クリスマスイブ 2 | 日々自分を愛する★世界を幸せにする

日々自分を愛する★世界を幸せにする

アラフィフ、独身、バツイチ。趣味は海外ひとり旅。2014年、私は不幸と思い込んでいた時にブログを書きはじめ、2020年の今、最高に幸せと感じられるようになるまでの日々、
感じた事をブログにしています。
良かったら一緒に面白がってください(๑˃̵ᴗ˂̵)

ひろとがいつものように、

タクシーを止めようとする。


その手を私は制した。



「せっかく綺麗にしたから、
陸と零次にも見せに行くね♪」


「わかった…。」


少し寂しそうに、
ひろとは言った。


そんなひろとの態度は少し引っ掛かったけど、

私は陸と零次に、クリスマスディナーには行けないけど、

今日、
お店には遊びに行くから…と約束していた。


せっかくのイブに忙しい中、
わざわざ時間を空けてくれた彼らに負い目も感じてた。



二人とも大事な友達だったから・・・。









陸の店の扉を開ける。


陸はキャッシャーのところで、スタッフと打ち合わせしていた。


今日も細身のスーツがキマっている。




こちらを振り向いた。


「理緒、ヤりすぎだろ、それ(笑)。」


“うるさい!”


陸はいつもの顔で、ニヤニヤ笑ってた。


ほんと嫌みなヤツだ。


“陸の為に着飾った訳じゃないし!”


思いつつ、私はいつもの席についた…。




その後、

零次の店に行った時も、

これ以上ないほど、
着飾った私を見た澪冶に、

微妙な顔をされた。

いつもノリの良い澪冶が、
あまり喋らない…。


“そんなに私、変かな?”


何だか腑に落ちず、落ち着かなかった。