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東京中目黒で14年間Bistrotと料理教室を開いております。その14年間とそれ以前3年間。料理セミナーの講師を務めてます。、そのセミナーには、17年間ずっと通われている方がいらっしゃる。という「知る人ぞ知る」魅惑的な内容です。その一部をあなたにも・・・。

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2010-10-08 09:28:26

ちいさい秋 Vol.1197

テーマ:愛される料理(メルマガ版)バックナンバー

料理教室&BistrotRIANTのメールマガジンです。
料理人・川名克典の料理セミナーでは伝えきれない
技術の裏に隠されているものを書いています。


それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  室温二十六度・・・。

  長袖のトレーナーを着て、とても居心地がいい。
  湿度も高くないのだろう。
  最近はいつも肌がサラサラしているからシャワーに入りたい
  って余り思わず、つい忘れる。

  半月前には考えられないほど・・・。


  食欲の秋、読書の秋、運動の秋・・・とはよく言ったものだ。
  何をしても気分がいいのだから。

  
  料理を作るにも都合がいい。


  作り上げてそのまま置いといても、すぐに傷まない。
  作り上げてそのまま置いていても、ちゃんと冷える。
  野菜を冷蔵庫に入れなくても、余り傷まない。

  魚を洗う水がそれなりに冷たい。
  火を入れて美味しい果物が並び始める。


  肉も魚も本来なら、沢山の変化が見られるだろうけれど・・・。
  殆ど養殖、飼育されているものばかりだから、果物ほど変化を
  感じられないかも知れない。

  果物も輸入物ばかり追いかけていると、年中同じものしか見え
  ない。バナナ、パイン、オレンジ、レモン、キウイ・・・。
  

  変化が乏しくなったとは言え、八百屋の軒先には旬の果物が並
  ぶ・・・。スイカは殆ど見かけないし、メロンや苺も・・・。
  みかんもあまり見ない。

  桃、梨、無花果もそろそろまばらになり、葡萄、柿、洋なし・・・。

  先月から洋なしを探してるのに、今年はなかなか出そろわない。


  野菜も、露地物は今一元気がない。

  猛暑の影響が続いている。

  僕の大好きな長葱がいつまでたっも旨そうにならない。
  どんな食材でもそれなりにいいところはあるし、それを見つけ
  るから何とか料理は作れるけれど・・・。


  やはり、その時存在感のある素材を使いたくなる。
  パリッと艶よく育った葱や蕪やアスパラガスや・・・。
  つい手に取りたくなる。

  そして、ゆで上がった、焼き上がった湯気の立つ香りと味が僕
  の前に現れる。


  フランス料理の大御所、ポール・ボキューズ氏の十八番・・・。
  「市場の料理」はそんな料理人の気持ちから生まれたのだろう。


  河岸に行けば、メニューを作れるという料理長は多い。
  素材の「気」が料理人の「気」に応えるのだと思う。
  素材の「気」はそうじゃない人が見ればなにも応えない。
  あくまでもある種の「気」を送った人に応えるだけだ・・・。


  「見えないものを見る」と言うのが、そこにある。

  
  それは例えば・・・。
  道具、機械の様な無機質のものでもある。

  ガスコンロに火をつける時、自動着火でつく、つかない。
  PCを使ってフリーズする、しない。
  車を運転して・・・。
  扉の鍵を開けようとして・・・。


  道具を巧く使いこなす人とそうでない人。
  勿論使いこなしている人が上手くゆくのは当たり前だけれど、
  じゃあ何故だ?


  対照物は同じだ。

  違うのは、それを操作しようとする人が違うと言うこと。
  それを解らないと、いつまでも何故?となる。


  「何でお前がやるとうまく行くんだよ・・・」
  「ブツブツブツ・・・・」

  そして最後に、イライラしてくる。
  


  そんなときうまうくいっている人に聞いてみればいい。
  「ねぇ、イライラしながらやっている?」
  多分答えは「NO」だ。


  ちょっと見ただけでは見えない何かをしている。
  それを聞いてもすぐに変わらないかもしれない。
  彼はそれを感じるのに十年かかったかも知れない。
  だから、やっぱり十年かかるかも知れないけれど・・・。
  
  その違いを知ることが、きっと大切なことだと思う。
  そして、知ったなら・・・。

  ほんの少し人生が変わるかもしれない。
  「僕もそうなりたい」と思った刹那・・・。


  後は、そう思えた分野で、その違いを感じるまで学べばいい。
  いつの間にか、人と違う何か感じる人になる。
  人が見えない何かを見ることが出来る。



  「素材が教えてくれる」って・・・?

  葱や人参やセロリが本当に喋る訳じゃない。
  他の人に見えない何かを見ることができる人が、今、目の前
  に置かれている素材に語りかけて、自分の中から答えを見つ
  けている。
  
  それを「素材が教えてくれた」と言って間違えは無いけれど
  超・現実的に言えば、自分の経験や、感覚や、好みや、体調
  や、気温や、季節や・・・。
  それらが単純に、そして複雑にからみ合って答えを導いたと
  いう事。


  どの分野でそうなりたい?
  何の世界の見えないものを見えるようになりたい?


  色、音、光、土、水、火・・・。味。
  海、山、川、大地、振動、動作・・・・。
  言葉・・・。


  全ての事は自分の発した「気」に呼応する。



  遠い昔、子どもの頃きっと本能で感じていたのに、いつの間
  にか封印しているものがある。
  そこにちょっと触れてやると、魂が喜ぶ・・・。
  秋は、そんなことが起きるかも知れない。



  ちいさい秋を感じたら・・・。
  残された時間の生き方を、変え始める人もいるだろう。
  


今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

いつも 「ありがとう」

メールマガジン「愛される料理」
発行システム :『まぐまぐ!』さん→
http://www.mag2.com/
発行者    :料理教室&BistrotRIANT-りあん-川名克典
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2010-10-07 08:39:29

テリーヌの秘密 Vol.1196

テーマ:愛される料理(メルマガ版)バックナンバー

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それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  「フランス料理屋であのテリーヌって覚えたら教えてくれ」


  二軒目の和食店を辞めるときに、誰かに言われた。
  それが誰だったのか、残念ながら忘れてしまった。
  連絡を取り合っていれば、伝えることも出来ただろうに・・・。

  あの頃は人生が毎日変わっていて接する人々も目まぐるしく
  変化した。


  辞める日の帰りにみんなで飲みに行った時、言われた。

  飲めない僕を送る会で、みんな飲んで騒いでいた。
  もしかしたら僕を送る会ではなくて、何か別の目的だったの
  かも知れない。(笑)


  必死になって過ごした店だけれど未練が無くて、特に淋しい
  気持ちも、後ろ髪引かれる思いもなかった。


  毎朝一番で鍵を開けた。
  地下鉄の駅から続く小さな地下商店街にあった。
  ランチ屋が殆どと、喫茶店、ドラッグストア、何故か米屋。
  せいぜい七、八軒が軒を並べていた。


  通りきって階段を登れば肉屋があった。
  よく賄い用のメンチカツやコロッケを買いに行った。
  その向かいにある小さな公園の入口に軽トラックの後ろ側
  をショーケースに変えた魚屋が毎日午後になるときた。

  ここら辺では馴染みなのだろう。

  夕方行くと、どこからともなく主婦や板前さんが買いに来
  ていた。

  こんな都市で暮らしている人もいるのだと知り驚いた。

  確かに、バイトで来る洗い場の女の子は近所に住んでいると
  言っていたけれど・・・。

  若い子が一人用のマンションで暮らしているばかりだと思っ
  ていた。

  そう言えば、駅からでた通りに古い味噌屋があった。
  米屋も、地下鉄が出来る前からこの地所で店を営んでいたの
  だろう・・・。


  早朝は車も人も少なくて・・・。
  住みたいと思わないその街も、少し好きになった。


  ランチの準備を始めた。
  出汁をひき、米をとぎ、野菜を刻んだ。
  味噌スープと醤油スープを作った。

  まだ、誰もいない階下の倉庫へ行き冷蔵庫から日付を確認し
  て生うどんを四箱抱えた。


  後は店長とバイトの女の子達が来るまで天ぷらを揚げれば・・・。
  一杯五百円程度のうどんをランチだけで数万円以上、時には
  十万円の大台にあげて「大入り」をもらった。


  お客様が入り始めたら誰もなにも言えない。
  オーダーを通す店長の声だけが厨房に響く。
  バイトの女の子達は、まるでベルトコンベアーのように出来
  あがったうどんのお盆を運ぶ。
  
  日本料理店にいた僕は面食らった。
  一人の食事時間が数分、長くて十分足らず・・・。
  テーブルは何度も回転する。

  殆ど二時間・・・。
  鍋焼き味噌うどんとすき焼きうどんを作り続けた。
  時々、かけそばやかけうどんが通る。
  さすがにうどん屋と書かれたのれんをくぐって、ざるそばを
  注文する人はいなかった。

  運ぶ方がベルトコンベアーなら、僕は溶接ロボットだった。
 

  三時・・・・。
  ランチが終わり、グチャグチャに散らかったキッチンを片付
  けた・・。

  途中で足りなくなった長ねぎのクズや・・・。
  うどんが入っていた段ボール箱とパックのビニール類。

  くずかごに入れたつもりの卵の殻、天ぷらの衣が足の踏み場
  もない程散らかっていた。


  まかないの準備をし、客席のワンテーブルを使い食事する。
  店長、ウエイトレス、調理補助のおばちゃん・・・・。
  七人分の食事を作り一息入れた後、仕込みを始めた。

  夜は居酒屋になる。

  とは言っても、近所には六本木も新橋もあるから、此処で酒を
  飲む人は少ない。
  このビルで遅くまで働いた人が、軽く一杯引っかけに来る程度。
  ロボットから板前になった。


  夜十一時になると、殆どお客さんは帰ってしまう。
  僕はランチの戦争状態に備えて、きざみものをした。
  鍋を洗い、まな板をさらし、床に水を流しブラシでこすった。
  
  それだけだった。
  考える時間など無く・・・。
  料理人3年目の僕は、殆どチーフ代理だった。

  送別会の日店長に言われた。
  料理長がお前のこと「とにかくまめな奴だ」と感心していたよ。
  
  ・・・・。

  そうか、まめな奴か・・・。
  料理長はその頃会社が立ち上げた銀座店と掛け持ちで、うどん屋
  には時折顔を出す程度だった。
  店長の気持ちと裏腹に、僕はあまり嬉しくなかった。

  「ま、いいか・・・。まめな溶接ロボットだもんな・・・」



  「テリーヌを教えてくれ」と言ったのは誰だったろう?
  「あのネットリした秘密は何だろう?」と確か言っていた。
  いいところに気がついていた彼は・・・。



  もうその秘密を知っただろうか?

  
  今日から、十月の秘密を喋る料理教室が始まる。
  今月は・・・。


今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

いつも 「ありがとう」

メールマガジン「愛される料理」
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2010-10-06 09:22:37

味の記憶 Vol.1195

テーマ:愛される料理(メルマガ版)バックナンバー

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それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  暑くもなく寒くもなく、丁度いい気温が続いている。
  テカッと晴れているわけではないから、ついプランターの水を
  忘れている。

  気がつくと葉っぱが縮まって、水分の損失を防ごうとしている。

  秋の水まきをしなくては・・・。



  今月の料理が出来た。
  明日からのクラスを待つばかり。

  今月の前菜も野菜を美味しくするテクニックが入っている。
  そしてカタチを変えるテクニックに頼った。



  特に意識しているわけではないが、野菜料理が旨いと言われる。
  理由は、当たり前のことだけれど簡潔な調理法にするからだ。

  そして、簡単ではなくて、簡潔・・・。

  勿論難しいことではない。
  ただ、気を使う必要はある。


  何処まで火が入ったか?
  どんな風に火が入ったか?
  塩はどこまで入れるか?


  他のことは、その後に考えればいいし、場合によっちゃ忘れた
  って大して問題にならない事が多い。


  例えば胡椒を忘れても・・・。
  仕上げにふりかける手がある。
  もっと言えば、和食なら胡椒がなくても食べられる。
  何故か洋食は、塩、胡椒とセットで使うことが必須になっている。
  和食屋上がりの僕にとってセットで使う理由はない。


  例えばカットする大きさが不揃いでも・・・。
  鍋に入れる順序を変える手がある。

  
  南瓜をこうしたい。
  ピーマンをああしたい。
  ブロッコリーをそうしたい。
  シイタケを・・・。
  それが具体的にあればあるほど、上手くできる。
  
  冷蔵庫にある残り物で巧く料理を作れるようになるのは、一つ
  の目安らしいし、そうだと思う。

  巧い人とそうでない人の差は、具体的な料理を思いつくかつか
  ないか・・・。

  具体的に想像できる人は、どんな材料でもそれなりに作ってし
  まう。


  そして具体的に思いつくけれど、作り方が解らないなら・・・。
  学べばいい。

  それは修行であったり、セミナーや学校であったり・・・。
  本であったり。


  味が解らなければ、その料理を作っているレストランに行くか、
  これがこのルセットの味だと言って作ってくれる場所に行くの
  がいい。


  大勢で作っていると、それが曖昧になる。
  教わったとおり、言われた通りに作り上げて行って味が出来る
  みたいな感じだ。


  僕は違う・・・。
  ゴールとする料理の味が、頭の中に出来ていて・・・。
  そこに行くように調理する。
  
  でもそれを話すとその味を知らないと言われる。

  実は・・・・。僕も、知らない。(笑)
  だから、想像する。


  「こんな味にしたい」
  「こんな味にしたい」
  「こんな味にしたい」


  その一瞬に、今までの味の記憶が甦る。
  それは小学生の時の記憶だったり。
  それは先週食べたマカナイの記憶だったり。


  沢山の人が味を想像できない理由は、混ざりモノを食べ過ぎて
  いるから・・・。


  お茶の水美術学園に通っている時、色彩構成のクラスがあった。
  ポスターカラーの色を混ぜないで構成することを何度もやらさ
  れた・・・。

  あれが基礎訓練。


  料理の基礎訓練は、それぞれの素材の味を記憶すること。

  生のキャベツの味、蒸したキャベツの味、焼いたキャベツの味・・・。
  でも、みんなそれだけじゃ美味しくないからと調味料をかけて
  食べてしまう。


  幸いなことに、僕は調味料が氾濫する前に育った。
  更に料理好きな祖母の料理で育った・・・。
  マヨネーズや、ケチャップや、ソースですら余り使わない。
  
  トマトを煮つめて、肉汁を煮詰めてソースを作ってくれた。
  僕が子どもの頃、食卓に市販品のドレッシングが置かれた事は
  なかった。


  友達のうちの食卓には、そう言った調味料が沢山並んでいた。
  だからうちは貧乏なのかなと思ったことさえある。


  基礎訓練は結局毎日の食事だった。
  毎日毎日積み重ねた・・・・。

  学校でプログラムとして学ぶのではなく・・・。
  出来上がったテキストとして学ぶのではなく・・・。

  毎日、素材の味をシャワーのようにあびていた。

  それが、どんなにありがたいことだったのか、
  今になって、はっきりと解る。


  道場六三郎氏の下で働いたことも。
  沢山のフランス料理屋で働いたことも。
  巴里のキャフェで一人仕事したことも。
  ミッシェル・ショーダン氏とチョコレートを作ったことも。
  NYで色々な国の人間と働いたことも。


  全部今の僕を作るのに必要だったけれど、それらも全て祖母と
  暮らした日々があったから。


  祖母の料理を食べ続けたから・・・。
  祖母の料理が僕を育んでくれた。  



  僕がりあんで伝えていることは、祖母が僕に教えてくれたこと。
  それは、想像するために一番大切な事。
  そして、想像したものをカタチにするテクニック。


  だからいつも・・・。
  あなたを料理上手にする自信を心の底に秘めている。
  




今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
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2010-10-05 09:24:40

意味は生まれる Vol.1194

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それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  「何を書こう?」

  この台詞から始まるメルマガは、本当に書き詰まっている時。
  (笑)


  今まで何度この状況に追い込まれただろう?
  それでも何とかつなげている。
  毎日、奇跡的なことに朝がやって来るのだから。


  朝がやってこないなんて、誰も思っちゃいない。
  小説や映画の世界でしかないと思い混んでいる。
  もしかしたらと感じている人でも、本当に朝が来なかったら、
  「嘘だろ」って叫ぶだろう。


  よく、苦悶に満ちた人生を歩んでいる人に「明けない夜はない」
  って台詞で励ましたり慰めたりするシーンがあるけれど・・・。

  へそ曲がりの僕は「本当?」っていつも思う。
  
  地球が太陽の周りを回っているのも、太陽があの火力で燃え
  続けているのも・・・。このスピードも・・・。
  何一つとして、約束されていない。


  たまたま人類がその奇跡的な糸の上にすがって生きていて・・・。

  すがっているという認識がないから皆勝手な事を言って、やり
  たいようにやっているだけ・・・。

  糸が切られたり、はずされたり、たわんだり、ほんの少し揺れ
  ただけで大混乱する。



  ただ「明けない夜はない」を否定する訳じゃない。
  そう思い続けて生きること自体に意味が生まれることを知って
  いるから・・・。
  意味はあるのではなくて生まれるのだ。


  それを人は先取りしたい。
  理由は、人より少し早く先取りできた人が多分・・・。
  今の地球上では富を手に入れられるから。
  


  窓の外では子雀達が、昨日たっぷりとまいた餌に気がついて
  大勢でやって来た。


  プランターの根本は勿論、窓のサンにも置いてみた。
  そうしたら、おっかなびっくりなんだろうけれど、勇気ある
  一羽がやって来てつまみ始めた。


  一つつまむと「あっちきょろきょろ」「こっちきょろきょろ」


  もっと落ち着いて食べたらいいのにと思ってしまうけれど、
  習性なんだろうから仕方がないし、それで満足なのだろう。


  人間や飼われている小鳥とは違う。
  うちのオカメ達は、餌箱の中に顔を突っ込んで黙々と食べ続
  ける。
  後ろから背中を触ってやっと気がつくほどだ。
  それでも、こっちを睨むくらいで逃げようなんてしない。


  人間なら人の目を盗むようにしながら食べても、幸せな気持
  ちとはほど遠い。



  網戸を隔ててすぐそこにいる。
  子雀の仕草は、ほんとに可愛い。
  もし、生き物を飼いたいけれど飼えないと言う方がいらっし
  ゃるならこうして飼えばいい。
  
  小鳥の餌を買ってきて、それをプランターの根本にまいてや
  り、なれてきたら少しずつ窓の付近まで・・・。
  香草とかのプランターだと食べられてしまうかも知れない。


  僕はゴールドクレストの根っこだから、餌と一緒に雑草もつ
  まんでくれて好都合だ。

  そして、網戸の付近まで来たならしめたもの。
  既に飼っているのと何らかわりがない。


  留守を気にしないで出かけられるし、餌だって義務にはなら
  ない。気が向いたときにやれば喜んでくれる。
  飲み水や水浴び用の水を換える必要もない。


  義務も責任もないかわりに、いて欲しい時いるとは限らない。
  肩にのせたり掌で遊ばせたり、鼻とくちばしでキスをしたり、
  そんな事は全部「ほぼ」あり得ない。


  それでも、生き物を飼うのは大変だから・・・。

  目を細めて「可愛い」と言う気持ちになりたいだけなら・・・。
  十分すぎる。
 



今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

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2010-10-04 09:32:53

何処を見る? Vol.1193

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それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  神無月もアッという間に四日目。
  こりゃ、今月も早そうだ。

  
  今日は料理教室が始まる前の定休日・・・。
  この日は殆どの場合、その月の料理を「通し」で作る日だ。
  時間を気にしなくていいから・・・。
  寄り道も脇道も出来る。


  この寄り道や脇道がルセットに厚みを持たせる。
  講義に余裕や面白みや情熱を吹き込む。

  音楽をかけっぱなし、DVDを流しっぱなし・・・。
  適当だ。
  決して真面目ではない。
 
  端から見れば遊んでいるみたいに見えるだろう。
  キッチンは、散らかすだけ散らかす。
  
  
  とにかく作りたい様に作るから、そんな風になる。
  まるで料理初心者が、後のことを考えられずに・・・。
  「今」作っている料理に全てを奪われて、まな板の回りやシンク
  が材料と洗い物で手が付けられなくなっているのと同じ事。

  普段は絶対にやらない。

  
  もしやってしまえば、自分で自分の首を絞めるから・・・。
  常に次の料理を作れる状態にしていなくてはいけないことを何
  年もかけて、身体にすり込ませている。


  職人修行の最初は洗い物だ。
  そのうち自分の包丁を持つことを許され、刻みものなんかやる。
  でも、洗い物も常に山になる。

  この時、片付けながら作り続ける習慣が身体にすり込まれる。

  これは「もの凄く大切な事」だったと、今にして感謝している。
  お金を払ってでも覚えたい習慣だ。
 

  料理教室は「料理の作り方」を伝える場所だから、洗い物など
  しないし、出来ない。

  でも、本来は一緒に身体にすり込むのが一番いい。
  気分がいいから・・・。

  料理が出来たとき、キッチンが片づいている・・・。
  それは、最高に気分がいい。


  特に主婦の方で料理を作るのも、お膳立ても後片づけもされて
  いらっしゃる方は痛感するはず。

  食後の洗い物にうんざりする・・・。
  食器ならまだしも、調理器具までたまっていたら・・・。


  だから、ちょっと気合いを入れて・・・。
  洗い物をエクササイズにしてしまう。
  そして最後は、表面的に軽い気持ちで必死ならいい。


  ただ、それだけ。
  でも、それが出来ないと言う。

  そんなことはない。
  誰でも出来る。
  鼻歌を歌って必死になればいい。


  必死の裏に・・・。

  実は洗い物がたまることに対して嫌悪感をもっている。
  洗い物がたまることが「嫌だ」と・・・。


  料理人はよく言う。
  「この仕事は好きじゃなけりゃやってられない」


  確かにそう思う。
  好きなことを仕事に出来るのはやはり幸せだ。

  睡眠時間を五時間とする。
  食べている時間を二時間とする。
  自由な時間を三時間とする。
  残りの十四時間は仕事を何かしらしている時間だ。


  なんて言ったって、この長い時間を好きな事で過ごすか、嫌い
  な事で過ごすかでは、その時間が人生に与える影響は大きい。

  とは言っても好き嫌いで仕事は選べないと言う人も多い。


  料理は好きじゃないけれど、他になにも出来ないから料理職人
  の道を選んだと言う人もいるだろう。

  職人までなってしまえば、好き嫌いに関係なく機械的に仕事が
  出来るだろうから・・・。それはそれでいい。

   

  結局、好きでやっている仕事も・・・。
  かなり嫌いだからと言う事がある。
  嫌だから必死でやって・・・。
  うんざりするから、その気持ちでさっさと片付けてしまう。


  そして、いつの間にか嫌な部分じゃなくて・・・。
  その後に来る「気持ちよさ」が見えるようになる。

  物事には今見えるものと、その後ろに見えるものがある。
  二つ見え始めたらしめたもの・・・。


  今まで、何処を見て生きて来ただろうか?
  今から、何処を見て生きて行くだろうか?  



今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

いつも 「ありがとう」

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2010-10-03 09:27:05

二度と観ることのないドラマ Vol.1192

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それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  料理教室もビストロもしばし忘れた。


  子供たちが走っていた。
  笑っていた。
  ころんだ。
  そして、本気顔だった。


  花形はやっぱり短距離走なんだなと思った。
  盛り上がりが断然違う。

  全てのプログラムの間、間に入っている。  
  ワンレース、数秒から数十秒で選手が振り分けられる。

  一番から五番まで・・・・・。

  算数の成績順なら笑っていられない子供たちも、多分全員笑顔
  で自分が振り分けられた順位の下で仲間を応援している。


  更に、一人一人の短距離が集まったリレーは・・・。
  何が起こるか分からないから手に汗握る。
  ころぶ子、バトンを落とす子・・・。


  あっ!バトンタッチで立ち止まり順位を落とした。


  あり得ないことが次から次へと起こりながらも競技はすすむ。
  まるで人生の縮図だ。


  マラソンは人生と似ているとよく言われる。
  でも・・・。


  人の一生は人と交わりながらすすむ。
  人と人とが同じ方向で走り続ける時もある。
  学業でスポーツや演劇や音楽で・・・。
  そして仕事で。


  仲間が走り続ける。
  それを観て、自分も奮い立つ。
  誰かがころび順位を落として入ってきた・・・。
  その後に続く者は彼を責めたりしない。
  その時与えられたポジションで立ち向かうだけ・・・。
  

  皆、自分の責任を自覚し全うする。
  皆、バトンが只の棒でないことを知る。
  そのバトンの重みを知っている。
  


  リレーを観ていて思った。

  昔からリレーは選ばれた選手がでるものだけれど、全員参加の
  リレーがあってもいいんじゃないか?


  遅い子から速い子へ・・・。
  速い子から遅い子へ・・・。

  全校一の二人がプライドをかけて走るかも知れない。
  一位で渡したバトンが最下位になる可能性も当然大きい。

  年の違う一年生から六年生へ・・・。
  三年生から五年生へ・・・
  そして、二年生、四年生とバトンは託される。


  ころんだ一年生を抱き起こしてから再び走り始める六年生もい
  るかもしれない。


  実際にあるのだ・・・。

  全校一の子の前で走っている一年生がころび、それを助け起こ
  したために順位を落としてしまう。
  そんなことが人生にはある。


  誰もころばなかったので、いや実はころんだ子が横にいたのに
  走ることに専念し、順位を上げた学校で三番目に速い子もいる
  だろう。
  勿論四年生に抜かれる六年生もいる。


  それでも、最後に結果はでる。
  でも、それは別に正解という事ではない・・・。
 
  それぞれの走者が、何処に目標を置いているのか・・・。
  社会を支えているのはこうした違う年齢の、違う実力の・・・。
  違う目的の人間達だ。


  一時間以上かかる競技かも知れない。
  でも、全員が参加してすぐに全員が応援する。
  全員が応援団であり全員が競技者だ。

  
  どこかでゴールの前で一度立ち止まってみんなで仲良くゴール
  インってやったみたいだけれど・・・。
  それじゃ、大人は子供に大切なことを伝えられない。


  子供たちが生きてゆく社会に順位は歴然と存在する。
  その中で生きるのだから、その中で生き抜く術を・・・。
  その順位の意味を・・・。
  その競争の意味を・・・。
  

  伝える機会を放棄するなんて、大人として愚かすぎ無いか?

   

  昨日は、秋晴れの良い一日だった。
  僕は自転車のカゴに夜なべして(笑)作った弁当を入れ小学校
  までの長い登り坂をフーフー言いながらこいでいった。
  小学校の正門についたときには、鼓動が高鳴っていた。
  それは、坂道だったからだろうか?

  

  そして僕は、二度と観ることのないドラマに出逢った。



今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

いつも 「ありがとう」

メールマガジン「愛される料理」
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2010-10-02 09:03:23

彼の夢 Vol.1191

テーマ:愛される料理(メルマガ版)バックナンバー

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料理人・川名克典の料理セミナーでは伝えきれない
技術の裏に隠されているものを書いています。


それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  「天高く馬肥ゆる秋」


  今時分は、日本各地で運動会や文化祭が催される。
  御多分にもれず、今日長女は学園祭、長男は運動会だ。
  長男の運動会は小学生最後だから、料理教室のない今日で良か
  った。


  もし来週なら僕は行かれない。

  お弁当は深夜に作ってしまった。(笑)



  「明日、お弁当作って下さい。おにぎりは作るから・・・。」


  突然言われた・・・。冷や汗。
  プログラムを見ると、朝のんびり作る時間はないし・・・。
  早朝はこのメルマガがある。(爆)


  メルマガがあるから弁当を作れないなんて言えば、大変なこと
  になる。


  そして、でた答えが二つ・・・。
  一つは深夜にメルマガを書き上げてしまい、早朝に弁当を作る。
  もう一つはその逆。
  深夜に弁当を作り、早朝はいつものメルマガ。



  僕は後者を選んだ。

  理由は・・・。特にない。

  いや、夕べのお客様の後片づけをしながらつい簡単な準備を始
  めたら・・・。作り終えてしまった。
  ここら辺は職人の便利なところだ。


  ある意味、料理製造ロボットの様なモノなのだから。(笑)

  もの凄く繊細な心を持ったロボットだ。
  次世代を背負って立つ。
  次世代の人類のために働く。(笑)


  小さなローストビーフも最後までためらったけれど、結局焼い
  てしまった。
  カットはしていない。
  もししてしまうと肉汁がでるからそのままビニルに入れて脱気。
  (いわゆる真空パックと呼ばれている状態)


  重箱に真空パックのまま詰め込む。

  小さなまな板と小さなナイフと一緒に・・・。

  他のおかずもタッパーに入れてから重箱に詰める。
  そのため水分がこぼれることもないし、洗うのも気が楽だ。

  帰ってきたらすぐに夜のレストランの準備を始めるので、弁当
  箱の後片づけは最小限にしたい。
  

  子供たちが同じ小学校でもっと小さかったときは、母や叔母も
  駆けつけてくれた。
  一度来た叔母が面白いことを言っていた。


  「自分がでた運動会以外、こうして見たことはなかったけれど、
   楽しいものだねぇ。来た甲斐があるよ」



  そうなのだ、知らなかった。
  小学校の運動会は実は自分の子供が参加しようがしまいが見る
  価値がある。


  自分の子供や、姪っ子甥っ子はきっかけでしかない。
  それが証拠に、感動した種目に別に自分の子供たちが出場して
  いたわけではない


  いや中学も高校もかも知れない。
  現に、中学や高校の運動会に見学に行く人もいるだろう。


  そりゃプロ野球やプロサッカーとは違う。
  でも、子供たちが精一杯動きまわる姿を見て感動しない人は、
  滅多にいない。

  目の前に繰り広げられるのは、再び目にすることがないドラマ。



  運動会は比較的わくわく、ワイワイと言った感情が起こる。
  文化祭は・・・。
  長女の小学六年生の文化祭と言うか、学芸会と呼ばれている
  ものを見学して、僕は泣いた。


  「オズの魔法使い」だった。



  あまりにも感動したから・・・。
  撮したビデオをDVDにして、料理教室で配ろうと思った程。(笑)
さすがに親バカと言われるだろうと物言いが入った。


  僕としては、親バカと言うより子供たちの純粋さを感じてもら
  える様に思ったのだけれど、そうはいかないらしい。

  確かに子供たちの劇より、プロの演劇の方が感動するだろう。
  でもプロにないものがあったから泣けたのだと思う。



  感動は人それぞれだから・・・。
  何か感じたい方は、ご近所の学校の文化祭や運動会を時々のぞく
  といい、自分の身内がいようがいまいが何かを発見する。
  
  僕は、思考が物語り系だから運動会や音楽会より学芸会の演劇が
  いい。
  勿論、演目にもよるだろう。


  そして子供達がやるからと、全部が全部感動する訳じゃない事を
  承知している。  
  僕は、冷たい奴だ。
  小学校の先生にはとてもなれない。
  


  昨日何に感動した?
  今日何に感動する?



  「感動なんて・・・」



  投げやりに思っている人に伝えたい。
  もし今日と言う日を退屈に無駄に過ごすとしたらそれは馬鹿だ。



  今日という日は・・・。
  今日という日は・・・。


  なによりも大切で。
  なによりも待ち望んで。
  なによりも欲しくて。

  神様に願って・・・。
  神様にすがって・・・。




  でも・・・。
  ついに叶うこと無く、昨日死んでいった彼の「夢」だから。



今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

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2010-10-01 09:24:47

USP Vol.1190

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  昨日は、久しぶりにビジネスセミナーなんてものに参加した。
  定休日の月曜日や平日都合の良い日にちから選べるなんて・・・。
  滅多にない。

  それも無料で・・・。



  でも、こう言うのは必ず後ろに高額のセミナーがついてくる。
  実際は、そこに誘導する説明会なのだけれど・・・。
  お誘いは最後の最後に十分くらい。
  殆どはその高額セミナーのダイジェスト・・・。
  映画の予告編みたいなものだ。


  ただ、二時間の映画を三十秒の予告編で観るより余程詳しい。

  そして予告編とはいえ、此処でお客様の心を鷲掴みにしないと、
  目的の高額品が売れないから・・・。
  結構核心に迫る事を教えてくれる。


  この中でワークがあった。
  隣や後ろの数名で集まって、自己紹介をする。
  ビジネスセミナーだから、只の自己紹介で終わらず自分の商品
  を説明して・・・。


  その後、聞いた人がその説明で「あなたから買いたい」と思う
  か否かジャッジするという、いわゆる試験がついている。


  使える時間は二十秒。
  TVのコマーシャルと思えばいい。
  僕は一度も観たことがないけれど、ジャパネット高田さんは、
  とても上手いらしい。
    

  二十秒は短い。
  名前と業種を「え~」「あ~」とか言いながら喋っていると何
  も説明出来ないまま終わる。
  みんな、咄嗟のことで「う~」とつまって・・・・。

  名前も何をしている人かもはっきり解らないままゴングが鳴る。

  僕は、こんな風に言ってみた。


  「こんにちは、中目黒で十席足らずのビストロと料理教室を開
  いてます。ビストロは三千九百八十円のコースがとても人気で、
  料理教室は十五年間毎月通って下さる方が数名、十年以上の方
  は十名以上、合計百名様ほど受講されます。講義はとても丁寧
  で優しすぎるくらいの説明で、時々居眠りをする人も(笑)
  それでも後からいくらでも疑問に答える、お抱えシェフのいる
  料理教室です」



  一気に・・・喋り終わって十九秒程・・・。
  講師が「はい終わり」と言う前に語り終えていた。

  「ふ~っ」って感じ。(爆)


  メルマガを毎日書いているおかげだろうか・・・。
  ストップウォッチも無く上手くおさまった。(笑)
  逆に時計を見ていたら駄目だったろう。

  僕の頭の中に時計などあるわけ無いし、行き当たりばったりで
  上手く行くなんて・・・。


  初対面の方々とお会いする際、自分を説明する必要があるから
  多少はまとめてあるけれど、やはり僕は人前で喋ることがとて
  も苦手だ。


  それでも聞いて下さった全員が、僕の商品を買ってみたいと手
  をあげて下さった。ホッとした。

  職人だけれど、講師だけれど・・・。
  僕は経営者なのだから・・・。

  


  あなたから買いたいと思わせるためには、必ずUSPが入って
  無ければならないと講師が説明する。
  USP・・・。「unique selling proposition」※の略


  ※R.リーブスが提案した効果的な広告表現制作のポイント。
  広告には「その商品固有の(ユニークな)売り込み(セリング)
  提案(プロポジション)」がなければならない。
  効果的なUSPの特徴として、次の3点が挙げられる。
  その商品は特別なベネフィットを提供できることを示す。
  その提示は競合他社には真似のできないものでなければならない
  その提示は新規顧客を引きつけるのに十分な魅力あるものでなけ
  ればならない。
          ~weblio辞書より~



  みんな抽象的になるから二十秒でどうしても終わらない。
  僕もメルマガ調に喋ったら終わらないから、どうしても伝えたい
  解りやすい数字を三つ中心に事実を並べた。


  料理人に語らせると、どうしても料理の事を喋りたがる。
  僕も料理のことをしゃべり出せば止まらない。
  僕が饒舌だと思われているのは、教室で料理を語るから。
  他の時間は殆ど喋ることなど無い。
  デートしたら面白くなくて一回で振られるだろう(笑)
   
  だから、巴里での生活が本当に違和感無く過ごせた、
  一日中誰とも喋らなくても何ら不都合が無い。
  世の中で一番苦手なのはセールストークとナンパ・・・。(爆)


  「あっ、今日も日本語使わなかった」
  あの頃、何度も眠るときにつぶやいていた。

  
  今日は料理教室がない・・・。
  僕は、喋ることもなく今月の料理を作るだろう
  喋らなければ、作ることに集中出来る。
  作ることに集中したいから、喋らない。


  そしてその料理が出来た頃、料理教室が始まるから・・・。
  僕は喋りはじめる。

  



今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
引き寄せる一日でありますように。 (^ー^)v


そして・・・

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2010-09-30 09:03:52

使命感 Vol.1189

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  寒さに慣れてきたのか、どんより曇り空だからなのか・・・。
  温かい・・・。
  二十六度は、温かいのだろう。


  十度いきなり下がった時には、随分と寒い様に思えたけれど。

  少し下がって、少し上がって、少し下がってまた少し下がる。
  下がる方が増えて、真冬に近づく。


  東京だから氷点下は少ない。でも・・・。
  トータルすると三十度も違う状況で暮らすわけだ。
  服というモノは、至極当たり前だけれどありがたいものだし、
  よくできている。


  身体だってこの温度差で健康なら大したものだ。
  
  それでも風邪をひけば怠いし寒気がするし、頭痛に襲われる。
  その時は、風邪をひいた自分に腹が立つだろう。
  やになるだろうし、勘弁して欲しいと願うだろう。


  何処でひいたと思い出すだろうか?
  一発で治る薬はないかと考えるかも知れない。

  どちらにしろ、風邪をこじらせて喜ぶ人はいない。
  
  健康な毎日が貴重に思え、健康な毎日を大切に考えはじめる。
  二度とこんな風になるまいと後悔するけれど、しばらくすると
  何故かまた風邪をひく。


  本気じゃなかった。
  今思えば、何処かやはり自分の身体に丁寧ではなかった。



  メルマガを書き始めて、風邪をひかないと決めてから・・・。
  風邪をこじらすことはない。
  少し喉がエガラっぽい。少し頭が痛い・・・。ならある。


  その時が全て・・・。

  その時に自分の身体に丁寧に対応する。
  誰も治しちゃくれない。
  風邪薬より効果がある。

  難しいことではなく、温める、温める、温める。

 

  人それぞれ、あったかいと感じる服装が違うのだから、傍目等
  気にすることはない。
  自分が温かいと感じる様な服装をすればいい。


  丁寧と言ったって薬を飲んで寝る事じゃなくて、その前だから
  仕事をしながら治してしまうことが出来る。


  汗ばんだシャツをすぐに取り換える。
  熱い蜂蜜ビタミンCを飲む。
  仕事しながらだって、その位出来る。

  それは、こう言うこと・・・。
 

  仕事をしながらだって、治せるうちに治す。
  そこしかチャンスは無いと強引に言い聞かせる。

  それを通り過ぎれば、いくら粋がっても、強気になっても・・・。
  行くところまでは行ってしまうからと・・・。言い聞かせる。



  たかが風邪だけれど・・・。
  その風邪がもたらす不調で失う時間が惜しい事を知ったから。

  結局風邪をひかなくなったわけは、そこに行きつく。

  寝込んでも、代わりの人がいる。
  寝込んでも、仕事は回る。

  なんて思っていたら、駄目だったろう。

 

  僕の場合は、本当に店が開けられないし・・・。
  代わりにやってくれる人はいないから・・・。
  それが、現実的に時間を失うまいと思う心を支える。



  思うだけだったら、きっと風邪をひいた。
  でも寄り添う現実のある思いは実現する。

  これが凄く、凄く、凄く、もの凄く肝心な事だ。
  

  僕の場合は、りあんとメルマガと・・・。
  りあんだけじゃ足りなかったみたいだ。
  だから、昔は風邪をひいたり体調を崩した。

  「店を開けなければ給料が無い」という気持ちしかなかった。


  非常に現実的な問題だけれど、何か足りなかった。


  面白いことに料理教室は十五年間無休講だ。

  一度、不意に訪れた祖父の葬儀以外は・・・。
  祖母の葬儀は・・・。
  母の采配で教室のない時に行われた。
  とても感謝している。



  風邪をひいたこともある。ぎっくり腰で歩けなかった日もある。
  でも、それは教室が無い一週間に集中された。
  夏休み、お正月休み、月の第一週目・・・・。
  全て教室のない日だった。


  そして思う。
  体調を崩す一番の原因は・・・。
  その日、その時、使命感を持っているか否か・・・。

  使命感を持っていても、ふとそれから解放されたときに体調を
  崩す人は多いだろう。
  僕も、完全にそのパターンだった。


  それを、メルマガが補完した。  
  毎日配信が使命感になった。
  此処には、金銭的なやり取りがないから、余計に強い。

  僕の気持ち次第で止めるのも続けるのも勝手だ。
  更に突然止めたとしても、誰に後ろ指をさされるわけではない。

  だからこそ、一番強くなる。

  純粋に使命感だけだから。


  報酬を得るためではないのに続けるわけ・・・。

  お金は僕が思っていた以上に大切だった。
  子どもの頃からお金の話はしてはいけないと育った。
  だから、人前では話さないことが美徳だった。

  でも独立して個人事業主になったとたん、お金が全てになった。
  お金のことを考えない日はない。

  現に今だって今月の収支を思っている。(笑)


  でも、そのお金を支えるものがある。
  それは、僕の身体だ。

  その僕の身体を支えるものがある。
  それは、僕の気配りや丁寧さだ。

  その僕の気配りや丁寧さを支えるものがある。

  それは・・・。
  僕の使命感だ。




  だから、お金より大切なものがあると言うことはそう言うこと
  だろう。
  そして・・・。
  使命感を感じたとき、人は人として生き始める。

  
  使命感は、その人の命を支える・・・。
  使命感は、命そのもの・・・。
    

  今を必死に生きている君の使命感は何だろう?
  



今日も、新しいインスピレーションを求めて・・・。
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そして・・・

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2010-09-29 09:26:40

聞き耳を立てて Vol.1188

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  「九月が終わるんだね」
  「ああ、九月が終わってしまう」


  うんざりした猛暑だけれど・・・。
  うんざりした猛暑だったから・・・。
  九月の終わるのが早すぎて・・・。
  九月を何故が一瞬にして失ったよう。

  寂しさを通り越して、呆然としてしまう。
  


  頭の中は来月と師走のメニュー・・・。
  それからクリスマスケーキ。
  十六作目のクリスマスケーキは何にしよう。

  クリスマスケーキだけで軽く一軒の菓子店が作れる。
  もしそんな菓子店を作ったら、向かいに「がと~R」専門店も
  作ればいい。


  お客さんは経営者が同じだとは思わない。
  お客さんから向かいの店(笑)の感想を聞けるかも知れない。
  ライバルは自分だ。



  今月の料理教室が夕べ総て終わった。
  これ以上寒くなってはちょっと困るメニューが入っていた・・・。
  それは前菜の「南瓜の塩アイス」(笑)
  塩キャラメルとか、塩チョコとか流行ったみたいだからこんな
  名前にしたけれど・・・。

  塩で甘味が引っぱり出されるのが最高に解る一品だ。
  

  塩でその素材の良さが引っぱり出されるのを実感するのが味覚
  のセンスを磨く。
  話では分かっている人が多い。多すぎる。


  でも、実際にそれを感じながら作っている人は少ない。
  ほんの少しの塩加減で甘味が変わり、更にほんの少し加えると
  塩を感じる。


  それ以上入れない。
  勿論それ以上入れた方が塩アイスの名にふさわしいけれど・・・。
  入れない方がいい。

  南瓜が、南瓜でいられる。
  で、塩分濃度は好みがあるから皿に散らしておく。
  この方がウンとお洒落だ。


  此処にブルーチーズのソースを添える。

  もしあなたがブルーチーズ好きなら、もの凄く嬉しいはず。
  極上の組合せだから・・・。

  両方とももの凄くシンプル。

  

  アイスクリームは、南瓜と塩と牛乳。
  ブルーチーズソースは、ブルーチーズと生クリーム。
  ブルーチーズの種類だけ、ソースの種類が生まれる。

  僕が使ったのは○○○○○○○○(笑)



  キャラメルソースに変えれば、デザートにも出来る。
  甘いモノが苦手な人にも喜ばれるかも知れない。
  ダイエットしている人には打ってつけのアイスクリームだろう。


  ダイエットしたい人でアイスクリームの大好きな人は多い。
  食べはじめたら止まらないと言う人も多いかも知れない。
  一度でいいから、ずっと食べ続けたいという人もいるだろう。

  実は、そんな人達に最適だ。
  何せソースを添えなければ砂糖も水飴もシロップも入っていない。
  南瓜と牛乳と塩だけだ。



  中目黒には野菜のケーキ屋さんがある。
  前を通るとケーキを選ぶお客さんが列をなしている。

  「野菜のケーキかぁ~」と開店してまもなくの時・・・。
  たまたま空いていたから買ってみた。

  

  野菜で出来ていると言っても野菜はその中の一要素に過ぎない。
  僕の食べたのは、チョコレートの中に牛蒡の味がした。
  ふーん、野菜とお菓子をこうつなげるのかと思った。


  どこかの料理人がジャガ芋にオレンジの香りをつけて売り物に
  していた。
     
  
  どちらも似ている。
  どちらも売れている。
  でも、僕の感性はちょっと違う。
  
  ビジネスの鉄則は売れている物は真似する。
  でも、野菜畑の中で育った僕は・・・。
  

  南瓜が喜ぶ声が聞きたい。
  トマトの笑い声が聞きたい。
  バジルの歌声が聞きたい。

  ジャガ芋が誰かと喋っている。
  キャベツが微笑む。
  長葱がポツリとつぶやく。
  生姜が饒舌になりはじめる・・・。

  
  それは取るに足らないような感性でしかないけれど・・・。

    



  来月の料理はどうしよう・・・。
  来月、野菜は僕に何を教えてくれるのだろうか?
  聞き耳を立てて、野菜の話を聞こうか?    
  穏やかな一日が野菜の声を僕に届けてくれる様な気がする。





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