色は私たちのチカラになります。
季節ごとや年ごとで同じピンクでも色が変わる。
ファッションの生み出すチカラです。
先日秋に購入したピンクのトップスを春空の下で着ると、何かが違うと思い玄関を出てすぐまた家にUターンすることがありました。
先週大好きな友人が天国へ旅立ち、彼女の分まで強く生きる、活動すると胸に誓いながらも日に日にチカラがなくなり、目の前のやらなければならないことは溜まるばかり。
日曜日に関しては予約していたジムのトレーニングもキャンセルし(今まで特別な用事以外はありませんでした)
近所の学生時代からの友達に思わず『今日行っていい?』とラインをしたら、すぐに返事があり『来てきて〜』と。
雨の中友達の家まで歩いて行き、数時間後おしゃべりをして帰りました。
友達も去年お姉ちゃんを癌で亡くしたこともあり、この脱力感というか不思議な感覚は理解してくれていて、
二人でたわいもない話をして盛り上がった日曜日の午後。
そのあと帰宅してトリノから届いた箱を開けたところ、
瞬時にいつもの私に戻りました。
美しい色やデザインの数々。
特にイエロー、ブルーと言ったこの時期ならではの新鮮な色。
さっきまでの私はなんだったんだ、とも思いました。
※あえて、、生理前ではなくむしろ精神的にも体力的にも絶好調のタームでこんなに気持ちが落ち込むことは滅多にないことです。
メンタルヘルスにおいて大切なこととして、
・周りの人に悩みを共有すること
これはよく言われていますが、それプラスα何かが「お守りのようなもの」あったほうがよいことを実感しました。
もちろんこうやって急な訪問でも話を聞いてくれる友達の存在はとてもありがたいですが、
また家に帰るといつもの私に戻るのです。
自身のチカラになる「お守り」。
これがあることで、メンタルヘルスのリカバリーも違ってくることを実感しました。
コロナ禍とくにヨーロッパは日本よりもずっと悲惨な状態でありながらも、こうやって飛行機に乗って届いた繊細で色あざかや、美しいものを手にしたとき、
「私のパワーになる」
ということが、手のひらの中から伝わってきました。
そのシーズンのカラーを皆様にはぜひお手に取っていただきたいです。
確実にあなたのパワーになります。
以前のブログでも申し上げましたが、私は「春色、夏色、秋色、冬色」と決めつけるのはやめましょう。
これはコミュニケーション論でよく言われるステレオタイプによるコミュニケーション(意識)の崩壊につながります。
※アメリカで続いているアジア人に対するヘイトクライムもステレオタイプから起こっていることです。単に日常の「ステレオタイプ」は信条にまで影響を及ぼすので実は怖いのです。
色ではなく素材が重要です。 例えば店主は過去のカラー診断で「夏色」と言われて、
しばらくブルーを中心とした色を身につけていたところ、着る物がブルー系ばかりになり、コーディネートがつまらなくなるだけではなく、
ファッションそのものがもつ「その人を引き立てる」とは程遠くなりました。
色ではなく「素材」なのです。
これはニューヨークのバーグドルフで働く友人や日本でカラー診断を最初に持ち込んだといわれるカリスマ先生から教えてもらったことです。
それを実践してみたところ、どんどんコーディネートを通じて毎日が楽しくなることを実感しています。
同じピンクでもマットな素材、サテンの素材、チュールのような軽い素材にのっているかで全くイメージが異なります。
この春店頭においては、普段この色は身に付けないけど「着てみたい」とおっしゃる方が増えています。
皆さま、新たなご自身への出会いにポジティブであることが伺えます。
何度も申し上げますが、カラーはチカラになります。
毎日のエンジンのために旬な色をぜひ取り入れてみてください
●4/1より順次オンラインでもご紹介予定です。
幸せをよぶバードカラー🐧 ヨーロッパではミモザカラーともいいます。
新しい”Wave”というカラー。まさに波乗りをしているかのような爽快な気分になれそうです。
こちらを身につけて「今」という波に乗りましょう!