毎回それに頭を痛めている人は多いと思います。
最たる理由は「何度も着れないのに高い」ということではないでしょうか。
お洋服は店主はいつも申し上げていますが「消耗品」です。
オンオフで着るとか着ないとかわけずにとにかく買ったものをデイリーに着たおして次のお洋服を買うのがクローゼットにも経済的にも健全です。
定番商品といわれながらも各ブランド、バックも靴もカラーバリエーションが毎年異なるのをみると「その年」の色の流行は必ずあります。
オンオフわけてこの洋服はオンの時しかきない、
オフの時しかきないというのは気がついたらシーズン一度も着なかったり、
引き出しから出してみたら服はいたんでないけれど色が「今」の新鮮な色ではなくなり街に出たら自身のファッションに違和感をおぼえたり、
ひどいときは今の日本の夏のクローゼット環境が悩まされている、数回しか着てないのに虫に喰われることもあり
本当にもったいないと言えます。
それ以上に残念なことはコーディネート術が磨かれないことです。
オンオフで兼用できるコーディネートを考えていると、どのような洋服が役立つか自身でわかってきますしそれによりコーディネート術が磨かれます。
さて、大雨が降り警報が出っ放しだった金曜日。
夕方なんとか雨もやみ、渋谷までジャズライブを聴きに行きました。
ジャズは秋をテーマにした曲が多く、まさに秋はジャズがピッタリの季節と言えます。
ジャズにはどのような格好をしていくとよいか。
思いっきりドレスアップもよいですし、デニムでもよいですし、気軽にというよりも自由なファッションで聴きに行けるのジャズの醍醐味です。
けどせっかくの金曜日の夜だし少しおしゃれしたいなとも思うとき。
店主のジャズコーディネートは先日のスポーツジムに行ったときのコーディネートをマイナーチェンジしただけです。
つまり、オン／オフ関係なしに買った洋服は全ての場面で着回します。
カーディガン（Only Heartsエコリブ）とスカート（Skin）は全く同じものを。
インナーと靴、ソックスをナイト仕様に替えてあとは小物でポイントをつけました。
・インナーはSkin→ナイトシーンに映えるOnly Heartsの胸の開きがあるゴールドラメのインナーを。
・胸元にはコサージュを。
スポーツジム兼ジム仲間とランチに行ったときのコーディネート。
・靴はJordan→Gianvitoのショートブーツ。
レッグウェアはソックス→友達のイギリスのお土産のタイツを。
まだウールのコートは着るに早く、かと言ってジャズクラブにはトレンチコートは少しお堅いので、さえらの柄のあるスタンドカラーのコートを。
素材はナイロンですし雨上がりにはぴったり。
宇宙と星、月の柄が金の糸で生地に織り込んであり、ボタンはボタンではなくさえらが得意とする細かいビジューで仕上げてある手の込んだものです。
ご一緒したリボンフレンズのかおりさんもトータルリボンコーデで。
気がついたら靴以外、コートやタイツを含む全身リボンさんでしたと
Oscalitoのカシュクールに同じOscalitoのチュールのカットソーを重ねて。
チュールのカットソーは一枚あると夜のお出かけや慶事にはグッと際立ちます。
かおりさんもオンオフなしのコーディネートがお上手です
カシュクールはお仕事の時やお友達との旅行、ジャズクラブまで何でもいけるのでいつでも着ています
と。
と。インナーをかえることで、場面によるお洒落が存分に楽しめますね
スカートもベーシックなさえらのバルーンスカート。こちらも普段からよくはいてくださっています。
おしゃれ上級者さまです
ジャズは高田恵美さん。ニューヨークと東京を行き来されていて、ニューヨークの有名なライブハウスでもライブをされている方です。
バースデーライブということでニューヨークから彼女の師匠も応援にかけつけて。
秋の切ないソングに彼女の美しい声量に魅了されました
カウンターに通されてお隣のおじさまにお声がけいただき、キャビアをご馳走になりました
やはりおしゃれして出かけるとよいことがあります
お恥ずかしながらあんな瓶詰めのキャビアをごっそりいただいたのなんていつぶりだろうと思いました
ジャズからはじまりキャビアで終わる、素敵な秋の金曜日でした
