日曜日 3 | 日々自分を愛する★世界を幸せにする

日々自分を愛する★世界を幸せにする

アラフィフ、独身、バツイチ。趣味は海外ひとり旅。2014年、私は不幸と思い込んでいた時にブログを書きはじめ、2020年の今、最高に幸せと感じられるようになるまでの日々、
感じた事をブログにしています。
良かったら一緒に面白がってください(๑˃̵ᴗ˂̵)

怒りながら歩いていた私は、

速攻、


澪次に電話した。

まだ三次会をやってる時間だ。


「場所どこだっけ?」


澪次に尋ねて、

すぐにパーティーに戻っていった。


三次会はさすがに人数が大分減っていた。


それでも懐かしい友達の顔を見つけて、
横に座る…。


怒って別れたはずなのに、

私はひろとの話ばかりしていた。





3次会も終わり、私と澪次は最後まで残っていた。



二人でエレベーターに乗る。



帰り際、澪次に送ってもらいながら、




「帰りたくない…」


とわがままを言った。

ひろとに冷たくされた私は、

このまま、一人で帰りたくなかった。


ひろとのはっきりしない態度に嫌気が差していた。



忘れたかった。


ひろとの事を。


忘れたかった。



何もかも。



私は、

零次の目を見つめキスをせがんた。


一瞬沈黙してから、
零次は仕方なさそうにキスしてくれた。



それでもそのキスは

深く…、深く…。


ひろととは、

全然違う大人のキス…。


“もっと…”


と私は澪次の手を引いた。



「一緒に帰ろ?」


思い切って、言った。



誰かと一緒にいたかった。

誰かに抱かれたかった。


それが澪次なら申し分ない。


「ゴメン、片付けがあるから…」


と澪次。


彼の答えはわかっていた。


結局


キス以上の事はしてくれないのだ。



この人も…。










結局その事が、

この後、

目に見えないほど少しずつ、



私を追い詰めていった。