料理教室&BistrotRIANTのメールマガジンです。
料理人・川名克典の料理セミナーでは伝えきれない
技術の裏に隠されているものを書いています。
それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。
おはようございます。
よく雨の降った週末でした。
パンを取りに行ったり、香草を買ったりは比較的夕方になること
が多いのですが、上手いこと出て行かないといきなり降ってくる
様で・・・・・・。
とはいうものの、お天気の様子で買い物に出かけるより、仕込み
の頃合いで出かけるので、何度かぬれてしまいました。(笑)
もうちょっと早く出ればよかったと思っても、あんなに急に降り
始めるなら仕方がないです。
以前このメルマガをお読みのM様からご連絡を頂きました。
そこには、M様のお友達からのメールがご紹介されてました。
とても素敵な内容でしたので、いつか引用させて頂こうと思って
ました。
それは、月が変わった今日にしようと・・・・。m(_ _)m
「脳は行動に付いてくる!という法則をご存知ですか?
脳はやっている行為の中で働くという事です。
やっているうちに、その行為が心を引っ張るのです。
心が引っ張られた状態が、「作業興奮」です。
例えば、鍋を一つ磨いていたとします。磨いているうち
にノって来て、初めは一つだけ磨こうと思っていたのに、
気が付いたら全部の鍋をピカピカに磨きあげていた、と
いう体験はありませんか?
これが「作業興奮」です。行為が心を引っ張ったのです。
実は、この簡単な、一見何でもないような現象の中に、
「境地」が隠れています。
如何なることであれ、その道の達人は、全員が達人の
「境地」に達しています。
毎日毎日、辟易(へきえき)するような代わり映えしない
作業の繰り返しの中から、何かを掴んだのです。
勝負処は、日々の単調な、代わり映えのしない行動の繰
り返しの中にある事を、肝に銘じましょう!
面白くない事を如何に面白くしていくか!
ここに仕事の醍醐味があると、達人達は語ります。」
=M様ご友人からのE-mail=
達人は少ないですが、職人仕事の殆どはこの状態です。
そして想像なのですが、殆どの職人というのはこの状態を求めて
いるように思えます。
何故なのか?
それは人それぞれですから何とも言えませんが・・・・・。
一つに勉強が嫌いだったとか?
とにかく解らずやり始めたら夢中になれたからとか・・・。
忘れたいことがあったとか・・・・。
僕の友人は早朝、目の覚めないうちにこれをよく使ってました。
それは、とにかく包丁で大量の芋をスライスするのです。
「何でそんなに芋ばかりスライスするの?」
「僕、好きなんですよ。朝店に来ても寝起きが悪いから目が
覚めてないんですね。こうして芋をスライスしていると、
だんだん乗ってきて・・・・・。」
「どうせつけ合わせにするのだし・・・・。」
「そうすると、この芋のスライスが終わることには次から次
へと、身体が勝手に仕事を始めて、気がついた頃には昼の
サービスが終わっているんですよ。」
でも、友人も僕も達人になっただろうか?(笑)
そして、こんなシェフの言葉も覚えています。
それは・・・・。
例えば野菜類の「シャトー」ってむき方があります。
和食の場合は面取りに当たるのですが、シャトーは長さを一寸程
に揃えて、両端を少しすぼめます。
殆どの場合むいたそばから、ボールか何かにためます。
ところがあるお店で働いたときに、その時は人参だったのですが、
全部まな板の上に並べさせられました。
それも立つようにです。
「シャトーだから塔の様に立たなくちゃ駄目だ」とシェフは言い
ました。そして・・・・。
「職人仕事は一日中この狭い場所で、同じ事をやっているんだ、
人が何と言おうと、その中に自分の美学を見つけられない奴は機
械と同じだ。おれはこの倒れた人参、高さの違う人参をはねるぞ。」
彼はその美学に何を見つけたのだろう?
今日、僕の「作業興奮」は何を連れてくるだろうか?
そして僕は、そこに見えないものを見つけるだろうか?
今日も、新しいインスピレーションを
迎える、そして、迎えにゆく
1日でありますように。 (^ー^)v
そして・・・
いつも 「ありがとう」
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