皆様、こんばんは。


先日、旅行先で楽しみにしていた水陸両用バスに乗ってきました。乗客は私たち夫婦だけで、思いがけず特別な時間となりました。


バスガイドさんの案内を聞きながら、西目屋村の歴史に触れることができました。


特に印象に残ったのは、ダム建設と鉄の採掘のお話です。


ダムは集落を水没させて造られるため、恩恵を受ける下流の人々が、土地を明け渡す上流の人々一人ひとりに一握りのお米を差し出したそうです。その真心に心を打たれた上流の人々は、移住を決断したと伺いました。


それは単にお米を差し出したのではなく、感謝や申し訳なさ、さまざまな思いが込められたお米だったのではないかと想像しました。


また、昔は鉄の採掘によって村が大いに栄え、「一万円札を持っている人はあの集落の人だ」と言われるほど豊かだったそうです。さらに、その集落には隠れキリシタンが身を寄せていた歴史もあると知り、とても興味を惹かれました。


その話を聞いていると、もののけ姫の世界観や、すずめの戸締まりで草太くんが戸締まりに向かう土地の風景が重なって浮かんできました。


自然豊かな土地に住まわせていただいていること。そして、人間の都合によって姿を変え、寂れた土地があること。


私はこれまでご縁ある土地の歴史や、そこに生きた人々の思いにどれほど心を寄せてきただろうかと考えました。


全く考えてこなかったわけではありません。でも、その思いはまだ浅く、表面的だったのかもしれない。そんな自分の薄さにも光が当たった旅でした。



窓がないバスは気持ちのいい風を感じました。

水位が高いときは木の横線に見えるところまで上がるそうです。



今日もお読みくださいましてありがとうございます。