料理教室&BistrotRIANTのメールマガジンです。
料理人・川名克典の料理セミナーでは伝えきれない
技術の裏に隠されているものを書いています。


それは、料理と人生をおいしくする秘密そのもの・・・。



  おはようございます。


  東京は晴れの日曜日です。
  五月が終わったとたんに、五月晴れです。(笑)
  久しぶりのカラリとした青空に多くの方が背伸びをしているかな?



  僕は、子供時代の七年間を札幌で過ごしました。
  まだ、馬車がポコポコ歩いていたんですよ。
  バス通りを・・・・(笑)


  時々、しっぽの下の方につけてある麻袋から、馬糞が道路に
  こぼれてました。

  小さなワンちゃんの「糞」等は騒ぐ必要もない、マナー違反等と
  誰も言わないのんびりした時代でした。



  人間が動物と一緒になって(今とは違う意味で)暮らしていたの
  ですから・・・・。


  家もまばらで、学校へ行く道に広い畑が広がっていて、そこに馬が
  何頭か放し飼いにされていました。

  とてもいい時代に、転校させてもらったと思います。
  

  当時、転校に伴う僕自身へのマイナス効果は全くなかったです。
  あったとしたら会社員の道を選ばなかった事かな(笑)
  (えっ、それはプラス効果?)

  

  新しい生活は、発見の連続でした。


  学校へ通う道沿いの畑の馬一つ取っても・・・・。
  そんなに近くで馬を見ることは無かったので、ちょっと怖くもあり、
  何も教わってなければ、みんなで(そう風の又三郎達の様に(笑))
  その畑に入って、馬を追いかけたのでしょうが、しっかり規則を
  守ってました。


  いま思うと、あの当時の札幌の子ども達は、親の言いつけをよく
  守っていたというか、どの家族も一塊りとなって暮らしていたよう
  に思います。


  長い冬をその一家で何度も乗り越えてきたからなのでしょうか?
  色々な面での不自由さを、家族で一緒に考えていたように思います。



  例えば、寒い冬を越すために、十一月頃窓枠にビニールシートを、
  張り付けます。

  窓枠は木製ですから、細い薄手の棒で、ビニールシートをおさえ
  釘で打ち付けて貼るのです。

  父を手伝いながら、日曜日にやりました。


  ストーブの煙突掃除も、父と一緒にやりました。
  以前書いた、重い石炭運び・・・。も。


  防寒効果の高いアルミサッシやエアコンになれば・・・・。
  (勿論資源の関係からも、そうならざるを得なかったのですが)
  それらの仕事はありません。


  それは、夢の生活です。今はそうなりました。



  また当時、母はまだ、三十ちょっと過ぎたばかりです。
  不慣れな土地で、寂しいときには、祖母(母にとっては母です)
  に相談したかったでしょう。


  でも、家にはまだ電話がなかったのです。

  毎日十円貯金をして、月に一度か二度、近所の酒屋の公衆電話へ
  行って電話をしました。


  母と一緒に吹雪く夜、十円を握りしめて電話に出かけるなんて・・・。


  母は毛糸のショールを頭からすっぽりかぶり、僕はアノラックを
  着込みスキー帽子を目深にかぶって、手袋をはいて・・・。


  「よしのり、行こう!」と赤(公衆)電話まで走るのです。


  顔に雪が容赦なくぶつかります。
  上気したほっぺたにぶつかった雪は、すぐに溶けてゆくのですが、
  次から次へとぶつかり続ける雪は、ほっぺたを冷たくするのです。



  携帯を一人ずつ持って、暖かいベットから電話できるなんて・・・。
  それも、夢の生活です。今はそうなりました。


  日本中が、夢の生活に覆われました。
  でも、・・・・。

  失われてます。


  何であの、一体感を補えばよいのだろう?


  親が子供と共に「歩む」という一体感。
  レジャーでの一体感でなく、もっと動物的な「生きる」という根源に
  迫るような家族の一体感を・・・。



  養われているとか、教えられているとか・・・。
  そんな気持ちを一切持たされずに、僕は父や母とその時の自分

  なりに一緒に歩んだのです。


  そう、父と母は、一緒に歩んでくれたのです。


  生きると言う一体感を、一緒に歩んでくれた父と母に・・・。
  今、本当に感謝します。


   「人は、皆自分の運命を持っている。唯一やれることは、
   どんな結末になろうとそれに従い、受け入れることなのだ。」
                  =ヘンリー・ミラー=


今日も、新しいインスピレーションを
迎える、そして、迎えにゆく
1日でありますように。 (^ー^)v

そして・・・

いつも 「ありがとう」


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