグラン・クリュなんだそうです。
ここのBouzy村っていうのもグラン・クリュの一つ。
大概のグラン・クリュ(特級畑)は大手資本なんだけれど、ここはその中でも珍しく小規模にやってるとこらしいです。
しかも、あとで調べたら、ビオディナミという自然派農業をやってるらしい。
果実感が強く林檎みたいな味。
さて、お椀の中身は、「長崎産のどぐろと名残の松茸椀」
出しを煮出して濃くする製法で、お椀とシャンパンとマッチングをはかっています。
すだちなどの柑橘をあわせることで、シャンパンの酸味と合わせたり。
松茸ももう終わっていたんだけれど、今日築地にいったら、香りのいいのが入っていたので、「名残」として使うことにしたそうです。
金粉が華やかなお造りは・・・
江戸前スミイカ 塩水雲丹 キャビア
それに、真いくら、生海苔
すだちとおしおがかかってるのでそのままいけます。
あと、撮り損ねましたが、
壱岐産 釣り真鯵
愛媛産 活け〆 真鯛焼霜
のお造りも出てきました。
お塩は淡路の藻塩。
お醤油は、煮切りシャンパン+醤油で作ってあります。
焼き物
千葉県富津産の本かます塩焼き 瞬間燻製
黄ニラ、ずわい、蟹味噌+八丁味噌+卵黄のペースト
ピクルス、姫大根
かぼす
ピクルスがほんのり浅漬けで、めちゃ美味しかった〜〜!!
焼き物のときのシャンパンは・・・。
なんと、はじめて私の知ってるシャンパンが出てきました!
「ローラン・ペリエ グランシエクル」
ただし、2006年産
うう。やるな☆。
泡立ちが細かく、鉱物感を感じる。
コンポートみたいなスパイシーな後味です。
強肴
宮崎A5和牛テールと糖質の低い冬野菜炊合せ
・・・って!
「糖質の低い冬野菜炊合せ」ってとこで既にもうこの友子さんの気遣いが身にしみるわ〜〜。
ラブよ、ラブ
ここまで気遣ってもらっちゃったら、このお店、愛用しないわけにはいかないでしょ〜〜っ
あっ、メインのところでまたシャンパンが変わりました!
今回も私のよく知ってるシャンパン
このシャンパンバーは「あまり知られていない、でも美味しい、素晴らしい、シャンパンを出してくる」イメージがあったのですが、今回2種類も知っていたので驚きました☆。
その名も「ボランジェ」。
ただし、ロゼ。
さっきのローラン・ペリエといい、この「ちょっと外し」が憎いね。
ホントはここに「ズワイ蟹雑炊」が入ってくるのですが。
お米がダメなので、天婦羅にしてもらいました
ズワイ蟹も美味しい。
白子も美味しい。
ヤバイ☆。
なんと!
低糖質スイーツまで作ってくれちゃいました
シャンパーニュ寒天と旬の果物
美味しすぎて、がっつりフルコース頂いちゃいました
もちろん、美味しいシャンパンに酔いしれて・・・というかほぼほぼ酔いつぶれたことは内緒
このあと、気づいたら、バー・ムラーテの個室で爆睡していました。
陽子さん、すいません
でも、逃げる場所がある幸せ
藤咲理香(橘里香)
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