夢と現実、贅沢と幸福 | 家具インテリア会社社長の独り祭。 Powered by アメブロ

夢と現実、贅沢と幸福

つい先日、僕と同じ歳の仕事を共にした仲間が亡くなり、お葬式に参列した。彼は大好きなインテリアの世界を変えたいと真剣に考える有志の1人だった。しかし若くして、そしてあまりにも突然亡くなってしまった。死というものを改めて身近に感じ、そしてふと人生について改めて考えさせられた。

よく夢って何ですかと聞かれる。「ビジネスの世界展開ですか?」「ハワイに豪邸ですか?」って。勿論それはそれで凄いことだし、夢があるのは大いにいいことだ。でも夢って達成したら??大金持ちでも自ら命を絶つ人もいるし、話し相手もなく幸せを感じていない富豪もいる。ごく一般的にイメージされる夢のその先には「贅沢」があるわけだが「現実」において、日々好きなことを精一杯やって、慎ましくも毎日を「幸福」に生きる事こそが最高の幸せなんじゃないか?お金の稼ぐ額とか、住む家の広さは最優先項目にすべきでは無いと思う。「贅沢」をするために仕事を頑張るのではなくて、「幸福」に生きたいから好きな事をして時間を消費する。もちろんその為には「好きな事をして生きるための努力」をしないといけないのは言うまでもないが。夢を叶えられる人は現実的に極々少数な世の中で、夢の為に死に物狂いで頑張れ!将来贅沢できるように夢を追いかけろ!なんて子供や他人に軽々しく言うのは本当にその人の為になるのかなって思う。だったら、「如何に時間を消費すれば、幸福に生きられるのかを共に考えよう!」と声をかける方が本人の為になるのでは無いか?

僕もかつて学生の頃、未来の「贅沢」の為に起業し、お金の為だけに仕事を頑張ると決心した。その仕事はお金の為であったから当然その業務自体は好きではなかったし、仕事を愛していなかった。ある日、その仕事を介しトラブルが起き、心身ともに疲れ果て、お金はいらないからもう辞めたいと思うことがあった。それから無事大学を卒業し、「前より稼げなくても、とにかく好きな事で起業する!」と決心し今に至る。それから早13年、リグナは大企業でもないし、決して大成功といえる会社でも無いが、気持ち的には幸福だし、そして自分の仕事を心から愛しているし誇りに思っている。そして何よりリグナを好きと言ってくれる人がいる。好きなことを仕事にすると好きでなくなるという人がいる。それは僕にとっては全く賛同できない意見。恐らく本当に好きではなかったのでは無いか?好きと思いつつも、得られる利益のことばかり考えてしまったのでは無いか?賛否両論ではあるが、少なくとも「好き」こそ人に伝染するし、その気持ちはダイレクトに伝わる。それを本気で好きなら人は共感してくれるし、応援してくれる。結果それは社会貢献につながるし、微々たる利益でも、生きる実感、大きな幸福を味わう事だってできる。

「人生=時間」。この軸は絶対に変わらない。一度きりの人生とは、幸せな時間を自ら消費し、そして幸せな時間を大切な人と共有する為にあるのだから。

※勿論この意見に対し、反対意見も多くあると思います。これはあくまで僕の独り言です。気分悪くなったら聞き流してやってください。また、この内容は私の著書「100%好きを仕事にする人生」でも触れている内容です。

以下、北野武の言葉より

「どんなに高いワインより、喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。贅沢と幸福は別物だ。慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。人生はそういう風にできている。」