女流棋士の公式タイトル戦のひとつ、『倉敷藤花戦』は今年が第31期。
倉敷市出身の大山康晴十五世名人の功績を讃え創設され、
自治体が主催(共催だけど)する事が珍しい棋戦。
三番勝負のうち、第1局は東京か大阪の将棋会館で行われる事が多く
第2局と3局は倉敷市でというのが恒例だけれど
今年は大山康晴十五世名人の生誕100周年の記念の年なので
3局全てを倉敷市で開催することになりました。
明日がいよいよその第1局、今日は前夜祭です。
対局場になるのは初めてという、温泉旅館へ伺うと
対局者を含む関係者の皆さんが到着したところ。
対局室の検分が行なわれていました。
旅館の最高級の客室。
200平米超えという広さ。
露天風呂、檜の内湯、広いツインベッドルーム、二間続きの和室、水屋もある茶室、キッチン…
廊下の広さすら尋常じゃない。
検分を横目に、豪華なお部屋をじっくり観察しておりました。
検分後は前夜祭。
温泉旅館らしい、和室の大広間に大きなステージ。
いつもはホテルで行なわれているから、スタッフにとってもなかなか新鮮。
旅館の皆さんには初めて尽くしで大変だったろうと思います。
フォローに回った、自治体の職員さんも大変だった。
経験が無ければ気付かないこと、
気付かないことに気付かないで慌てる場面もありました。
それでも、何とかするのがエライよね。
お互いに察する能力、察しようとする気持ちがあったからこそ。
無事に終了。
明日は対局に合わせて大盤解説会もあります。
平日だからどのくらいのギャラリーが集まってくださるか不明だけれど
盛り上がってくれますように、と祈ります。


