青い鳥4零次と二人で歩きなら、ひろとのことを思い出していた。正反対の二人だった。私を強引に引っ張っていくひろと…優しく包みこむような零次…全く違う二人の性格。一年前、差し出された零次の手を振り切って、私はひろとの手を取った。それでも、ひろとによって、ぼろぼろに傷ついた私を、癒してくれたのは、零次だった。気が付けば、出会ってから6年の月日が流れていた…