軽口 | 日々自分を愛する★世界を幸せにする

日々自分を愛する★世界を幸せにする

アラフィフ、独身、バツイチ。趣味は海外ひとり旅。2014年、私は不幸と思い込んでいた時にブログを書きはじめ、2020年の今、最高に幸せと感じられるようになるまでの日々、
感じた事をブログにしています。
良かったら一緒に面白がってください(๑˃̵ᴗ˂̵)

いつもの待ち合わせ場所に零次の姿があった。


まだ9時前…。


時間どうりに来た
零次に私は驚いて、
言った。


「どうしたの?零次。
約束守れるじゃん♪」



「守れるよ!(笑)」


澪次は言ったけど、

本当に珍しい事だった。



いつも零次は遅れて来る。


最大では四時間待たされた事もある。



ドタキャンされた事も一度や二度ではない。


それでも零次とご飯に行くのは、

いつも楽しかった。


零次と私は、歳が近く、趣味も合った。

仕事でへこんだときも、相談に乗ってくれた。


年が近かったせいか、境遇が似ていたせいか、

お互いに仕事の事も、プライベートの事も相談しあった。




陸とは違う意味で、

大事な友達だった。




「最近、仲良くしてるコがいてね…」



私は、自然にひろとの話を、零次にしていた。



陸の店で、

ひろとについて言われた事を簡単に話す…。



零次は彼の視点で色々、意見を言ってくれていた。



零次の考え方はいつも独特で、

私はその度に関心させられる事も多かった。




零次と飲むといつも飲み過ぎる…。


二人ともお酒が好きだったので、

一緒に飲むと飲み比べみたいになるのだ。


その日も私は泥酔していた。


「付き合おっか♪」

いつものノリで私が言うと、


「うん、いいよ♪」

零次が答える。


いつもの軽口だ。


“また、またぁ…”


澪次も陸もそうだ。

そういう色恋は、
他のとこでやって下さい(笑)



夜の世界の色恋的な事に、
巻き込まれるのは嫌だった。


ましてや零次にはこの間、

さらっと逃げられたばかりだ。




私は、私を本気で愛してくれる人が欲しかった。



これ以上ないほど本気で。



“そっか…。

私もウソつきか…。”



零次と話ながら、



明日、
ひろとに全てを話す決心をしていた。