料理教室&BistrotRIANTのメールマガジンです。
料理人・川名克典の料理セミナーでは伝えきれない
技術の裏に隠されているものを書いています。


それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  おはようございます。

  

  梅雨の日曜日。

  深夜から雨の音がしていた様な気がします。

  「雨音はショパンのささやき」と言ってみたいところですが、
  残念ながら僕にはその感性が無いようです。(笑)



  祭りの後のような気持ちで、食器を洗っていた夕べ・・・。
  真夜中でした。(笑)


  昨日の昼間は、無事に今月の料理教室を終え・・・・。
  やっぱり何処か最終日ということで緊張していたかな?
  ちょっと疲れを感じました。


  とはいうものの、そのまま同窓会の仕込みに突入し七時近くに
  皆が到着して・・・。


  中目黒で待ち合わせた友人達が、りあんの小さな入口から一人、
  また一人と入ってくるのですが・・・。
  名前と顔が一致せず、何処か他人行儀な挨拶を交わしました。



  席順をどうするかの短いボソボソした会話で、タイムマシンへ
  飛び乗る助走が始まりました。


  しばらく、どっちつかずの要領を得ない会話が交わされた後、
  キレのよい何人かが、自らの席を決め始め・・・・・・。
  それに呼応するように、次々におさまってゆく不思議な様子。


  ビールがつがれ、乾杯と同時に「夢」旅行が始まったのです。


  この「夢」に行きつくタイムマシンのスピードはどの位だろう。
  多分、一時間で三十年間という距離を移動するはずです。



  時間という帯が、巨大な力で圧縮されてゆきます。
  時計の針が、ものすごい勢いで逆回りし始めます。


  お互いに年を取った顔を見ながら、話しているうちに・・・・。
  いつしか、三十年前の顔になっていました。


  最初は少しよそよそしく、敬語なんか使う感じで・・。(笑)

  しゃべりながら、時間が五年前、十三年前、三十年前・・・。
  逆戻るほどに口から出る一言ずつが、友達言葉になってゆきます。


  小さな店内を飛び交う言葉に、親しみが増し愛がこもります。

  小さな言葉の背景にある魂が、あの日に戻ってゆく様を感じる
  のは、何と愛しいのでしょう。


  友達言葉になればなるほど、三十年の長さを知り、胸が一杯に
  なります。



  前菜のパテを出して、皆としゃべり。
  二皿目の生ハムメロンを出して、話を聞いて・・・・。
  メインの牛ホホの赤ワイン煮を出した時には、みんな高三の・・。

  あの日の顔になってました。(笑)



  それぞれの人生を歩み、それだけなら殆ど接点が無い様な生活を
  過ごしている者同士なのに、三十年前のたった一年間だけ・・・。
  席を並べあった十八歳をお互いに持っています。


  あの時間はごくわずかだったのですが・・・・・。
  あの時間こそが、永遠だったと思い知るのです。


  数時間で三十年間の旅をし、あの日に会いました。



  そして、雨の音が聞こえました。


  その音が・・・・。



  僕を夢から覚ましました。



     「命短し 恋せよ乙女
       黒髪のいろ 褪せぬ間に

      心の炎 消えぬ間に

        今日は再び 来ぬものを」
  
     = 詞/吉井勇 曲/中山晋平=「ゴンドラの唄」

  
今日も、新しいインスピレーションを
迎える、そして、迎えにゆく
1日でありますように。 (^ー^)v

そして・・・

いつも 「ありがとう」


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