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terra e mare 大地と海

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フランス産牡蠣の食べ較べ


ノルマンディー、北ブルターニュの英仏海峡から西ブルターニュの大西洋ビスケー湾にかけて、幾つかの特徴ある産地での牡蠣の食べ較べ!!




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ノルマンディーは英仏海峡に向かい合う地方で、パリから最も近い海浜リゾートドービルがある。その他カーン、ズニシェルブール、モン・サン・ミシェルもノルマンディーに位置する。カルバドス県の特産が、リンゴから作るシードルとカルバドス。

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ブルターニュはノルマンディーのすぐ西隣に続く地方で、英仏海峡から大西洋の

キブロン湾の北端に位置する。サン・マロカンカルブレストキブロンがここ。

マレンヌアルカションの牡蠣の産地や、ロワールワインゲラントの塩エシレのバターの産地は、ブルターニュの隣のロワール地


各地の牡蠣


牡蠣の食べ比べと言っても、一度に各地を食べ廻った訳ではないのでその記憶は曖昧だが、どれも旨かった!!という舌の記憶は鮮明だ。 



ノルマンディー:イズニー(isegny)産…ノルマンディーのドーヴィルで店頭に出る      

           のは、ここイズニー産が多い。ブロンもあるが、日本の真牡蠣も。

           産地で味わったブロンはここが初めてだったから、その濃厚な

           舌の記憶が未だに鮮明だ。


ブルターニュ:カンカル(cancal)産…ブロン、日本原種のジャポネ等いろいろ食

           べてみたが、ここのブロンが旨み、甘み、濃厚さが一番だった。

                                       (3月29日 記)


ブルターニュ:ブレスト(brest)産…昔昔、ローマ人が築いた町。ローマの皇帝は

           馬車を仕立てて昼夜走らせ、フランスの天然牡蠣をロ 

         ー マまで届けさせた…という逸話が残っているが、その牡蠣

           は、このブレスト産だったかも知れない・・・と勝手に想像を膨らま

           せる。ブロンも良かったが日本原種の真牡蠣の美味しさに驚い
           た。養殖では無く、天然ものもあるらしい。


ブルターニュ:キブロン(quibron)産…ここは内陸に深く入り込んだキブロン湾

           の深場で、日本と同様垂下方式で養殖されている。

           ここではブロンに似たクルーズ牡蠣だったが、ブロンより気持ち

           さっぱりしていたような記憶がある。日本原種の真牡蠣は、身が                               

           大きくプリッとして日本産と変らないな・・と感じた。

                                         (4月1日 記)


シャラント:マレンヌ・オレロン(marennes oleron)産…ロシュフォールのすぐ

           南の小さな港町。世界でここだけの緑色の大きな牡蠣がある。

           仏最大の牡蠣の養殖地。

           残念ながらこの牡蠣は食べたことが無いので、是非トライしてみ

           たい。


ジロンド:アルカション(arcachon)産…ボルドーの西。車で1時間弱の内陸に入

           り込んだ湾内で、養殖される。

           仏国内有数の産地で、パリに毎日出荷しているためパリでよく見

           かけるし、食べる機会も度々。真牡蠣が多い。ワイン産のボルド  

           ーでは牡蠣はまず、このアルカションもの。ワインボルドーワインの

           ーヴィニョン系との相性はgood!

           

           


           




 バターキャラメル ソース(Sauce de Beurre Caremel) 作りに挑戦 !!!!!



                               

mare110のブログレシピ…有塩バター120g、グラニュー糖
         220g、生クリーム250cc 

         (ジャムビン(小)が4個分)

      仏製ストウブ(Staub)の鋳鉄鍋を 

      使用。


 


①グラニュー糖をやや強火で、木べラか耐熱ゴムべラでかき混ぜる。

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②次第に溶けて透明になるが、続けてよくかき混ぜていくとグツグツと泡が 

 出始め、薄い焦げ色から焦げ茶色になったところで火を止める。



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③生クリームをよくかき混ぜながら全部入れ、続いてバターも全て入れる。


④再加熱(弱火)してバターを全て溶かし、沸騰したら火を止め

そのまま冷ます。



反省:鋳物のストウブ鍋は非常に熱伝導がいいので、グラニュー糖を 

    少し色づいたら急激に茶色になって、あわてて火を消したが、や  

     や色の濃いソースなった。

 


鍋の中の色が黒いので、こげ茶にキャラメリーゼしたものの色がうまく

判別できなかった。

 

鋳物鍋は他の鍋より時間がかからずキャラメリーゼを作ることができ

るので簡単だが、火加減と時間に注意が必要。

 

鍋の中が白色の同様の鋳物鍋 ル・クルーゼのほうがこげ色が判別し

やすいので良いかも。

 

多分、銅製の鍋が温度管理の面でこのキャラメル・ソースづくりには

最適と思われた。

 

意外と簡単に作れるので是非お試しを。

              (買えばけっこう高いアイテムなので)




上海で買えるバターキャラメルソース


  

  なんと、ブルターニュのサン・マロ近く出身のフランス人経営のクレープ屋でホ 

  ームメイドのビン入りが手に入る。ここに来ると、いつもブルターニュの話で  

  盛り上がってしまう。ここのキャラメルソースはまさしく本物。

  この店はヨーグルトの宅配もやってるベベ マミ

  ソバ粉のクレープ ガレット・コンプレを食べシードルを飲めば、気分はまさにブ 

   ルターニュ。クレープ焼き機もブルターニュから持ってきていて、ソバ粉もフラン 

   ス産。中国産の焼き機とそば粉を試したけれど、うまくいかなかったと苦労話を

   聞いて納得。なぜなら私も試していたから。

  

  お店の場所がちょっと不便だが…行く価値有り。

  その他、生クリームチーズとテイクアウト用のクレープ生地がお勧め。

    べべ マミ:住所 哈密路2003号 (21)6269-1702























ブルターニュ 大地の幸
 
 ノルマンディー同様ブルターニュも、豊かで広大な牧草地が広がっていて、海岸に近い所でも内陸でも、羊や牛が草を食んでいる風景をそこここに見受けられる。ブルトン牛の濃厚なミルクからは良質のクリームやチーズ、バターがこの地の特産ということは、前にも紹介した。養豚も盛んだ。


キ・ア・ファルツ(Le Kig Ha Farz)…ブルターニュ風ポトフ


ブルターニュ特産のサラザン粉(ソバ粉)にレーズンを混ぜた団子が入ったポトフ。

いわゆるすいとん鍋のフランス版。

  レシピ  

       ①マリネした牛のスネ肉、豚の塩付け肉、ニンジン、セロリ、キャベツのザク        

         切りを肉と一緒にたっぷりの水でコトコト煮る。

      

       ②ソバ粉に牛乳、生クリーム、卵黄、塩を入れて泡立て器で手早く練り上

         げ、白ワインにつけた乾ブドウを入れる。

   ソバ粉の入らないフランス風ポトフは月に何度も作る我家の定番料理。酢キャベ     

   ツで作ればシュークルート、ドイツではザワークラウト。

   酢キャベツは自分で簡単に作れるが、市販のビン詰めを使えばに簡単。

  

   シュークルートは赤色、白色あり、私は赤で作るときは赤ワインを、白で作るとき

   は白ワインをを入れて煮るので、二種類の色、味の違う料理にしている。単純にソ 

   ーセージだけや、豚胸肉orバラ肉をワイン等でマリネし、糸で縛って塊のままニンジ  

   ン、ジャガイモと一緒に煮る。

   ストウブル・クルーゼ等の鍋で作るのに最適な料理で、男性はlレッツ トライ!



フランスのバター いろいろ

ボルディエ バター Bordier (ブルターニュ)…サン・マロの発酵有塩バター

                                      (3月29日 記)

イズニー バター Isigny (ノルマンディー)…ドーヴィルの西イズニー村産。風味豊か               

                  な有塩発酵バターで、冷蔵庫に入れても固まらず常に

                  柔らかい状態で使える、特筆すべきバター。

エシレ バター Echire …ロワール河沿の町 ナントの南に位置する小さなエシレ村の

                農業協同組合で、厳選された乳牛から厳しい管理のもと作

                られる高級バター。上記ボルディエやイズニーのバターはど

                こでも手に入るというものではないが、エシレは、パリでも日

                本でも比較的手に入れやすい。

土地固有の乳酸菌で発酵させたという香り高いバターは、パンに直接ぬって口に含むとまろやかさとその風味の余韻とが、いつまでも続く。

エシレは日本でも人気があり、買いに行く店では品切れのこともある。

最近東京丸の内にエシレ・メゾン・デュ・ブレがオープンした。エシレバターをふんだんに使ったショコラやミルフィーユ、クロワッサンとマドレーヌが絶品。


※エシレバターは貴重品なのでなかなか思い切って使えない我家の普段使いは、日本産発酵カルピスバター。主にパン食用に。

料理や菓子作りには、フランスのプレジデントやニュージーランドのウェストゴールド等の手軽なバターを利用。


P.S.上海日系デパートで、イズニー・バターを発見。4種類のイズニーが上海でも手に入るとは・・・。無塩、有塩、発酵が揃いました。