2つのガラス瓶に水を入れます。
一つの瓶には、「ありがとう」と書いてある紙を貼ります。
もう一つの瓶には、「バカ」と書いてあるものを張ります。
「ありがとう」という紙が張られた瓶の水で作った氷は、きれいな結晶を作りますが、「バカ」と書かれたものは、結晶を作ることができません。
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「きれいな言葉」は、水に良い影響を与える強いエネルギーを持ち、「汚い言葉」は水の結晶をも破壊する負のパワーを持っているとのことです。
この本は、小学校の道徳や総合学習の教材として、いろんな学校で使われたそうです。
校長やPTAの会長が、児童たちにこの話をしたこともあったそうです。
「水は答えを知っている」という本は、ベストセラーになりました。
うーむ、水は字を読むことができるのか!
し、知らなかった・・・(笑)
本には、「言葉の出す“波動”が水に影響する」とあります。
水に限らず、この「波動」という言葉が出てきたら、「これはインチキだ」と思って間違いありません。
ありもしないパワーやエネルギーを、実は存在していることにしたい。
さてどうするか?
一般的には、よく知られていない、でもどこかで聞いたことがあるような便利な言葉はないか?
手あかがついておらず、ダイナミックで神秘的で・・・。
金儲けに必死な輩が、そうやって探し回った結果、「波動」に行き当たったと、僕は思っています。
先ほど、この「波動」を検索してみましたが、怪しげなもの、完全なでっち上げなど、まあ出るわ出るわ(笑)
予想通り、「波動」は、運気アップや開運グッズなどの金儲けに利用されているみたいですね。
物理の量子力学を少しでも勉強したことのある人なら、この「波動」とやらが全くのインチキであることが分かります。
さてと、
水には脳がないので、人間の言葉を理解できません、って何でこんなこと言わなくちゃいけないの?ヽ(`Д´)ノプンプン
でも、こんな声が聞こえて来そうです。
「童話などの作り話を授業で取り上げることもあるんだから、嘘でもいいんじゃない?良い話なんだし」
いやいや、良い話だからと言って、子どもに嘘を教えるのはダメです。
童話は「お話」だと子どもも知っています。
嘘の実験結果を示し、ありもしない現象をでっち上げ、「良い話」を作るなど論外です。
子どもが成長して、実験のインチキに気付いたとき、どうやって説明するのですか?
「キレイな結晶、汚い結晶、分かりやすいじゃないか。それに科学的にどうとか言うけど、まだ解明できていないこともあるだろ?本当かも知れない」
見た目がキレイであることは「善」、見た目の汚さは「悪」と教えることはいいことですか?
「気持ち悪いからやめろ」と、ジャポニカ学習長から虫の写真が外されたこともありましたね?
「解明できていないことがある」
については、おっしゃる通りです。
(宇宙の96%を占めるダークマターとダークエネルギーの正体、17種以外の素粒子の存在など)
でも現在僕たちが、テレビを観、車を運転し、スマホで調べ物が出来るのは、学者、研究者、技術者たちが、綿々と積み上げてきたテクノロジーのおかげです。
物理法則に基づいた技術の開発により、ロケットは打ちあがり、人工衛星は地球の周りを回っています。
「分からないことが存在する」からと言って、「分かっていることに、勝手な理屈を付け都合よく展開」して言い訳がありません。
この本では、「人間の体は、約70パーセントが水で出来ている。水はすべてを知っているので、キレイな言葉を使おう」などとも言っています。
この一文を読んだだけでも、良さ気な事を言いながら、その実、不誠実で、金儲け優先の姿勢がうかがえます。
「70パーセントが水」
「キレイな言葉を使おう」
この二つには、全く因果関係がありません。
売りたいがために、事実として広く知られているものを引き合いに出して、相関関係しかないのに、あたかも因果関係がありそうに言う。
よくあるミスリードの手法です。
前回書いた「疑似科学」は、まともそうなものもあれば、信用度がかなり低いものまでありました。
でもこの「水からの伝言」は、完全なニセ科学です。
金儲けのために創作された「嘘」です。
僕たちは、荒唐無稽な実験と称するものを根拠として、本やDVDを売っているこのような集団に騙されてはいけません。
それにしても、いい大人だったら、容易に分かりそうな、こんなインチキなものを教材として採用した学校の先生たち・・・大丈夫でしょうか?
「“水から伝言“を信じた。だから子どもに教えた」
と言うことなら、はっきりいって、この先生たちはバカです。
小学生の理科から学び直して下さい。
「嘘だと思ったが、いい話なので教えた」
ということなら、
「子どもにものを教えるとはどういうことか」が全く分かっていないので、教師失格です。
おっと、どっちにしてもダメ出ししてるのか僕は。(汗)











