1月24日(土)


先週、高度異型成と告げられ1週間後のこの日までに治療法


を決めて来る様に言われていました。


心配してお母さんが付き添ってくれたので


先生もまた詳しく手術説明をしてくれました。



円切無痛分娩でも使うリスクの少ない意識のある腰椎麻酔


超音波を使った器具で切除し、手術前日入院で4泊5日とのこと。


「日帰りでできる病院もあるんですよね?」


と聞いたら


「だいたいそういう所は全身麻酔でやるんだけど、デメリットが

あるし、日帰りでも全身麻酔はお金を多く取れるんだよね・・・・」


そういう事もあるんだな~~なんて感心しました。



「それじゃあ円錐切除でお願いしますビックリ


色んな説明を聞けて決心しました。


「そうだね!!円切が一般的だしね。じゃぁ手術日は・・・」


「あ!!2月は15日に祖父の法事があって・・・それ以降でも

いいですか??仕事のシフト作成の都合もあるしな・・・」


「全然いいよ~~!!じゃあ18日入院の、19日手術にしよう」



この日に術前の検査をしていくことに。


・血液検査 (試験管4本くらい)


・レントゲン (上半身・下半身)


・心電図




1月28日(水)


前回の術前検査の結果発表の日。


結果を聞くまで・・・・・頸がん検査じゃないのにドッキドキ。


その日は血液検査でHIV(エイズ)の検査結果もでるので


(もしHIVだったらどうしよう・・・・) と・・・・ガクリ


ここまでくると検査結果恐怖症です。


何でも病気にしちゃいますん~・・・。



いざ呼ばれて中に入ると、


「心電図も異常なし!血液検査は・・・・

 コレステロールが261で高いくらいだね。」


「あ~やっぱり・・・ちゅ


昔からこれだけは高かったので納得。


「まぁ、若いからまだ治療どうこうはないからね。」


心配だったHIVも、肝炎も陰性で、貧血なども全くなく健康


そのものでした。


あと、腰椎麻酔だと手術中意識があるのが逆に怖くて


怖い夢まで見ちゃったことを伝えると、


眠れる薬を点滴に追加してくれることになりました。


これで安心だラブ



2月3日(火)



手術説明・同意書作成の為、旦那サンと病院へ。


麻酔の後遺症の説明や、輸血した場合の同意書などなども。


手術説明で、もし術中出血が止まらない場合は「子宮摘出の


可能性有り」と書かれてまたヒヤッとしたり・・・なく



「これで取り切れれば妊娠できますよね!?」


最後に懲りずにまた聞いてみると


「こればっかりは結果でないと分からないんだよね・・・・・・

 悪い時のことも言っておかないと・・・・」


前回みたく落ち込まずに


きっと取り切れます!!そして絶対妊娠しますにこにこきらきら


先生に笑って自分で宣言してました(笑)



後は看護婦サンから入院で必要なものの説明や、手術時間の確認


などがあって終わりました。






それから手術までの2週間・・・・・・


初めての入院にちょっとワクワクした気持ちで準備をしたり


手術日が近づくと、やっぱり術後の結果が心配で怖くなったり・・・


不安定に心は揺れていたけど、


入院前日に大好きな焼肉ハートを食べに行き、スタミナもついたし


これで手術を乗り切ろうッッケアベア イエロービックリビックリ


気合いを入れて前日は穏やかに眠れました。







今年 1月



円錐切除PDTか・・・・


先生が教えてくれた、実際にPDT治療をされたもーりんサンの


HPでどんな過程で、どんな治療をするのか調べました。



流産・早産のデメリットを考えたらやっぱりPDTなのかな・・・


でも家から電車で2時間以上かかる病院に1か月入院して


通院して・・・ってことを考えるとやっぱり今の病院で受けれる


円切にしようかな・・・


旦那サンも 入院先が遠いとお見舞いとかすぐに行けないし、


心配だね。」 と。


また、次の病院の時に円切の手術内容とか聞いて決断する


事にしました。



 


「高度異型成」「子宮摘出」の言葉を先生の口から聞いて


ものすごく落ち込んでいた時、何気なく旦那サンに



「ねぇ、もし自分がガンだって言われたらどう思う??」


と聞きました。



「う~~ん・・・ そうなのか~ってあんま深く考えないかな。

 もしRiaとおんなじ状況になったとしても、そんなに

 落ち込まないかな・・・・ケアベア グリーン



「えっ~~ショック・ピンクくま??

 あの重い雰囲気の中で医者にがんの手前で、進行してたら

 子宮摘出かもって言われても?????」



「うん。そん時はそん時だよ。

それに手術で治るかもしんないじゃん。なんとかなるよって思う。

それでももしダメだったら、しょうがないか~~って思うケアベア ホワイト

 


「死ぬかも・・・って怖くないのショック・ピンクくま???」



「うん。だってまだ決まったわけじゃないじゃんケアベア ブルー

ダメだった時はあきらめるけどさ~~」




この時の彼との会話は衝撃的だった。



私には絶対出来ない発想だった。




彼のこの言葉は 強がって言ってたり 深い意味とか全く


無く、彼の本心だった。



もし彼が余命宣告されたら、


残りの時間であと何と何が出来るかを考える人


私はあれもこれも出来なくなってしまうを考えてしまうと思った。



その時、それまで悩み過ぎてた自分が居た事に気が付いた。




彼の様に、物事を深く考え過ぎずに、


なんとかなる  なるようになる


その時はその時 悩んだってしょうがない


そう思えることはどんなに楽だろう・・・・・・




私は、何でも悪い事ばかりを考えてしまう。



まだ決まってない事なのに ○○だったらどうしよう・・・


○○だったらもう●●出来ないし、最悪だ。怖い。もう嫌だ。



自分で不安をつくって、自分で勝手につくった不安で落ち込む。


不安は自分でつくるものなんだ。



彼は無意味な不安をつくらず、強引でも安心をつくれる人。



同じ言葉を言われても、彼はプラスに取る。


私は、その言葉の裏を探ったり、深く取りすぎてマイナスに取る。



彼と私の大きな違いにハッとした。



彼の様に 物事をプラスに取ることは 幸せなことなんだ・・・


ジタバタしてもしょうがないんだ・・・・


あれこれ考えたって 結果は同じなら、


笑って楽しく過ごした方がいいに決まってる。


自分でつくった不安に悩む時間はもったいない・・・・


「なるようになる」




暗闇からスッとぬけた様に気持ちが楽になった気がしました。



彼に気付かせてもらってから、


「大丈夫、なんとかなるよ」 



が、病気・手術を乗り越える為の


大切な言葉(おまじない)になりましたにこにこ・ピンクマ








昨年 10月末


初めて受けた市の検診の細胞診で→Ⅲa


昨年 12月24日


コルポ診・組織診を受ける



もやもやした気持ちで忙しい年末年始を過ごし・・・・



1月16日


組織診の結果を聞く為に、旦那サンと病院へ。


昨年さんざんな思いで組織診を受けてからこの日まで


たくさん調べて知識をつけていきました。




組織診では悪い部分を狙って採取し、その組織から


軽度異形成、中等度異形成、高度異形成、上皮内癌、浸潤癌


と診断結果が出ます。




組織診の時の、先生の反応や看護師サンの言葉などで


なんとなく・・・悪いのかもって予感はありました。


だから仕事を休んでもらってまで旦那サンに付き添いをお願い


したんだと思います。




旦那サンの運転で病院へ向かう間も不安でたまらない・・・


そんな中、ゆっくり走る前の車をあおった危ない走り方をした。


私はこういう運転が嫌で、いつも「やめて」って注意してた。


今日は余計にピリピリしてたし、


「今から何しに病院行くか分かってるよね?今はこんな事で

 怒りたくないし、急がなくていいからあおるのやめてムカムカ


「怒りたくないなら,そーゆう細かい事言わなきゃいいじゃんムカムカ



 カッチーーーーンガーン



(細かい私が悪いわけ?こんな事なら1人で来ればよかった・・

 不安で怖いんだよ・・・・今そんな言い方しなくたって・・・・・・)


病院に向かう前に悔し泣きううっ...



いつでも本当にマイペースな人。



でも・・・・いきなりキレた私のキツイ言い方が悪かったんだよね。

同じ口調で返ってくるのは当然だ。




病院に着くと相変わらずどの科も混んでる。


予約の12時過ぎてもなかなか呼ばれない・・・



旦那サンも待合室のマンガ本を読みつくして、何度も外へ


タバコを吸いに出て時間を潰している。



名前を呼ばれるまでの長い長い待ち時間・・・・・

・・・・ もしも・・・ とずっと格闘。



待合室の患者サンも殆ど居なくなり、結局2時間弱待って


まずは1人で診察室に入りました。    ドキドキ・・・



先生とこの前とは違う看護師サンが居る。


なんか入った途端、先生達の表情が重く険しい感じ・・・ムムム



先生「Riaサン、この前の結果なんだけどね・・・。

    ・・・・あんまり・・・・良くなかったんだ・・・・↓↓


私「そう・・・ですか・・・。

   今日旦那サンも来てもらっていて・・・・・

   一緒にお話聞いてもいいですか?」



旦那サンも横に座ると、



先生「今回の検査で、高度異型成という結果がでました。」



(はぁ・・・・やっぱりsarryサンと同じだ・・・・・)


Ⅲaは自然治癒する可能性が高いとか、

妊娠もいつでも大丈夫なんだとか安心してたけど


いきなり高度異型成になっちゃうんだ・・・・ガクリ



先生は複写式になってる説明用紙に書きながらゆっくり


説明をし始めました。



まず、高度異型成は自然治癒する可能性はほとんど無い。


治療が必要な状態で、三つの治療法があると。



① 円錐切除    


 子宮頸部を円錐に切除し検査に出し、どんな組織があるのか?

 どの位の範囲か?をはっきりとさせることができる。


 短所  流産・早産の可能性がある



② レーザー焼灼


 患部をレーザーで一時的に焼いて治療するが、これはすでに

 妊娠していて手術が出来ない場合などにすすめる。

 

 短所  再発する



③ PDT(光線力学的療法)


 光と癌細胞にだけ反応する薬を注射し、癌細胞を死滅させ

 患部を切らずに治療が出来る。


 短所  入院が1か月位、社会復帰に3ヶ月位はかかる

      (皮膚も光に強く反応してしまい、やけどの様になるので

       直射日光に当たれるまでに時間がかかる)


      費用が高く、全国でも数か所の病院しか出来ない




私「妊娠出来るのかが不安で・・・もしも赤チャンが出来るなら

 お金がかかっても、入院が長くても何でもします。

 今の私の状態ならどの選択がいいと思いますか?」



良くない結果でショックだったけど、冷静に聞きました。



先生「Riaサン達には、まだお子さんが居ないからね。

   レーザーはまず再発するから、円切PDTか・・・・

   円切が一般的な治療法で、取った組織を検査出来るから

   奥の方で進行しているって場合もあるし、取りきれたのか

   どうかがはっきり分かる。 PDT切らない分どんな組織が

   あったか分からない。でも妊娠の時の早産とかの心配が

   減るから、入院とお金に余裕があるならPDTかな・・・。

   うちでは出来ないから紹介状を書く形になるんだけどね。

   PDTについては同じ病気でPDT治療したもーりんって女性が

   ホームページに詳しく説明してるから、それ見ると分かり易いよ。」


 私「円切で異形成が取り切れれば妊娠は出来るんですよね!?」


先生「今の状態では入口部分しか分からないから、

   円切の検査結果次第で、取りきれてなかった時は

   子宮摘出の可能性はある。

   だから円切は白黒はっきりするね。」



ズキンッウキャー!


私は ただ 「取り切れれば妊娠できるよ!!!」  


って前向きな言葉が 聞きたかった・・・・・


先生から子宮摘出って言葉を聞いて 涙が出た。



妊娠を強く希望してるって伝えてるのに・・・・・


円切しても子宮が残せるのか分からないってこと??


って不安が増すだけになっちゃうじゃん・・・・





どの治療法にするかを決めて、1週間後にまた来ることに。




重い気持ちで病院を出て、車に乗り込みました。


その日はすごく天気が良くて、どんよりした今の私は


晴れ晴れした景色をなんだか見てられなくて


暗闇にこもりたい気分になった。


シートを倒して横になり視界を暗くして泣きながら家に帰りました。




それから1週間の間


円錐切除PDTか・・・


どちらかを悩み、旦那サンとも話し合い決断しました。