グツグツと煮えたぎる熱湯の中へカエルを入れると、その熱さにビックリしてカエルは飛び出して難を逃れる。
でも、水の中にカエルを入れ、少しずつ沸かしていくと、カエルはそのことに気付かずゆでガエルになり死ぬ。(科学的な裏付けはなく、あくまで例え話だそうですが)
え?何の話かって?(^_^;)
憲法改正に賛成か?反対か?
を国民に問うと、現状は反対が多数を占めるでしょう。
ならばどうするか?
いや、どうしようとしているか?
日本版NSCの設置、特定秘密保護法の制定、集団的自衛権の一部行使容認、自衛隊の活動範囲拡大、他国へ武器を売ることを可能にする防衛装備移転三原則などなど…。
本来は真正面から取り組むべき問題を、圧倒的多数を背景に、姑息な形で外堀を埋めて行くことで9条を実質に形骸化させ、
「な~んだ、9条なんてもう意味ないじゃん!」
というのが「ゆでガエル作戦」です、って言うか、僕はそう呼んでいます。(笑)
これまでのブログの論調から、僕のことをリベラルだと思っている人もいらっしゃると思いますが、安全保障に限って言うと、僕は9条に指一本触れさせないぞ!といった考えではなく、憲法改正派です。
だからと言って、自民党が主張する憲法改正案に賛成しているわけではありません。
こんなものに賛成するくらいなら、今のままでいいと思います。
憲法というのは、国民が従うものではなく、国家権力をしばるものです。
それが立憲主義です。
自民党憲法改正草案を読めば分かりますが、まあ酷いものです。
立憲主義を全く理解していない馬鹿によって書かれたクソ憲法です。
自民党草案の第12条には、
「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない」
とあります。
つまりこれは、「基本的人権」は公益、公の秩序に反しない限りにおいて認められるということ言っており、制限を設けていることを意味します。
これはファシズムですよ。
そのほかにも、
「和を尊べ」
「家族を尊重しよう」
「国旗国歌の尊重義務」
すべてがこんな調子です。
まあ、上から目線でうるさいことこの上ない。
国家権力が、我々国民にかくあるべしと規定し命令する。
国から私たちの生き方を指示される覚えはありません。
家族など持たず、一人で生きていく選択をした人はどうなるのか?
家族を大切にしろ?
時代遅れのクソじじいの説教か!
立憲主義の何たるかを理解していない馬鹿が、せっせと自分たちの都合のいいように作ったものなど受け入れるわけにはいきません。
立憲主義に則っていない憲法ほど怖いものはありません。
ときの権力者の意向で、この国をどうにでもできるからです。
ちなみに、9条の改正と言うと、アレルギーを起こす人も少なくありませんが、少し立ち止まって冷静に考える必要があると思います。
9条を後生大事に守るということは、アメリカ追従路線を取るということとセットなのです。
「アメリカは日本を助けてくれるのか?」にも書きましたが、日米安保条約第5条など、アメリカは2重、3重のしばりをかけ、アメリカ軍が出動しなくていいことにしています。
昨今の中国漁船、密漁船などの動きから分かるように、中国は、どこをどのくらい攻めたら、日本の海上保安庁、海上自衛隊、そしてアメリカがどのように反応するのか、探りを入れているフシがあります。
アメリカが助けてくれないのなら、自分たちで守るしかありません。
長距離ミサイルや長航行距離爆撃機を装備するなど、重武装化して地上戦になるのを極力避けることが必要だと僕は思っています。
護憲と言うと、とにかく9条を守り続ける、改憲と言えば9条を変え、アメリカにさらに追従する、という図式になりがちですが、そんな単純なものではありません。
「憲法は、アメリカから押し付けられたものだから、自主憲法を作る必要がある」
「他の国は、何度も憲法を改正しているのだから、日本も改正すべきだ」
「時代遅れの憲法は変えなければいけない」
「9条のおかけで今日まで戦争をしなくてすんだ。だからこのままでいい」
などは、どれも本質的な議論ではありません。
9条の変更を含め、日本を将来、どのような国にしたいのかを国民全員で考える時期に来ていると思います。