かつては安倍総理の家庭教師でもあった、元警察官僚の平沢勝栄議員は、
「日本語として、ちょっと汚い」
安倍総理のブレーンで、右翼の論客として知られる曽野綾子氏も、
「言葉遣いが汚い」
などとおっしゃっています。
確かに子どもたちが気軽に「死ねよ!」などと言っているのを耳にすると、暗澹たる思いになることも確かです。
僕も「死ね」などという言い方は、なるべく使わない方が賢明だと思います。
でも、このお二人は、ことの本質を全く理解していないようです。
この「保育園落ちた」は、苦境に陥った母親の叫びですよね。怒りの心情を吐露しているわけです。
これが普通の文章だったら、これほどまでに共感されることもなかったろうし、メディアも採り上げなかったでしょう。
政権を直接批判するのではなく、日本を擬人化して「死ね」と言っている。
非常にうまいと思います。
溺れている人が、
「おーい、助けてくれ!!!」
と叫んでいたら、まともな人は「どうやったら助けられるか」を考えるでしょう。
周りにロープはないか、自分で飛び込めるか、近くに協力してくれる人はいないか、などなど。
一方、平沢さんや曽野さんは、
「おい!助けてくれ!」という言い方はダメですよ。
言葉が汚すぎます。
人にものを頼むときは
「申し訳ありませんが、助けて頂けないでしょうか?」
とお願いするのは筋でしょう?
とおっしゃっているわけです。
死んじゃうよ!
言うまでもないことですが、大事なことは「目の前に困っている人がいる」ことを認識し、自分に何ができるかを考え、即座に行動に移すことです。
国会議員、作家という立場にありながら、本質を見極めようとせず、言い方、表現の仕方を問題にして、この叫びを切り捨てると言うのは、どう考えてもおかしい。
もう一つ。
平沢議員は、国会で
「一体、誰が書いたんだよ!それ」と、
ヤジっているところをテレビに撮られてしまったので、ヤジったことを認め、謝罪しましたが、
「やめろ、やめろ」
「書いた本人を出せ」
など、ヤジが飛び交いました。
「保育園落ちた」が、匿名であることを理由に質問をやめるよう求めたり、本人を出せ!って主張したわけですから、ヤジった議員は、
「ヤジったの私だ!」と書いたプラカードを持って国会に来て取材に応じるべきです。(笑)
匿名を批判しておいて、名乗り出ないというのは卑怯だし、筋が通らないと思うのは僕だけでしょうか。