以前内館牧子さんの本で「バタバタ」という言葉は下品に聞こえるから使わないようにと書いてあり、
意識的に「バタバタ」という言葉をやめてみるとバタバタしていても、少し冷静でいられるようになったか気がします。
言葉は社会をつくり、人間をつくるといわれますが、言葉一つで自分の心がけも変わるのはなんとも不思議で言葉の意味深さを改めて認識する年末です。
リボン田園調布は年内28日まで営業です。
したがって12月はお休みの月曜日をつかって少しずつお正月の準備をしてきました。
新年には身に付けるもの（ランジェーリーやパジャマ、お洋服、靴、ポーチ）はすべて新調します。
また、日常のお道具のお箸は毎年新年には新しいものを使い、器もできるだけ縁起にちなんだものを採り入れるようにしています。
というのも、新年に完璧な備えをしてその年にたとえ大変なことがあったとしたら、ああ、あのときこうしなかったからだと思わないためというのもあり、
逆をいえば「ここまでしてこうなったのだから仕方ない」
との想いでどんなことがあっても乗り越えられる気がします。
一番よくないのが「こうしなかったからだ」と後悔することです。
ところで、昔の女性（私の母親世代7-80代の方）はたくましいです。
精神力も体力も非常にタフです。
母の昔話を聞いていたら、私だったら精神的に乗り越えられないと思うことが多々あります。
私の母の例でいうと、100%男の子が産まれるまで子どもを産まなければならないという重圧。
朝から晩まで仕事をし、それに子どもの世話、毎日三食祖父母のご飯作り。「主人」はもちろん毎晩のように留守。
自分の実家には年に一度しか行けない、つまり両親にも滅多に会えない。
今となればあまりに理不尽なことですが、
けどこれらは母に代表されるわけではなく、昔の女性が普通にこなし、しかも心身元気でいたことを考えると、
「自分でできる」日常生活に気をつかい体によいことを積極的にとりいれてきたのだと思います。
母に聞くとその一つが「習わし」だといいます。
・旬なものを食べる、とりいれる
・衣食住を整える
・早寝早起きをする
・夜にはヒカリを浴びない→テレビのスイッチを切る
・節目（お盆、お正月）の習わしを大切にする
→お正月には身の回りのものを整え、新しくする
いわゆるこのような旬や古くの習わしを大切にした暮らし方がタフな精神力をつくる石杖になっているようにも思います。
今の時代では通用しない昔の風習に対してタフである必要はないですが、
ただ、タフでいるためにしていたことは参考になります。
先日から何でも「旬」は大切とお伝えしていますが、昔の人の暮らし方を見ていると「旬」を大切にしていることが非常によくわかります。
私たちはいま人々が開発した色々なものに支配されています。
食べ物のみならずモノの「旬」でさえもよくわからなくなっています。
場合によってはヒトが体に備え付けていたバクテリア退治でさえも「除菌」の世界に浸りできなくなっています。
皆さまそろそろ2020年の構想を練られている頃ではないでしょうか。
私もそろそろ手帳に思いつくことを書き始めました。
その一つが「旬」を意識した暮らし方。
リボンには「私の2020年」のスタートを応援するアイテムがたくさん揃っています。
新しい年の準備がまだの方はぜひリボンにお立ち寄りくださいませ
先日お客様から言われたこと「このお店は確実に空気がよい」。
確かに私も以前のブログでお伝えしましたが、毎朝お店を開けて入った時の空気がものすごくおいしくて深呼吸することが多々あります。
お店はお客様によってつくられています。リボンフレンズの皆さまのパワーがここには確実に宿っていることを感じます。
商品はすべて理由があって私が一枚一枚セレクトしています。
その商品一枚一枚と皆様の息が一致しているからこそお店の空気が美味しいのだと思います。
リボンのアイテムが皆さまの新しい年に寄り添い応援します
年内お目にかかれることを楽しみにしています
●skinのベビーアルパカのニット。お正月の初詣にきて行きます
※初詣は外を歩く時間も長いのでニットが安心です。
待ちきれずにクリスマスに着ました
ニットはボーイッシュなものもが大半でカジュアルになりがちですがskinのニットはざっくりしながらも上品で女性らしさを大切にしたデザイン、軽くて暖かい上質な素材が大のお気に入りです
背中が空気を含んでポカポカ暖かく、着ているだけでホッコリ、幸せな気持ちなります
インナーはOscalitoをあわせています。
デニムはJ Brandです。日本ではもはや入手困難でいつもニューヨークのSaksで購入します。
いちょうさんのセレクトとコーディネートがまた最高に楽しく毎回ワクワクします
お正月には有田焼作家のたなかふみえさんの干支の演技担ぎの絵付け皿などをいただきました。
たまたま私の干支と主人の干支のものがあり、それぞれいただきました。
レクテは私の故郷の「旬」な梶谷農園のハーブや瀬戸内の魚を使った料理を食べられるのでとても気に入っています。
シェフもとても素敵な方です
ミシュラン星といわれる価値は十分にあります
