料理教室&BistrotRIANTのメールマガジンです。
料理人・川名克典の料理セミナーでは伝えきれない
技術の裏に隠されているものを書いています。
それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。
おはようございます。
十九歳から三年間、多摩美へ行かず土建屋稼業をしている時、
毎朝、窓辺の音に敏感になりました。
そして空気の匂いに、湿度に敏感になりました。
(今は、鈍感です)(笑)
それは、天気がよいと仕事となり、雨だと休みなのですから。
鳥達のさえずりは、勿論お天気の時だけですが、
小雨が降っていても、聞こえるなら、じきに晴れてしまいます。
鳥のさえずりが嫌いでした。(笑)
早朝、屋根瓦を叩く雨の音が聞こえると、意識を覚醒させずに
もう一度まどろみ始めます。(笑)
寝ているのか起きているのか、わからない漂うような時間を
過ごしながら、耳は雨音を追いかけました。
僕の今までの人生で、一番雨音が好きだった・・・・。(笑)
雨音を愛してすらいた時期です。(爆)
残念ながら、「ショパンのささやき」には、聞こえなかった
けれども。
だんだん小さくなる雨音。
そして、鳥のさえずりがきこえ始めると・・・・。
もう駄目です。
そのまま雨を決め込んで現場に行かないでいると、
親方から電話がかかってきます。
「川名君、晴れたから現場に来いよぉ・・・」と。
催促の電話がいやでしたから、せめて行ってしまいます。
現場に行ってしまえば、もうただひたすらその日の作業に
没頭します。
それ以外のことを考える余裕が無かったですし、若かった
僕は、没頭しやすく・・・・。
そして、没頭したかった。
毎日家の玄関を出てから、没頭という止まった時間を過ごし、
気がついたときは、夜中になっていました。
肉体的には、本当にきつい仕事でしたが、没頭しやすい
仕事ではありましたから・・・・。
休みたかったけれども・・・。
雨音を聴いていたかったけれど・・・。
決して仕事が嫌いだったわけでは無かったです。(笑)
料理人の世界に入っても、同じように没頭しました。
だから、二十八年は、没頭の連続でした。
いいのか悪いのかわかりませんが、没頭することが
生きると言うことの様に思っていた気がします。
今、没頭する時間ばかりにしないようにしてます。(笑)
没頭すると、時間がアッという間に終わってしまうことを
知っている僕が・・・・、
没頭したかった僕が、制御をかけるのです。
少しだけ、ゆっくりと考えながら・・・・。
丁寧に時間を味わいつくしてみたい。
それは、置き去りにしてきた自分の様な気がします。
今日も、新しいインスピレーションを
迎える、そして、迎えにゆく
1日でありますように。 (^ー^)v
そして・・・
いつも 「ありがとう」
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