到着日は遅延などもあるのでできるだけアポは入れずにまずはホテルにチェックインして身の回りを整えます。
まさに「ボヘミアン=自由奔放」な一日。
フランスでは、自由でそこそこお金があり、高級ブランドにとらわれず、本当のよいものに囲まれてオシャレに暮らす人たちを「ボボ」といいます。
「ブルジョワ、ボヘミアン」の短縮語です。
パリジェンヌはボボに憧れ、ゆくゆくはボボになっていくわけですが、
この街がボボをたくさん生み出しているのは街を歩けば一目瞭然です。
まず、みんな急いでいないです。
素敵なお店をチラチラ横見しながらわりとゆっくり歩いています。
日本でニュースでご存知の方も多いと思いますが、到着早々にストで市内までのバスが停まっているということに見舞われて、
私も完全に巻き込まれた一人ですが、だからといってバス停でも怒ることなく仕方ないと諦め、
タクシーをシェアする?と盛り上がっています。
そんなことで私も左岸に住む人とタクシーをシェアしてホテルに到着しました。
次に、大都市ゆえ大通りにはブランドショップ、ファストファッションもありますが、一歩入れば個人のこだわりのあるお店がたくさんあり、他にはないおしゃれなものが手に入りやすい街並み環境です。
さて、私のファーストパリは高校生のときです。
幼なじみの友達との女子二人旅。
今から20年以上も前、親もよく女子高校生二人で行かせてくれたなぁと思います。
一緒に来たのはリボンフレンズでもある時々ブログにも登場するあーちゃんです。
ちょうど高校一年生の冬休みであーちゃんのセレブな叔母様がパリを旅行中とあったので、そこに合わせて行きました。
叔母様ご夫妻はもちろん宿泊はホテルリッツ。
高校生ながらリッツのカフェでお茶をしたり、ロブションでおご馳走になり、
一流とは何かを当時教えていただきました。
その後あーちゃんは医学部に進学し、医大生でありながらフランスにも留学し、その時も彼女を訪ねて行きました。
高校生のときに感じたボボの暮らすパリといま20年を経て感じるパリは何も変わりがないことが、街を一人で歩く唯一の安心材料です。
そして、当時ギャラリーラファイエットで初めて出会ったおしゃれなランジェーリーがAubadeでした。
高校生ながら下着とはこんなに美しいものなのかと衝撃的でした
その後大人になってニューヨークで良い肌着に出会い、
高校生のときから社会人になってからの私のランジェーリーロードはこのようなバックグラウンドで完成していったのだと思います。
明日は一日パリのランジェーリーブティックを巡り、明後日からのショーに備えます。
●宿泊はいつも「左岸」です。左岸は東京でいう谷根千のような下町で芸術文化に身近に触れることのできるエリアです。
タクシーでセーヌ川の上から撮ったエッフェル塔。
ロビーでは暖炉の前でフリードリンクでお茶をいただけます。ブログもここで書いています。
●ホテルから歩いて、デパート「ボンマルシェ」へ。いわゆるデパートですが、混んでいなくてゆっくりみられます。デパ地下もかなりゆっくり見られて、東京の激混みデパ地下と異なり一つ一つゆっくりみることができます。
私の後に入ってきたマダムもミモザの香りに惹かれてとのこと。
ミモザをメインにアレンジメントを作っていただきました。
●夕飯はボンマルシェからの帰り、ホテル近くのかの銘店カフェ「ロンド」で。 パリの老舗中の老舗カフェ。
カフェといってもアメリカのダイナーのような位置付けでお料理も幅広く味わえます。
文豪たちがラウンドテーブルを繰り広げたお店で有名です。